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2012年7月2日月曜日

Fw: asyu GP 野呂美加さんと放射能対策(大阪大学 菊池誠) : 会員番号 4153 番

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http://bn.merumo.ne.jp/backno/lBodyView.do?issueId=2012070205170600552428000
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>野呂美加さんと放射能対策(大阪大学 菊池誠)
>http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/301.html
>GP 301 2012/7/01 09:25:29
>投稿者: 会員番号4153番
>
>「当然過ぎるほど当然ですが、この記事は、心配している親を非難したり馬鹿にしたりするために作ったわけではありません。野呂さんの発言は科学的にでたらめなので(そこは譲りようがありません)、ついていくべきではないという注意をしています。
>
>世間の流れからすると、野呂さんを批判しないほうが僕にとっては安全なのだろうとは思いましたが、見過ごしにできないので。この記事によっていろいろな非難がくるだろうということは想定しています・・・」
>
>
>kikulogから
>(リンク切れ)
>
>野呂美加さんと放射能対策
>2011/8/23
>
>カテゴリー » その他
>そろそろさすがに見ていられなくなりつつあるようですので、「チェルノブイリへのかけはし」代表の野呂美加さんのとんでもない発言とその他について、書きます。
>
>「チェルノブイリへのかけはし」は、特に子どもの内部被曝の危険を強く警告してきた団体で、彼らがひらく放射能に関する講演会はNHKテレビでも紹介されたことがあります。また、彼らが行った子どもの被曝調査も新聞で紹介されました。非常に精力的に放射能の危機を訴えているグループです。
>
>サイトはここ
>
>http://www.kakehashi.or.jp/Link
>
>小さい子どもをもつ親の不安を思うと、これは微妙な問題です。NHKでも、子連れのお母さんがたくさん参加していました。
>
>もちろん、それが本当に意味のあることならいいのですが、少なくとも野呂さんの主張はかなりめちゃくちゃで、科学的にはまったく信頼できないことがわかります。そして、その科学的に信頼できないかたが、さらに怪しい放射能対策を勧めているところが問題です。放射能の知識そのものがかなりダメなので、対策ももちろんダメで、そこにEM菌やらなんやらが顔を出すわけです。
>
>彼らはECRRのバズビー氏や内部被曝脅威論の肥田舜太郎氏を支持しているのですが、組織としてのECRRの主張はともかく、バズビー氏個人はかなりめちゃくちゃなことを言うので、まったく信頼できません。また、肥田氏についても、ご自身の体験に基づくことはわかりますし一定の敬意は払いたいと思うものの、鼻血や下痢は内部被曝のせいだと言っている時点で医学的には信頼に値しないと思います。
>
>公式サイトの「健康相談」
>
>http://www.ironnakatachi.com/kenkousoudan/Link
>
>を見ると、鼻血や下痢を低線量被曝の症状としています。これは肥田舜太郎医師の説に沿ったものかと思いますが、もちろん、放射線被曝によってこのような症状が出るのは桁違いに多く被曝した場合です。福島県内でフォールアウトによって被曝したかたでも、これはありえないと断言していいはずです。まして、東京ですから。
>
>事故当初、鼻血や下痢を低線量被曝のせいと宣伝するツイッターやブログがたくさん登場しました。一部の雑誌も記事にしました。もちろん、放射能には注意するべきですが、これは完全にナンセンスです。小児科医は、子どもはちょっとしたことで鼻血を出すものだといいますし、しかも最初に鼻血が話題になったのは花粉症の時期でした(花粉症で鼻血が出やすくなることも知らなかったかたが多いようですが、ぜひ医師に聞いてみてください)
>
>このナンセンスのために、子どもが鼻血を出しただけで被曝を心配した親がどれほどいるかと思うと、やはり「ナンセンスな警告には害がある」と言うしかありません。このレベルの無意味な話を広める人たちの言うことは聞かないほうがいいし、ついていくべきでもないと、僕は思います。
>低線量被曝にはわからない点が多いのは事実です。しかし、それは決して、「危険が青天井」という意味ではありません。非常に低線量の内部被曝でこのようなはっきりした急性症状が出ないことを理解するには
>
>(1)人間はカリウム40や炭素14といった自然の放射性元素を常に体内に持ち(60kgのおとなで7500Bq程度)、常時内部被爆している。また、これらは食品から常に取り込んでいる
>(2)自然放射性元素であるラドン222が土中から放出されて、これが常時呼吸で取り込まれ、肺ガンのリスクになっている
>
>といった知識があれば充分でしょう。医療で体内に放射性物質を入れる治療についても、調べてもいいかもしれません。いずれにしても、これまでも常時内部被曝してきたし、それがガンのリスクになってもいるのだけど、鼻血や下痢にはつながっていないわけです。
>
>もちろん、非常に放射線に敏感な体質のかたがいないとは限りませんが、その場合、鼻血も下痢も「稀なできごと」ですから、鼻血や下痢が増えているという話とは全然違います。また、その場合にも自然の体内被曝は常時ありますから。
>
>さて、一部で話題になった野呂美加さんと中西研二さんの対談
>
