>Webで見る(バックナンバー) ⇒ http://melma.com/mb/backnumber_108241/
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> わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2944号
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> 2013(平成25)年4月30 日(火)
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> 10年ぶり日露共同声明 首相「魔法の杖ない」:古澤 襄
>
> 戦没者の追悼は日本が決めることだ:古森義久
>
> ハーグ条約と子の引き渡し:川原俊明
>
> 明治の"写真狂想曲":平井修一
>
> おやつの無い子供:渡部亮次郎
>
> 話 の 福 袋
> 反 響
> 身 辺 雑 記
>
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>□■■□ ──────────────────────────□■■□
>第2934号
> 発行周期 不定期(原則日曜日発行)
>
> 御意見・御感想は:
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>10年ぶり日露共同声明 首相「魔法の杖ない」
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>
> 古澤 襄
>
><安倍晋三首相は10年間停滞した北方領土交渉の「加速化」でプーチン大
>統領と合意にこぎつけた。接点の見いだせない事務レベル交渉に見切りを
>つけ、自ら乗り込むトップ外交で突破口を開いた形だ。
>
>首相は波状的な首脳会談で交渉を進展させたい考えだが、2島返還で決着
>を図るプーチン氏の姿勢に変化はなく、日本が求める「4島返還」への道
>筋はなお描けていない。
>
>首相は会談後のプーチン氏との共同記者会見で、平和条約交渉について
>「直接取り組み、解決に全力を挙げる」と述べ、トップ外交による交渉進
>展に強い意欲を示した。
>
>しかし、事前の事務レベル調整でのロシア側の姿勢は強硬で「歯舞群島、
>色丹島の2島返還どころか『返還ゼロ』ベースの構えだった」(外務省幹
>部)。首相も、周辺に「予想以上に固い」と漏らすほど。領土交渉の立て
>直しには暗雲が立ち込めていた。
>
>だが、プーチン氏も日本を袖にできない事情を抱えていた。米国発のシェ
>ールガス革命で、天然ガス輸出は行き場を失いかねない。開発の遅れた極
>東地域は10年で人口を60万人減らし、東北3省の人口が1億人を超えた中
>国に、ロシアは脅威を感じ始めた。
>
>「極東シベリアで中国の影響力を抑えきれない。日本企業に積極進出して
>ほしい」。露有力政治家が打診してきたことに首相は着目した。「エネル
>ギー協力拡大」との表現でガス輸入の積み増しに含みを持たせ、インフラ
>や都市環境の整備も掲げ、領土交渉で足並みをそろえさせたのだ。
>
>ただ、首相は共同記者会見で「戦後67年以上たっても解決しない問題を
>一気に解決していく魔法の杖(つえ)は存在しない」とハードルの高さを
>認めた。具体策を見いだすのは難しく、「3島返還論」などの妥協案が日
>本側でも取り沙汰される。
>
>さらに、首相が言うように「首脳の決断なしには解決しない」のは事実だ
>が、前回政権時に比べ政権基盤が盤石とはいえないプーチン氏は「大胆な
>譲歩には踏み切れない」(政府高官)との見方も根強い。
>
>今回、協定や覚書を交わした経済協力分野は、シベリア開発などロシア側
>のメリットが大きい。領土交渉で前向きな姿勢を示したとはいえ、妥結の
>時期は明示されず、「進展」の実効性が担保されたとはいいがたい。「肩
>すかし」にあわないよう、首相はプーチン氏の出方を慎重に見極める必要
>がある。(モスクワ産経 半沢尚久、佐々木正明)
>
