2012年9月28日金曜日

Fw: 9月28日 その1880『逢坂誠二の徒然日記』

今日は、朝からの会合に出席するため、
昨夜、函館から札幌入りした。

札幌は雲が多め。

朝の気温は16度、予想最高は22度だ。

街路樹の七竈が、赤く色づき始めている。



1)考える
最近のマスコミ報道は、深謀遠慮がないというか、
目先の現象だけをとらえて、
ちょっとだけ先のことを短兵急に予測し、
軽薄な世論形成のお先棒担ぎぶりが目に余る。

ときには良い指摘もあるのだが、
それが長続きしないのだ。

我慢というか、胆力がない。

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ICTの活用で、
素早く広範囲な情報流通が可能になった。

こんな中で、
自分の意思とは無関係に、
国民の目の前には大量の情報が流し込まれる。

それによって、
深謀遠慮を欠いた、
その時々の感覚のようなものに左右された
世論が形づくられる。

その世論なるものの、
進もうとする方向が良いのか悪いのかを
判断する暇がないままに、
さらに大量の、
しかも配慮にかけた情報が注ぎ込まれる。

こうしてさらに浅薄な社会の雰囲気が生み出される。

この社会の雰囲気は、
決して強固なものではないが、
いとも簡単に社会を席巻する。

この社会の雰囲気は、
浅薄であるがゆえに、
人の耳目を集める事象が起こると、
その新たな事象に、
いとも簡単に支配されてしまう。

もちろん、
この事象の善し悪しの判断は、
何もないままにだ。

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こんな社会だからこそ、
社会の木鐸たるべきマスコミは、
もっと腰の据わった議論を、論点を、課題を、
提起しなければならない。

しかし現実は逆だ。

簡単に物事にレッテルを貼り、
自由で多面的な議論を封殺し、
自分たちだけが正義であるかのような振る舞いをしがちだ。

確かに、現実に行動をしないものたちが、
文字、あるいは音声と映像だけで社会を論ずるのは、
気分が良いことかもしれない。

しかし、その気分の良さに酔いしれていては、
道を誤り兼ねない。

====

マスコミは、必ずしも自分たち自らが
具体の行動を起こす主体ではない側面がある。

だから、ある種、身軽であり、
その身軽さゆえに自由に発言もできるのだろう。

しかし、自由であるがゆえに、
私は、節度と深謀遠慮が必要だと感じている。

もちろんどんなニュースも論調も、
何度も何度も推敲し、
社内で議論して発信しているものと思う。

情報洪水の中、
揺れ幅の大きい社会の雰囲気の中では、
さらなる慎重さ、さらなる節度が、
マスコミには求められるのだと思う。

社会の雰囲気と同じ風潮がマスコミの中に蔓延し兼ねない状況に、
大いなる注意が必要だ。



2)目標


強い日本


領土を守る


毅然とした態度をとる

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最近、良く耳にする言葉だが、
いずれも国民の心を捉えるものだろうし、
私もおかしなことだとは思わない。

政治家には、
目指すべき目標を明確することが求められる。

しかし、目指すべき目標を明確にしたからといって、
それを簡単に実現させてくれるほど、
社会は単純ではない。

様々な欲望、権力、利害、邪心などが、
渾然一体となっているのが社会の現実だ。

この社会の現実の中では、
目標を掲げ、それを口にした途端に、
それを実現させない反勢力が形成されることもありうる。

こうした様々な条件を俯瞰しつつ、
対処するのが政治家やトップリーダーの役割だ。

トップリーダーは、
何でも口にして、目標に掲げることができない。

だからこそ、
トップリーダーたるものは、辛く厳しいのだ。



今日は、札幌で会合に出席の後、
東京での両院議員総会、
その後、帰函の予定だ。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2012・9・28 Seiji Ohsaka
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