>http://joy-healing.jp/readings/special/20.htmlLink
>
>もちろん、チェルノブイリの状況を伝えてくれるのは重要だとは思います。
>
>しかし、それはそれとして、たとえば
>「人間の体内に酵素が減少すると生命力も減少する。だから酵素を体内に取り入れることがとても大事なんですね」
>などというのはどういう話だろう。
>「長岡式酵素玄米のすごいところは、有機ゲルマニウムや酵素源を発生させていることです。釜の中で原子転換させて、あるはずのない物質が生まれているんですよ」
>という言葉にいたっては、あるはずのない物質ではなくて、あるはずのない話です。ありえないと断言してかまいません。これはいくらなんでも科学的知識がなさすぎます。
>「波動が高いものだと、放射能の負のエネルギーを原子転換させることができるようなんです。」
>も何をいっているのかわからないでたらめです。
>
>もう少し引用します。EM菌関係
>「汚染地でEMX を飲んで、体内の放射能値がゼロになった人もいます。かなり放射能汚染のひどいところにEM菌を撒いて2、3年後に計測したら、蒔いたところだけ放射能反応が感知されませんでした。」
>微生物が放射性物質を分解しないことは明らかです。ですから、EM菌のおかげで放射能が減ったわけではない。もし本当に減ったのなら、自然減かあるいは別の理由です。自然減といっても、放射性物質そのものは物理的半減期で減るだけですから、それ以上の減少分は決してなくなったわけではなく、どこかよそに行っただけです
>
>野呂さんたちは以前からEM菌やEMXという飲料(名前が変わりましたが)を奨めています。
>
>http://www.kakehashi.or.jp/?p=3279Link
>
>には
>「この菌をほんの少しきりふきに入れて、室内でシュッシュすること。これで、室内にEM菌が定着し、吸い込むことで喉や肺の粘膜を保護してくれる」
>と書かれていますが、もちろんこんなことは臨床的に確認されていません。
>もちろん、放射能には効果ありません。
>
>野呂さんはニューエイジャーらしく、ほかにもさまざまな代替医療(ホメオパシーなど)にも言及しています
>
>http://www.kakehashi.or.jp/?p=3978Link
>
>
>この程度読むだけでも、野呂さんが科学、特に放射性物質や核反応について何もご存知ないことははっきりわかります。いくらなんでもでたらめにすぎます。
>
>問題はこの程度の科学知識で、不安なお母さん方に放射能の危険を講演しておられることです。これはまずいと思います。野呂さんも善意でされているのでしょうから、なかなか難しい問題なのですが、危険について語るのであれ、安全について語るのであれ、やはり最低限の科学知識のあるかたの言葉でなくてはならないと思います。特にEMをはじめとする「無意味な対策」を奨めることは、利よりも害のほうが多いでしょう。少なくとも僕は反対です。子どもをもつ不安な親なら、ついそういうものを信じてしまうかもしれません。しかし、意味のない対策ですから。
>
>僕はこういうでたらめな話が多くの人に支持されることはないのだろうと思っていたのですけど、どうもそういうわけではなく、かなり支持を集めているようなので、特にこの記事を書きました。
>
>いっぽう、野呂さんたちが支持される理由は子どもを持つ親の不安に応える(というよりは、必要以上の不安を作り出していると思いますが)講演会を各地で「きちんと」(内容ではなく)行っているからでしょう。
>放射能のなにがどう危険でどう対策したらいいのか、知りたい人たちはたくさんいます。そのような講演会や話し合いの場が求められていることは間違いありません。本来ならこれは「科学コミュニケーション」を考える人たちがやるべきことでした。僕たちもやるべきなのでしょう。もちろん、やっているかたがたもおられますが、やはり野呂さんたちの活動に比べると手薄感はあります。そういう場をもっとたくさん用意して、きめ細かくやらなくてはならないのだと思います。難しいですが。
>
>もっというと、不安な親たちは、「知りたい」以上に、自分が抱えている不安を誰かと共有したいという気持ちが強いのではないかという気がします。科学者であれ科学コミュニケーターであれ、それに応えるのは難しいかもしれません。それでも、話し合う機会は重要なはずです
>
>〓
>いったんコメントをとめます。
>非常に微妙な問題を扱っているので、特に科学的誤りを批判する際のコメントの書き方を工夫していただけないでしょうか。攻撃的に見えてしまうコメントはなんの効果もありません。少なくとも、違うモードであることは意識していただけるとありがたいです
>
>地縛霊から「いい具合に荒れてきた」という非公開コメントがはいっています。つまり、今の流れは地縛霊の思う壺だということです。そこのところよろしく
>
>整理したら、コメントを再開します
>
>[追記]
>当然過ぎるほど当然ですが、この記事は、心配している親を非難したり馬鹿にしたりするために作ったわけではありません。野呂さんの発言は科学的にでたらめなので(そこは譲りようがありません)、ついていくべきではないという注意をしています。
>
>世間の流れからすると、野呂さんを批判しないほうが僕にとっては安全なのだろうとは思いましたが、見過ごしにできないので。この記事によっていろいろな非難がくるだろうということは想定しています。
>コメントもあくまでもその線で、注意深く書いてくださるよう、あらためてお願いします。
>・・・・
>
>参考投稿番号: http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/299.html
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