2011年12月26日月曜日

Re: 前衆議院議員 原田義昭の日記から【ヨッシーマガジン第252号】

>┌◆ 2011.12.26
>
>   ├────────────────────────┐
>     『ヨッシーマガジン』─原田義昭通信 第252号─ 
>   └────────────────────────┘
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>       ★……━━━━━━━━━━━┓           
>       ┃ 今日、私が考えた事  ┃           
>       ┗━━━━━━━━━━━━……☆          
>           ヨッシー日記より
>            (12/13〜12/25)
>
>
>■ロシアでプーチン非難運動             12月13日(火)
>
>  ロシアの下院議員選挙が終わったところ、その選挙に権力側の不正があ
>ったとして揉め始めた。アメリカのクリントン国務長官が勇気を持って非難
>したことが一層火をつけた。政府も表向き調査に乗り出した。ロシアの民主
>主義は、革命以来20年が経つのに、はるか未熟である。プーチンが大統領
>と首相を行き来すること自体不思議なことだが、誰も反対しない。反対すれ
>ばいつの間にか消されてしまうという恐怖が、この国を暗くしている。表現
>の自由も行動の自由も本当の意味で保障されていない。プーチンが情報組織
>出身というのが怖さと不気味さの根拠でもある。
>  プーチンは来春には大統領になる予定、任期は6年に延ばし、再選は妨
>げない。しかし今回の国民運動がアラブ革命のように本物となれば、プーチ
>ンにとっても楽ではない。北方領土問題とサハリン天然ガス問題ではプーチ
>ンの強権政治こそが日本の国益を損なっており、この国が真に民主的、自由
>主義的になることを心から期待する。
>
>
>
>■断固として撤去させよ、慰安婦記念像        12月14日(水)
>
>  韓国で戦時中の「慰安婦問題」を象徴する記念像を、あろうことか日本
>大使館の真ん前に設置したという。慰安婦問題は相互に認識を異にしながら
>遠に決着済みの案件であるが、韓国人は日本相手だと特に執念深くなる。恨
>みを末代にまで残すという意味で記念像を作り、目に見えていやがらせの挙
>に出た。日本または日本人を侮辱する国家的な非例であって、私的とか道徳
>的な問題では済まされない。外務省は単に警告を出すだけという。日本は具
>体的案件でいつも等閑(なおざり)にするので、いざ竹島問題など国益に直
>結する場合でも相手に無視され権威を示せない。
>  本件直ちに在日大使を呼んで撤去、陳謝させよ。
>
>
>
>■中国の違法操業漁船                12月15日(木)
>
>  韓国の巡視艇の警察官が中国の違法漁船を拿捕したところ、その抵抗で
>殺された。韓国中で抗議行動が起こっているが、中国の違法漁業活動が収ま
>る気配はない。昨秋の尖閣諸島問題も然り、中国の違法操業は南シナ海、東
>シナ海の近隣国と手当たり次第トラブルを起こしている。大方は漁民らの経
>済的理由らしいが、国はそれを自由に動がせて海洋権益膨張に利用している。
>  この国の無法者ぶりは酷い。周辺諸国が連帯して中国にその自制を促す
>べきである。米国のクリントン国務長官はWTO加入の10周年でも中国は
>特許、金融などで国際ルールを遵守していないと厳しく指摘した。特許など
>知的財産権の不法管理では世界中に何10兆円の損害を与えている。
>
>
>
>
>
>
>
>■原発事故収束宣言                 12月17日(土)
>
>  首相が原発事故収束宣言をした。さしもの原発事故もようやく冷温停止
>を達成し、次の段階へ進めるということ。新しい放射能の発生はなくなるが、
>すでに起こった汚染除去や壊滅部分の修復や処分、廃炉に向けての作業はこ
>れから始まる。気の遠くなるような作業量と費用がかかる。危険も伴う。
>  そもそもこの収束宣言の意味は何か。原発の事故対策が一定の効果を挙
>げており国民に安心感を与えることを目的としているが、政府の活動成果を
>誇る政治的思惑の方がより大きい。殆ど無意味とか時期尚早という評価もある。
>ならば万一その宣言に綻びでも出ればその反発は限りなく大きい。野田氏も
