>
>前回からの主な変更点は以下のとおり。
>
>1.原子力発電所関係
>・2号機原子炉格納容器内部の水位測定及び水温測定を実施(3月26日9:40から12:30)。水位は格納容器底部から約60cm程度にあること、水温は約48.5℃から約50.0℃の範囲であることを確認。
>原子炉格納容器内部の調査終了に伴い、原子炉格納容器への窒素封入量を0m3/hから5m3/hへ変更(3月27日12:06から12:10)
>・3号機タービン建屋地下の滞留水を雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送(3月26日10:10から16:34)
>・4号機使用済燃料プール一次系フレキシブルホース交換及び二次冷却系のポンプ吸込ストレーナ交換等を実施するため、使用済燃料プールの冷却を停止(3月27日5:41から)。温度上昇率は0.544℃/hと評価
>・淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水を濃縮水貯槽に送る配管(耐圧ホース)より漏えいを確認(3月26日8:30頃)。東京電力によると漏れた水の一部は排水溝へ流れ込んでおり、発電所敷地外への放出の有無について確認を実施。また、淡水化装置(逆浸透膜式)を停止し、水の漏えいはほぼ停止(同日9:00頃)。本事象に関連し、セシウム吸着装置(3月26日17:00)及び第二セシウム吸着装置(3月26日17:29)を停止。
>その後、現場を詳細に確認したところ、漏れた水の一部が、付近の一般排水用の排水溝に流れ込んでいることが確認されたため、漏れた水、排水溝内の水(上流側および下流側)、1から4号機側放水口から南側に約300m離れた一般排水用の排水溝出口付近の海水及び淡水化装置濃縮水について、サンプリングを実施。分析結果及び現場状況より、一般排水用の排水溝出口から放射性物質を含む水が海に流出したものと判断。調査の結果、東京電力では、漏えいは排水溝を跨いでいる箇所においてホースを繋いでいるフランジからホースが外れたことにより発生し総漏えい量は約120t、排水溝へ流出した量は最大で約80リットルと推定。漏えい箇所周辺
に滞留していた水について、タンクへの移送を実施。
>・4号機原子炉建屋付近において、重機により掘削作業を行っていたところ、埋設配管からの漏えいを確認(3月27日9:30頃)。現場を確認した結果、漏えいした配管は撤去予定の4号機変圧器防災配管で、漏えいした水はろ過水であること及び漏えいが停止していることを確認。
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