>2013.04.30 Tuesday name : kajikablog
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━━━━━
>戦没者の追悼は日本が決めることだ
>━━━━━━━━━━━━━━━━
>
>
> 古森 義久
>
>靖国神社への政治家の参拝について、「アメリカも反対している」といっ
>た論調が日本側の一部で流れています。確かにアメリカのメディアの一部、
>学者の一部はそうでしょう。
>
>しかしその一方、中国の高圧的な対日抗議こそ不当だという意見はアメリ
>カ側に多々あります。
>
>日本でもよく知られたリチャード・アーミテージ氏がかつて述べた見解です。
>
>【靖国参拝の考察】リチャード・アーミテージ氏
>
>2006年07月20日 産経新聞 東京朝刊 総合・内政面
>
>■対中外交 日米で防御戦略を
>
>リチャード・アーミテージ前米国務副長官が産経新聞に語った日中関係や
>靖国問題に関する見解の詳細は次のとおり。
>
>一、靖国問題は日中間の他の諸問題の症候だと思う。小泉首相の靖国参拝
>は日中関係を難しくした理由や原因ではない。ブッシュ大統領の「日中関
>係は単なる神 社への参拝よりずっと複雑だ」という言明のとおりだ。
>
>中国は靖国を日本への圧力に使っているため、日本がもしこれまでに靖国
>で譲歩をしたとしても、必ずま た別の難題を持ち出し、非難の口実にし
>ただろう。現に小泉首相は前回の参拝は平服にして、公人ではなく私人で
>あることを強調したが、中国側はその譲歩を全 く認めなかった。
>
> 一、歴史上、初めて北東アジアでは日本と中国の両国がほぼ同じパワー
>を有し、同じスペースを同時に占めるようになっ た。このため安保や領
>土など多くの問題が起きてきた。
>
>そのことが日中関係を難しい状態にするようになったのだ。それ以前の歴
>史では両国のいずれかが総合国 力で他方よりずっと優位にあったのだが、
>最近は対等な位置で競合するようになり、それが摩擦を引き起こしている。
>靖国問題はその症候なのだ。
>
> 一、米国社会では殺人者のような犯罪人までキリスト教などの教えに従
>い埋葬される。同様に日本でも祖先、とくに戦没者をどう追悼するかは日
>本自身が決める ことだ。その対象にはA級戦犯も含まれる。死者の価値
>判断は現世の人間には簡単には下せない。
>
>中国は日本の首相に靖国参拝中止の指示や要求をすべきではな い。米国
>政府も日本の首相に戦没者追悼の方法についてあれこれ求めるべきではな
>い。見解や助言を伝え、協議することはできるだろう。
>
>だがとくに日中関係で いえば、民主的に選出された一国の政府の長であ
>る日本の首相が中国のような非民主的な国からの圧力に屈し、頭を下げる
>ようなことは決してあってはならな い。
>
>一、小泉首相には中国から靖国参拝を反対されている限り、その要求に従っ
>て参拝をやめるという選択はないだろう。中国は日本の現首 相、次期首
>相の参拝中止が表明されない限り、日本との首脳会談には応じないとして、
>自らを袋小路に追い込んでしまった。
>
>だが次期首相にその条件がそのまま 適用されるかどうか。安倍晋三氏は
>もし首相になっても靖国に参拝するかどうかはわからないままにしている。
>米国は日中関係に対しては決して中立者ではな い。
>
>日本は同盟国であり、中国はそうではないからだ。だから米国は靖国の論
>議の段階では中立を保つかもしれないが、日本が本当に小突き回されれば、
>日本を 支援する。
>
>一、日本の首相の靖国参拝には問題がなくても、靖国境内にある遊就館の
>一部展示の説明文は米国人や中国人の感情を傷つける。 太平洋戦争の起
>源などについて日本の一般の歴史認識にも反する記述がある。
>
>日本が自国の戦争を記録するための軍事博物館を持つことは大切だが、そ
>こにある 記述があまりに不適切なことは日本側でも再考されるべきだ。
>
>一、日中関係の改善について日本側ではよくそのために日本が何をすべき
>かと いう問いかけが出るが、まず中国が何をすべきかということをもっ