>かなりのリスクを賭して今回に臨んでいる。政治的立場を超えて、この事故
>が少しづつでも収束に向かっていることは大変いいことと考える。
>
>
>
>
>
>
>■慰安婦論争、野田外交の破綻            12月18日(日)
>
>  いわゆる「慰安婦問題」が妙な風になってきた。韓国大統領が来日して
>いるが、野田首相との首脳会談でこの慰安婦問題が最大のテーマとなってきた。
>バカバカしさにあきれるばかり。そもそも韓国は慰安婦の碑だかをソウルの
>日本の大使館前に建てて怨念を表現するという信じられない非礼をした。日
>本は当然謝罪させ、撤去しろとして外交問題にすべきだが野田氏はそれを黙
>認した。ところが韓国の李大統領は謝るどころか逆にこの問題を正面から蒸
>し返して更に追加的な補償をしろと食い下がる。「盗っ人猛々し」とはこの
>ことで、野田氏も日本もなめられたものだ。そもそも今回の首脳会談とは何
>のためなのか、喧嘩を売りに来たものを何で迎えたりするのだ。事前の調整
>もしない外交とは何なのか。この不手際は野田内閣の外交力の弱さと最早国
>益は守れないという懸念を白日に曝した。
>
>
>
>■北朝鮮金総書記死亡                12月19日(月)
>
>  金正日総書記が死亡した。一昨日死亡したが今日の正午正式発表。これ
>からどうなるか。悪辣非道を重ねた独裁者だが、世界各国どう評価するか、
>全て予想の域を出ない。正恩という若い息子が後を継いだが、こんなのがや
>れるほどこの国は甘くないと聞く。「息子が親父の政策を悪いと反省して方
>針を替えるなどするはずがない。当面は(権力基盤を固めるまで)さらに強
>行に閉鎖政策を取るに違いない」という岡本行夫外交評論家の意見が最も的
>を得ている。どうせ核、ミサイルも拉致もまともに解決はしない、話などの
>ってこない。むしろ弔問外交や政権交代の融和ムードの中で妙な期待、取引、
>妥協をしてあとで吠え面かかないようにすべき。国体が変わらなければ結局、
>骨の髄まで悪辣非道な国家ということを忘れてはいけない。
>  偶然だが、昨日の野田内閣の対韓国「慰安婦問題」処理を見よ。野田氏
>ならまた何かしでかすかも。金総書記は「一昨日」死んでいたのに「今日」
>ニュースで知ったと官房長官は言ったが、昨日の時点で、李大統領は知って
>いたはずだが、どうだろう。
>
>  つまらない余談。北朝鮮異変で極東アジアの安全保障が不安になってきた。
>ついては一川、山岡と2閣僚は担当大臣だから、参議院の問責決議でいずれ
>は内閣改造の形で辞めさせようとしたが、今は辞めさせる時でないと野田氏
>が言い出すような気がするが、穿ち過ぎか。
>
>
>
>
>
>■北朝鮮その後                    12月20日(火)
>
>  北朝鮮金正日総書記の死亡が確定して一日が経ち、さまざまな報道が続く。
>北朝鮮は早々に遺体の安置所の公開などをして権力移行がうまく行きつつあ
>ることを誇る。朝鮮半島の安定と北朝鮮国内の安定化と民主化をこそ祈ると
>いう論調が一番多いが、息子で後継者となった金正恩氏の指導力ではとても
>それが期待できない、余りに若く準備不足で集団指導制とならざるを得ず、
>これで軍部などとうまくやっていけるかなどの慎重論もまた根強い。
>  世の中多少浮かれているようで、横田めぐみさんの両親なども随分おっ
>とりしたコメントをしていたが本当はもっと怒りを出した方がいい。もう娘
>は諦めたのか。
>  私はこの国を未だ信用しない。拉致、核開発、ミサイル発射------どれ
>ほどの約束を破ってきたか、どれほどの国民を苦しめ、それらを餓死させた
>のか。どんなに非難してもしたらない、甘えさせてはいけない。
>  政治に大事な事、最上を望むも、最悪に備える事。
>
>
>
>■北朝鮮への弔意拒否                 12月21日(水)
>
>  政府は北朝鮮への公式弔意を出さず、官房長官の個人的談話に留めた模様。
>金総書記死亡の情報キャッチから次期政権の見通しまで混乱続きの野田内閣
>だが、情に溺れたり、浮かれていけないことは何度も私は指摘した。この悪
>逆非道を尽くした独裁者に如何に弔意を示すべきや、拉致被害者家族の怨念
>だけでも考えてみよ。政治家は怒りを忘れてはいけない。
>
>
>
>■東京官庁街で反原発小屋               12月22日(木)
