>◇◇原子力産業新聞 2011年8月4日号 ヘッドラインニュース◇◇
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>▼INDEX▼
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>◇国内ニュース
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>・政府 エネ安定化策発表 来夏、電力需給さらに逼迫 全国で1,656万
>kW不足 原発再稼働なければ
>・政府・成長戦略会議「減原発」 国民議論踏まえ結論を
>・賢人会議 技術進化の検証も 下旬にエネ調会議
>・河瀬敦賀市長 敦賀3、4号増設の早期前進を
>・エネ研 再稼働なしケースの場合 来夏にはGDP5.6%減
>・IAEA事務局長 「多くの国は原子力使っていく」
>・避難世帯の生の声聴取 広野町仮設住宅 原産協会が訪問
>・被災地域を支援 下請中小企業商談会の参加募集
>・福島第一・排気筒 10Sv/時のホットスポット確認
>・【原子力ワンポイント】 日本の放射線・放射能基準−−福島第一原発事故
>〈番外編(11)〉 20ミリSvの被ばくでは0.1%のがん増加
>・わが国の原子力発電所運転速報 7月の設備利用率33.9%に 震災影響に
>定検入り、かつてない低水準
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>
>◇海外ニュース
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>・米国ブルーリボン委、使用済み燃料で報告 中間貯蔵施設の建設勧告
>・米NEI 中間報告、「望ましい」と評価
>・英国の新設計画、本格始動 地元が事前作業を許可
>・仏アレバ社 ヒンクリー炉で圧力容器契約
>・インド 国内炉の安全評価・中間報告 既設の設備で対処可能
>・中国 三門原発工事が順調に進展
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>▼HEADLINE▼
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>◇国内ニュース
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>○政府 エネ安定化策発表 来夏、電力需給さらに逼迫 全国で1,656万
>kW不足 原発再稼働なければ
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> 政府は7月29日、当面のエネルギー需給安定策を発表した。その中で、稼働
>中の原子力発電所が定期検査に入り、再起動しない場合、来夏には、国内全基が
>停止状態となり、電力需給の逼迫はさらに深刻化すると警鐘を鳴らした
>上、(1)原子力発電所の停止が広範に生じた場合でもピーク時の電力不足とコ
>スト上昇を最小化(2)計画停電・電力使用制限・コストの安易な転嫁を極力回
>避(3)政策支援や規制・制度改革でエネルギー構造改革を先行的に実施(4)
>経済活性化策としてエネルギー需給安定策を位置付け(5)国民参加の対策とし
>て3年間の工程を提示——の基本的対処方針を示した。今後、秋を目途にエネル
>ギー需給工程表を具体化する運び。
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>○政府・成長戦略会議「減原発」 国民議論踏まえ結論を
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> 政府・新成長戦略実現会議のエネルギー・環境会議(議長=玄葉光一郎・国家
>戦略担当相)は7月29日の会合で、「革新的エネルギー・環境戦略」策定に向
>けた中間的整理を行った。東日本大震災、福島原子力事故を踏まえ、エネルギー
>基本計画を白紙で見直す状況に立ち、省庁横断的に、目指すべきエネルギー・ベ
>ストミックス、エネルギーシステム、国民合意形成のあり方を議論してきたも
>の。玄葉大臣は同日の記者会見で、今回の中間整理に関し、「減原発」の方向性
>を打ち出したいとする一方、最終的な絵姿は、国民的議論を踏まえて結論を出す
>べきとの考えを述べた。
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>○賢人会議 技術進化の検証も 下旬にエネ調会議
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> 海江田・経産相とエネルギー各界の有識者が意見交換する「今後のエネルギー
>政策に関する有識者会議」(賢人会議)の第七回が1日開かれた。
> 意見としては、感情に流されない科学的な判断の必要性、原子力の技術進化・
>安全性向上の検証、産業空洞化を食い止める成長戦略とエネルギー政策の重要性
>などの指摘がなされた。
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>○河瀬敦賀市長 敦賀3、4号増設の早期前進を
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> 敦賀市の河瀬一治市長は1日の定例記者会見で、「原子力発電所と敦賀はこれ
>からも共存共栄していかなければならない」と強調した上で、定期検査中の原子
>力発電所の再稼働については、国への要望として、安全規制体制の強化だけでな
>く、今後のエネルギー・原子力政策のあり方を早急に構築してほしい、とした。
>また、安全審査中の敦賀3、4号機の増設については、「しっかり前に早く進め
>てほしい」と述べた。
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>○エネ研 再稼働なしケースの場合 来夏にはGDP5.6%減
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> 日本エネルギー経済研究所計量分析ユニット需給分析・予測グループは7月
>28日、2011年度および2012年度の「短期エネルギー需給見通し」を発
>表した。原子力発電については、(1)定期点検などにより現在停止中の原子力
>発電所が2011年9月以降に順次再稼働する「9月再稼働ケース」(2)定期
>点検などにより現在停止中の原子力発電所および今後定期点検入りする原子力発
>電所が再稼働しない「再稼働なしケース」——の二つのケースを想定している。
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>○IAEA事務局長 「多くの国は原子力使っていく」
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> 天野之弥・IAEA事務局長は、7月末の来日に伴い、菅直人首相や畑村洋太
>郎・事故調査・検証委員会委員長との会談を行い、事態の収束状況を評価すると
>ともに、IAEAと日本との緊密な連携を確認した。
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>○避難世帯の生の声聴取 広野町仮設住宅 原産協会が訪問
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> 原産協会は原子力被災地の避難者支援の一環として、原産独自に作成した「ふ