>と考えるべきだ。ダンスを踊るには2人の人間が必要なのだ。
>
>中国自身が長期の利害関係を考 えて、日本を含む隣人諸国ともっと仲よ
>くしようと決めれば、靖国を含め、いろいろな手段がとれる。中国は日本
>への姿勢を今年3月ごろからいくらか柔軟に し、対決を避けるという方
>向へ動き始めたかにもみえる。日中外相会談の開催もその一つの兆しだ。
>
>一、中国は民主化の方向へ動く気配もあ るが、なお基本的に一党独裁は
>変わらず、国内の矛盾や格差も激しくなる一方だ。秘密に包まれたままの
>軍事体制での軍拡もなお続いている。
>
>このまま軍事力を 中心とする国力を強めた末、覇権を求める野心的なパ
>ワーとなるのか、それとも既存の国際秩序の保持に加わるステークホルダー
>(利害保有者)となるのか、自 分たちもまだわからないのではないか。
>日米両国は同盟パートナーとして、そのどちらのケースにも備えるヘッジ
>(防御)戦略を協力して構築する必要がある。 (ワシントン 古森義久)
>
>◇
>
>【プロフィル】リチャード・アーミテージ
>
>1967年、米海軍兵学校卒、海軍軍人としてベトナム勤務。73年に退役し、
>国防総省勤務、上院議員補佐官を経て83年にレーガン政権の国防次官補。
>2001年から04年末まで国務副長官。現在はコンサルタント企業「アーミテ
>ージ・アソシエイツ」代表。
>
>http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/3062206/
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━
>ハーグ条約と子の引き渡し
>━━━━━━━━━━━━
>
>
> 川原 俊明
>
>3組に1組が離婚するともいわれる日本の高い離婚率。離婚に伴い、 争
>点の一つとなるのが、子の処遇です。
>
>特に、離婚を前提として別居 を開始する際などに、一方の親の監護権を
>侵害する形で子の連れ去り が行われる事案が少なくありません。このよ
>うな連れ去りが日本国内でなされた場合には、管轄の家庭裁判所に子の監
>護者の指定や子の引 渡しの審判、調停の申立て等により、子の処遇を定
>めます。
>
>もっとも、この問題は、国内のみに限られません。というのも、グ ロー
>バル化の影響で、国際離婚も増加しているからです。
>
>国際的な子の奪取の民事面に関する条約(通称ハーグ条約)は、締 約国
>間で子(※16歳未満)の不法な連れ去りが行われた場合の、子 の返還
>手続や、子との面会交流の実現について定めた条約です。
>
>ハーグ条約は、現在、アメリカ、全てのEU加盟国、韓国など、世 界中
>で89か国が締約しています。G8諸国では、日本のみが未締結 の状態
>です。
>
>4月23日に同条約への加盟を承認する法案が、衆院本会議で 可決され
>ました。今後参院で審議され、5月下旬にも同条約が承認される見通しで
>す。
>
>一方の親の監護権を侵害する形での子の連れ去りは、子の福祉を害 する
>おそれの高い問題行為です。子の福祉が回復されるよう、すみや かに法
>的措置をとる必要があるといえます。
>
>離婚や離婚に伴うお子さまの福祉等についてお悩みの際は、お気軽 に当
>事務所までご相談ください。
>
> ☆ 家事事件等についての法律相談は、こちらからどうぞ。(弁護士)
> http://www.e-bengo.com/mail_it.html
>
>
>
>━━━━━━━━━━
>明治の"写真狂想曲"
>━━━━━━━━━━
>
>
> 平井 修一
>
>女性の日本画家、北沢映月の作品に「想(樋口一葉)」がある。凛とした
>知性的な一葉を描いており、小生はとても気に入っているが、一葉は1872
>年(明治5)- 1896年(明治29)、北沢は一葉没後の1907年(明治40)−
>1990年(平成2)で、ふたりはまったく時代が離れているから、この作品
>は当然、北沢の想像の産物である。
>
>小生は一葉の写真は数枚しか見たことがないが、表情が比較的分かるのは
>1枚のみで、これは5000円札の肖像画のもとになっている。
