Fw: 第２５号＜亜熱帯日本＞

>週明けの月曜日、皆さんいかがお過ごしでしょうか？
>
>台風４号が上陸して足早に過ぎ去ったと思ったら、今度は前線を伴う低気圧による大雨。
>和歌山県の広範囲で水害が発生したり、奈良県では県道沿いや国道沿いで斜面の土砂崩れ
>や崩落が発生しました。昨日は活発化した梅雨前線の影響で九州地方や山口県が大雨に見
>舞われ、土砂崩れや浸水が起こっています。
>
>最近の日本の気候はオカシイですよね！　私が子どもだった頃、梅雨というと、１日中シ
>トシトと雨が降っていた記憶がありますし、それは大人になってからもそうだったと思い
>ます。しかし、ここ数年、何かが狂っているとは思いませんか？
>
>東京地方は、今日は朝から曇り空。しかし、この時間まで雨は降っていません。関東甲信
>地方が梅雨入りしたのは６月９日でした。日本気象協会のtenki.jpというウェブサイトで
>東京の過去の天気を調べてみると、梅雨入りした９日から昨日２４日までの間にはっきり
>雨マークが付いているのは２日間のみです。（ただし、１５時の観測速報となる。アメダ
>スのデータをもとに判別しているので、実際と異なる場合がある。旨が但し書きとして記
>載されています）
>
>（参考：日本気象協会tenki.jp　東京の過去天気ー２０１２年６月ー
>　URL:http://tenki.jp/past/pref-16.html?year=2012&month=6）
>
>九州北部（山口県を含む）と和歌山県のある近畿地方は６月８日が梅雨入りでしたが、例
>えば長崎県の雨マークは４日間、和歌山県は３日間、となっています。もちろん、時刻に
>よる差もありますし、同じ都道府県内での地域による差もあるでしょう。でも、何となく
>雨の日が少ないような気がしないでしょうか？　少ないけれど降る時は大降りという感が
>否めないのですが、皆さんはどうお感じになっていらっしゃるでしょうか？
>
>私は気象の専門家ではありませんので、根拠もないのに無責任なことを書くわけにはいき
>ませんが、気象庁のウェブサイトに気象統計情報ページがあり、その中に「過去の気象デ
>ータ検索」という項目があります。
>
>　（参考：気象庁　過去の気象データ検索
>　　URL:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/）
>
>ためしに、都道府県から東京を選択して地点からも東京を選択してみました。「年ごとの
>値を表示」を選択すると、東京都東京の気温・降水量・日照時間などのデータを見ること
>ができ、さらにそれぞれの詳細データも用意されています。
>
>私が生まれた１９６１年から２０１０年までの５０年間を１０年ずつに区切って比較をし
>てみると、かなり興味深い事実が分かりますので、それをご紹介いたします。
>
>年間平均気温（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　１５．４℃
>１９７１〜１９８０　１５．６℃
>１９８１〜１９９０　１５．８℃
>１９９１〜２０００　１６．４℃
>２００１〜２０１０　１６．６℃
>
>最高気温年平均（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　１９．７℃
>１９７１〜１９８０　１９．６℃
>１９８１〜１９９０　１９．４℃
>１９９１〜２０００　２０．１℃
>２００１〜２０１０　２０．３℃
>
>最低気温年平均（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　１１．６℃
>１９７１〜１９８０　１２．１℃
>１９８１〜１９９０　１２．４℃
>１９９１〜２０００　１３．１℃
>２００１〜２０１０　１３．４℃
>
>最高気温３０℃以上の日数（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　４８．２日
>１９７１〜１９８０　４４．３日
>１９８１〜１９９０　４１．６日
>１９９１〜２０００　５０．８日
>２００１〜２０１０　５３．１日
>
>最高気温３５℃以上の日数（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　２．５日
>１９７１〜１９８０　１．１日
>１９８１〜１９９０　１．１日
>１９９１〜２０００　３．６日
>２００１〜２０１０　４．８日
>
>年間合計日照時間（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　１９６１．４時間
>１９７１〜１９８０　１９７９．８時間
>１９８１〜１９９０　１９６０．５時間
>１９９１〜２０００　１８９１．４時間
>２００１〜２０１０　１８９９．９時間
>
>全天日射量：単位ＭＪ／平米（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　１１．１ＭＪ／平米
>１９７１〜１９８０　１１．１ＭＪ／平米
>１９８１〜１９９０　１１．５ＭＪ／平米
>１９９１〜２０００　１１．９ＭＪ／平米
>２００１〜２０１０　１２．６ＭＪ／平米
>
>雷の日数（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　　９．６日
>１９７１〜１９８０　　９．６日
>１９８１〜１９９０　１１．０日
>１９９１〜２０００　１３．２日
>２００１〜２０１０　１４．６日
>
>年間降水量合計：単位ｍｍ（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　１３４５．０ｍｍ
>１９７１〜１９８０　１４４０．９ｍｍ
>１９８１〜１９９０　１４２８．８ｍｍ
>１９９１〜２０００　１５２９．３ｍｍ
>２００１〜２０１０　１６２８．２ｍｍ
>
>降水量５０ｍｍ以上の日数（１０年間平均値）
>１９６１〜１９７０　　５．８日
>１９７１〜１９８０　　７．２日
>１９８１〜１９９０　　７．１日
>１９９１〜２０００　　８．８日
>２００１〜２０１０　１０．９日
>
>さあ、いかがでしょうか。５０年間の変化を見ると、何か恐ろしくなりませんか？
>
>年間平均気温は１．２℃も上がっています。最高気温や最低気温の年平均も上がっていま
>すし、最高気温３０℃や３５℃の日数を見ても暑い東京がイメージできますよね。また、
>日照時間は減っているのに全天日射量は増えています。受ける太陽放射量が増えていると
>いうことになるでしょうか。
>
>年間降水量もかなり増えていますし、関係があるかもしれませんが、雷の日数や大量に雨
>が降る日数も増えています。
>
>地球温暖化とは言えども、かなり異常なことだと危惧しています。少なくとも、私が小学
>校や中学校で習った時には、東京は温帯だったはずですが、確実に亜熱帯化していると言
>えるのではないでしょうか。
>
>私は、中米に４年ほどおりましたので、年々気候が似てきているのを肌で感じる今日この
>頃です。
>
>これからは熱中症の季節でもあります。健康管理に注意をしていきましょう！
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