>るさとカレンダー」の配布を行っているが、7月末に今回初めて同職員がチーム
>を組んで、いわき市に設置された広野町の仮設住宅在住世帯に同カレンダーを直
>接、個別配布し、被災者の生の声を聞いた。いわき市内の民間企業の施設に避難
>している広野町役場・湯本支所の担当者と打合せを重ねながら、プライバシーな
>どに配慮しながら慎重に行った。
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>○被災地域を支援 下請中小企業商談会の参加募集
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> 原産協会は中小企業庁からの協力要請を受け、東日本大震災で被災した地域の
>中小企業などを支援するため、8月31日に、仙台市の仙台サンプラザホールで
>開く同庁主催の「下請中小企業震災復興特別商談会」に参加する部品調達、加工
>などで被災地域の企業への発注に可能性のある会員企業にダイレクト・メールを
>送付し、同商談会への参加を呼びかけている。
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>○福島第一・排気筒 10Sv/時のホットスポット確認
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> 東京電力は2日、福島第一原子力発電所の1、2号機用主排気筒の底部表面
>で、毎時10Sv以上の高線量を示すホットスポットの写真および詳細を発表した。
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>○【原子力ワンポイント】 日本の放射線・放射能基準−−福島第一原発事故
>〈番外編(11)〉 20ミリSvの被ばくでは0.1%のがん増加
>
> 人口1万人の町で考えると、もともと3300人が将来ガンで死亡すると考え
>られているのが、20 ミリSvの被ばくをした場合、受動喫煙や野菜摂取不足
>によるガンの増加(66人以上)より小さく、十人ほど増えるかもしれません。
>ICRPは合理的に達成できる限り被ばく線量を低く保つことが必要と言ってい
>ます。
> ゲンくん 低線量被ばくではどんな影響があるの。
> カワさん ICRP(国際放射線防護委員会=放射線防護に関する勧告を行う
>民間の国際学術組織)では百ミリシーベルト(Sv)以下の線量での被ばくのこ
>とを低線量被ばくと言っていて、将来がんで亡くなる人が増えると仮定しています。
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>○わが国の原子力発電所運転速報 7月の設備利用率33.9%に 震災影響に定
>検入り、かつてない低水準
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> 原産協会の調べによると、7月の国内原子力発電所の稼働状況は、総発電電力
>量が123億4703万kWh(対前年同期比51.4%減)、設備利用率が
>33.9%(同36.1ポイント減)と、震災の影響に加えて、定期検査などに
>よる停止プラント増により、これまでにない低水準にまで下降した。
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>◇海外ニュース
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>○米国ブルーリボン委、使用済み燃料で報告 中間貯蔵施設の建設勧告
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> 米国でユッカマウンテン計画に替わる使用済み燃料および高レベル放射性廃棄
>物(HLW)の管理処分対策を昨年3月から検討している政府の有識者特別(ブ
>ルーリボン)委員会は、7月29日に中間報告書を米エネルギー省(DOE)に
>提出した。一つかそれ以上の集中中間貯蔵施設の建設を促すなど、5月に輸送・
>貯蔵小委員会が提示した勧告案を土台とする内容で、最長100年の中間貯蔵期
>間中に、最低一か所の最終地層処分場建設サイトを一から選定し直す方針。一
>方、技術審査が中止されているユッカマウンテンの適性については「審議を求め
>られていない」として見解を示さなかったほか、処分場建設候補サイトについて
>も具体的な提案をしていない。
>
>○米NEI 中間報告、「望ましい」と評価
>
> ブルーリボン委の中間報告書が集中中間貯蔵施設の設置のみならず、最終地層
>処分場の建設も勧告していることから、米原子力エネルギー協会(NEI)では
>「満足のいく内容」とのコメントを公表している。
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>○英国の新設計画、本格始動 地元が事前作業を許可
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> EDFエナジー社が二基の欧州加圧水型炉(EPR)建設を計画している英国
>イングランド地方南西部・西サマセット地区の議会は7月28日、同地区内のヒ
>ンクリーポイントCサイトにおける事前準備作業の実施を許可した。
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>○仏アレバ社 ヒンクリー炉で圧力容器契約
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> 仏アレバ社は7月28日、EDFエナジー社が英国ヒンクリーポイント原子力
>発電所サイトで進めている新規原子炉建設計画向けとして、欧州加圧水型炉
>(EPR)二基分の圧力容器の鍛造契約を同社と締結した。
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>○インド 国内炉の安全評価・中間報告 既設の設備で対処可能
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> インド原子力発電公社(NPCIL)は福島事故後、津波やそれに伴う電源喪
>失等に対する国内原発の安全性について包括的な検証作業を進めていたが、7月
>21日に「既存発電所では所内停電に対処し、炉心を継続的に冷却する適切な設
>備が備わっている」と結論づける報告書を公表した。
>
>○中国 三門原発工事が順調に進展
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> 世界で初のウェスチングハウス(WH)社AP1000となる中国・三門原子
>力発電所の建設工事が順調に進展している。
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>◇原子力産業新聞 2011年8月4日号 ヘッドラインニュース◇
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>【発行】 社団法人 日本原子力産業協会 ( http://www.jaif.or.jp/ )
>【編集】 情報・コミュニケーション部(TEL: 03-6812-7103、FAX:
>03-6812-7110、e-mail: shimbun@jaif.or.jp)
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