>
>この写真がいつ、どこで撮られたのかは不明だが、1895年(明治28)頃だっ
>たかもしれない。当然、写真館で撮ったのだろうが、当時、写真はまだ珍
>しかったから結構高い買い物ではなかったか。貧しかった一葉が自腹を切っ
>たとは思えないので、あるいはスポンサーがいたのかもしれない。
>
>写真の話である。日本に写真が伝わったのは江戸時代の1848年(嘉永元年)
>とされている。島津斉彬が銀板写真機材を入手し、市来四郎らに研究を命
>じているが、市来が写真撮影に成功したのは1857年と言われている。
>
>日本の写真の祖として知られる上野彦馬は1862年に上野撮影局を開業する
>が、ここで撮影された坂本龍馬の肖像写真は有名だ。
>
>明治に入って写真館は徐々に増えていくが、写真はごく一部の人の趣味の
>ようなものだった。"最後の将軍"徳川慶喜は引退後に趣味としての写真
>撮影を日常としたが、あまり上達しなかったそうである。
>
>このなかで鹿島清兵衛(かしませいべえ)は出色である。1866年(慶応2)
>−1924年(大正14)で、大坂の造り酒屋鹿島屋の次男に生まれ、4歳で東
>京の下り酒問屋・鹿島屋の養子となった。この養子先がケタはずれの大金
>持ちだった。
>
>「歴史が眠る多磨霊園」によると、清兵衛と写真機との出会いは、養父が
>何かの際に手に入れ蔵の奥に放り込んで埃まみれていたものを見付けたこ
>とによる。
>
>当時、写真機を手にできたのは、一部のブルジョア階級であり、今日のよ
>うに一般庶民が扱えるものではなかった。この写真機との出会いが、清兵
>衛の後半生を波乱に満ちたものに変えた。
>
><明治16、17年頃の話だから、写真に関する知識は不完全を極まったもの
>で、改良、進歩は思いもよらなかった。鹿島清兵衛は外国人博士や学者を
>顧問とし、(当時、写真家として名の高かった)小川一真なぞを配下にお
>き、金銭をまき散らして世間を驚かす斬新な撮影をしたのである。
>
>これはひとえに清兵衛の金力によって思う存分の器械が求められたからだっ
>た>(篠田鉱造「明治百話」)
>
>清兵衛は近衛、二条、徳川などの華族を集めて写真協会も立ち上げ、同好
>の士と気脈を通じて至るところへ支部を設置した。費用はすべて清兵衛の
>散財で、京都の発会式には揃いの浴衣で汽車数両を買い切り、愛妾ぽん太
>と楽隊を乗せてドンチャン囃し立てて乗り込んだ。
>
>また、明治28年、自らもエレベーター、レストラン付きの豪勢な写真館
>「玄鹿館」を営んだが、役者や芸者を招いて散々に飲み食いされ、4年後
>の32年に"落城"した。
>
>遊蕩、放蕩三昧でさすがの鹿島家の身代も揺らぎ、清兵衛は鹿島家から除
>籍された。一説には、養家から清兵衛の大阪の実家へ多額の金が仕送りさ
>れており、「俺は仕送りのための人質か」と苦にした清兵衛が自ら籍を抜
>いたともいう。いずれにせよ愛妾ぽん太と過ごした晩年は惨めだったよう
>である。大正13年8月6日死去。59歳。
>
>一葉はこんな鹿島清兵衛による"写真狂想曲"の真っただ中で己の写真を
>撮った。これが100年後の2004年(平成16年)にお札の肖像になるとは、
>生活に追われ続けた一葉としては苦笑するしかないだろう。
>
>
>
>━━━━━━━━
>おやつの無い子供
>━━━━━━━━
>
> 渡部 亮次郎
>
>「おやつ」と言う言葉さえ知らぬ子供時代だった。生まれた年の翌昭和
>12(1937)年から対中戦争。その4年後には国土を焦土と化して終わる対米
>戦争。すべてが「窮乏」の時代。おやつも甘味も覚えないうちに「耐乏生
>活」を余儀なくされた。
>
>日本から「砂糖」が姿を消したのは1941年12月8日、日本海軍が、アメリ
>カ・ハワイ島の真珠湾を奇襲した時からである。正確には若干の余裕があっ
>たかも知れないが、集落にただ1軒あった駄菓子屋のガラス・ケースに菓
>子類が全くなくなり、間もなく廃業した。
>
>大人たちも清酒(日本酒)を入手できなくなって行った。日本に戦争を仕
>掛けられたって、ハリュッドでは恋愛映画を製作し、ジャズを唄い、以前
