2012年4月29日日曜日

Fw: ナトリウムとカリウム

>前回、ナトリウムとカリウムの関係はがんにおいてある特徴があるとお伝えしました。
>
>生きていくのに必要な栄養素の中で、
>たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)、ビタミン、ミネラルの5種類が「五大栄養素」です。
>
>この中でナトリウムやカリウムは16種類の必須ミネラルに含まれている物質で、
>人の生命活動や維持に欠かすことの出来ないものです。
>
>ではナトリウムやカリウムの働きにはどのようなものがあるのでしょうか。
>
>ナトリウムの働きの一つに血液や細胞の体液の浸透圧の調整がありますが、
>それをカリウムと一緒に行っています。
>
>ただしその存在場所が、ナトリウムのほとんどが細胞の外に、カリウムは細胞の中に存在し、
>この比率が常に一定に保たれています。
>過剰にナトリウムを摂取すると、細胞内にナトリウムが増えて、
>このとき水分も一緒に細胞内に入ってくるので、細胞が膨張してむくんでしまいます。
>この膨張した細胞が血管を圧迫して、高血圧の原因になります。
>
>ここでカリウムが登場、カリウムは細胞の中の余分なナトリウムと水分を排出します。
>ナトリウムによる高血圧を予防し、手足のむくみを解消するミネラルとして効果的です。
>お互いで生命活動の維持に大切な役割を担っているので、
>この2つの体内バランスを一定に保持することが健康に生きるうえで重要です。
>
>理想的な健康な体の条件は、ナトリウムが細胞の外、
>カリウムは細胞の中に適量が分布していることです。
>
>ここで、なるほどと思う研究結果があります。
>冒頭に、ナトリウムとカリウムの関係はがんにおいてある特徴があると書きました。
>それは、ある研究発表によるとがん患者さんの細胞を調べると、
>細胞内ナトリウムの比率が大きいということです。
>
>この研究結果は、塩分摂取の多い日本人の胃がん患者が、欧米人に比べ約10倍という事実と合致します。
>また、塩分摂取量の多い都道府県の胃がん発症率が高い、という結果とも一致してしまいます。
>ただ、ナトリウム摂取量が多いからなのか、
>カリウム摂取量が少ないからなのか、その調査結果まで言及されてませんから一概には断言できません。
>しかし、塩分摂取量の多さとがん発症率の高さは無関係ではなく相関関係にあることに間違いはありません。
>
>次回はその関係について考えてみたいと思います。
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