>
>  用事で東京霞が関の経済産業省を訪問した。ここは私の育った古巣だ。
>霞が関交差点は、国の中央官庁を最も凝縮したような交通要衝。その経済産
>業省コーナーになんと派手なテント張りが雑立し、原発反対!などの立て看、
>のぼりが風にたなびいている。原発反対運動の臨時拠点となっているという
>こと。
>  別に誰が何処でなにを訴えようとそれは勝手だ。しかし行政官庁のど真
>ん中を不法占拠して、汚らしいのぼりを立て、国の内外に恥を晒す。これは
>決して許せない。直ちに叩き出すことが必要である。思うに民主党政権とな
>ってこれら市民運動への規律が緩くなり当局も手がつけられないということか。
>自民党政権の時代ならあり得ない状況。私が東京に暫くいない間に、自分の
>育った官庁街でも如何に規律が劣化したか、見るに忍びない。
>
>
>
>■八ッ場ダム中止撤回と民主党          12月23日(金・祝)
>
>  約束し、中止し、騒がせ、撤回し、赤恥をかき、信用を落とし・・・・
>結局八っ場ダムは当初の計画通り建設されることとなった。思いつきで判断し、
>烏合の衆で決し、責任はだれも取らず、いつまでも便便と言い訳し・・・・
>マニフェストで高らかに謳い上げた民主党の多くの公約は概ね撤回した。
>  「八ッ場ダム」はとりわけ無駄撲滅、「コンクリートから人へ」のシン
>ボルだった。2年半でそのシンボルを撤回するとなるとそのつけは当然に表
>れる。この政権を信用する人はいなくなった。
>  野田内閣は今財政再建、増税をのみ無邪気に叫び続ける。消費税は4年
>間やらないと公約したはずなのに、もう破ろうとしている。民主党内にも三
>桁以上の反対者がいるというのに。何事にもも少し謙虚に丁寧な説明がいる。
>
>
>
>■街頭演説                     12月24日(土)
>
>  党本部指示で街頭活動を行った。朝は地元の初冠雪という寒い一日であ
>った。街宣車を回しながらの活動で確実に緊張感が湧いてくる。話すネタは
>たくさんある、しかし民主党の攻撃ばかりでは有権者は納得しない。我が党
>と私が何を目指すか。この国の国益を守るためにはどうすべきか。大通りに
>面しての演説であったが、前を通る自動車からは多くの悪くない反応を頂き、
>意を強くしているところ。その期待にしっかり応えなければならない。
>  年が明ければ一気に選挙モードになる。むしろ煽りたてて与党を解散に
>持ちこむことが我が方の戦略でもある。
>
>
>
>
>
>■来年度予算案に見る民主党の苦悩          12月25日(日)
>
>  「規律なき予算」、「日本売り」、「財政再建後回し」,「公共事業再
>開続々」、「マニフェスト総崩れ」、「一体改革に暗雲」、「コンクリから人、
>かすむ」・・・・・いずれも昨日発表された国の来年度(2012年度)予算案に
>対する新聞(朝日、毎日)の大見出しである。
>  総額90.3兆円、税収42.3兆円、国債新発分44.2兆円、借金依存度49%・・
>・・・・・今国の財政は本当に良くない。そのうえで民主党政府は肚を括って、
>思い切って財政支出を増やし、借金を積み増し、だから増税(消費税アップ)
>しかない、という戦法に出た。あのマニフェストは無駄を削ることで国民の支
>持を得たが、復活の八ッ場ダムで舵を切ったとされていること。新聞が酷評
>するのも無理はない。これらの数字には震災復興関連は巧妙に外されている
>ことも知らなければならない。               
>  だれがやっても難しいが、一体野田は何を考えている、という論調が多
>くなった。
>
>  民主党の若手が一人離党した。八ッ場ダムの処理に抗議しただと。攻め
>るも政治家、守るも政治家、仕方がないか、他人事だが。
>
>
>
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
>□■ 発 行:前衆議院議員 原田義昭事務所
>■□ 関連ホームページ: http://www.y-harada.com
>□■【原田義昭 本部事務所】(筑紫野市) 
>   〒818-0068 筑紫野市石崎1-6-5
>   TEL:092-928-8061
>■□【原田義昭東京事務所】
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