>と何一つ変わらぬ生活を楽しんでいたアメリカ。
>
>真珠湾攻撃の指揮を執った連合艦隊司令長官山本五十六は、留学でアメリ
>カの実力には到底叶わないことを知りながら大勢には逆らえず、早々と戦
>死した。
>
>調べてみると、当時まだ日本領だった台湾で砂糖は過剰なほど生産されて
>いた。しかし開戦と共に本土への輸送手段を次第に欠き始め、太平洋の制
>海権をアメリカに完全に掌握されるや、日本の子供は駄菓子すら失ったの
>である。
>
>日本で本格的な近代的製糖業が始まったのは,日清戦争の結果,台湾が日
>本の領土となってからである。1900年には台湾製糖(現,台糖)が設立され
>ている。
>
>この台湾における製糖業は,植民地経営の主軸となり,大規模な奨励策を
>うけて生産能力は飛躍的に拡大し,40(昭和15)年代には産出量が年間
>150万t以上になり,国内消費量(120万t)を超え完全な過剰生産になるまで
>に至った。
>
>しかし前述の通り、本土へは輸送手段が無い。飛行機ならあるじゃないか
>というが、当時の飛行機に貨物を大量に輸送できるほどの大型機は製造能
>力が日本に無かった。それよりも小型の戦闘機ゼロ戦生産が先決だった。
>
>第2次大戦の敗戦とともに,台湾,南洋諸島などの植民地を返還するに及
>んで,日本の製糖業は外国から原料糖を輸入して精製するだけの「砂糖精
>糖業」として再出発することになった。
>
>戦後の製糖業は,1947‐48(昭和22—23)年にキューバの粗糖が,主食代
>替品として配給されたことに始まる。東北地方の農家にコメ供出奨励品と
>して真っ先に配られた砂糖がこれだったのかも知れない。わたしが砂糖と
>対面したはじめての記憶である。
>
>これを契機として,50年に政府が製糖業復活のため保護育成策に乗り出し
>たため,日本各地に製糖会社がつくられた。
>
>この時期,粗糖の輸入制限のため外貨の割当制が実施され,外貨を割り当
>てられたメーカーは,安い輸入価格と,国内産糖保護のための高い国内価
>格によって莫大な超過利潤を得ていた。しかし,このことは同時に不必要
>な設備拡張をもたらした。
>
>1963(昭和38)年、池田内閣による原料糖の輸入自由化とともに設備能力
>の過剰が明白となり,市価は製造コストを割るようになり,精糖各社は赤
>字決算を続けるようになった。
>
>砂糖の日本国内消費・生産は、1995—2004年度の10年間平均(1995年10月
>—2005年9月)では、国内総需要は年230万トン(国産36%:輸入64%)、国
>産量は年83万トン(テンサイ約80%:サトウキビ約20%)である。
>
>年毎の動向を見ると、総消費量は減少してきたが下げ止まっている状態で
>ある。国産量は微増傾向にあるが、それは主にテンサイ糖の増加によるも
>ので、サトウキビ糖は微減傾向にある。
>
>サトウキビは、主に沖縄県や鹿児島県といった地域で、テンサイは北海道
>で主に生産される。
>
>砂糖を肥満・糖尿病の原因になる食品として問題視することもある。
>
>FDA(米国)にソフトドリンクの容器に、健康に関する注意書きを表示し、
>加工食品と飲料によりよい栄養表示を義務付けること請求している。
>
>イギリスでは2007年4月1日より砂糖を多く含む子供向け食品のコマーシャ
>ルが規制されている。
>
>平凡社「世界大百科事典」及び「ウィキペディア」
>
>
>
>━━━━━━━
>話 の 福 袋
>━━━━━━━
>
>
>
> ◎日露共同会見 プーチン大統領がTBS 記者の拙劣な質問を巧みに処理
>
>TBS、おがたです。まず安倍総理にお聞きします。
>
>北方領土の帰属問題が解決されない中、現地ではロシア政府によるインフ
>ラの整備が進んで外国系企業が地熱、風力発電施設の建設を受注するなど、
>ロシアによる実効支配が強まっているという現実があります。日本にとっ
>ては、受け入れ難いような状況になってると思いますが、 安倍総理はど
>のような認識をお持ちでしょうか?そしてプーチン大統領にもお聞きしま
>す。
>
>ロシア政府は今後も同じような政策を北方領土に対して継続するお考えで
>しょうか?
>
>そしてその場合、日本との領土交渉への影響というのについては、どのよ
>うにお考えでしょうか?
>
>安倍:ご指摘のような状況は、確かに、日本の立場と相いれないわけであ
>りますが、今回の共同声明において、双方の立場の隔たりを克服しとある
>ように、重要なことは、 そのような問題を根本的に解消をするために北
>方領土問題を解決するしかないということでありまして、 今回のプーチ
>ン大統領との合意を受けて、交渉を加速化し、そして、平和条約の締結に
>向けて、努力をしていきたいと思います。
>
>プーチン大統領:「原稿読みながら言ってるね。それ書いた奴に言っとけ。
>領土は解決すべき過去の遺産なの。いつやるのか。すぐでしょ。日本が協
>力したいなら環境整備・信頼醸成だよね。妨害する方法もあるよね。こう
>いう風にわざと感情的な質問して感情的な回答をさせるとかさ」空気読ま
>ずに「ロシアが実効支配を強めているのに北方領土問題が解決できるのか」
>【live2.ch】www.youtube.com /
>http://matome.naver.jp/odai/2136724349220969001
>
>〔情報収録 − 坂元 誠〕
>
>
> ◎<日露首脳会談>極東開発「両国に利益」強調 共同声明
>
>日露首脳会談の共同声明は、極東・東シベリア開発など経済分野で協力関
>係を深化させる姿勢を打ち出した。同地域の開発に日本の協力を取り付け
>たいロシアに対し、日本は北方領土問題を前進させる環境整備として経済
>協力を位置づける。ロシアの天然資源や成長力を、安倍政権の成長戦略に
>取り込む思惑もある。
>
>「(日露は)ウィンウィンの関係になっていく」。安倍晋三首相は首脳会
>談後の記者会見で、ロシアとの経済関係強化は両国に実益をもたらすとの
>考えを強調した。
>
>首相の訪露には、経団連日本ロシア経済委員長を務める岡素之・住友商事
>相談役ら約120人の企業関係者が同行。共同声明では、エネルギーや農業、
>医療、インフラなど幅広い分野で、ロシアの資源と日本の技術を活用し、
>ともに利益を得られるような官民共同の事業を打ち出した。
>
>中でも日本の経済界が期待するのは、ロシア産液化天然ガス(LNG)の
>輸入拡大だ。ロシアは欧州向けガス輸出が低迷し、アジアへの供給を増や
>したい。米国から割安なシェールガスの輸入を計画している日本は、調達
>先を多様化して価格交渉力を高め、割高な輸入価格を引き下げるシナリオ
>を描く。
>
>当面は、ロシア国営ガス会社「ガスプロム」と伊藤忠商事などが計画して
>いるウラジオストクLNG基地からの輸出案件などが焦点となりそう。日
>本は、米国のシェールガス対日輸出許可の動向もにらみつつ、ロシアから
>の調達規模や価格などの交渉を本格化する。
>
>インフラや医療技術・機器などでの協力拡大も盛り込んだ。ロシアは、膨
>大な天然資源がある極東・東シベリアの人口減少などに直面。経済を活性
>化させて同地域の安定化を図ろうとしている。
>
>ガスや石油だけでなく、森林や耕作地の活用も課題だ。北海道銀行は、極
>東アムール州との農業協力で合意。農業経営者の交流を進め、広大な耕作
>地を持つ同州の農業の生産性向上などを手がける方向だ。
>
>都市環境整備や先端医療は日本の得意分野で、安倍政権の成長戦略の柱の
>一つでもある。日本企業のロシア進出を支援しようと、政府系金融機関の
>国際協力銀行(JBIC)とロシア開発対外経済銀行(VEB)などは共
>同で、日本企業が参加する事業に投融資を行う「日露投資プラットフォー
>ム」を設立する。
>
>ロシアは資源輸出をてこに経済成長を続け、12年の実質国内総生産(G
>DP)は3.4%のプラス成長を維持。12年には世界貿易機関(WTO)
>に加盟した。日本の経済界は、ロシア政府の唐突な政策変更や汚職、イン
>フラ不足などで外資企業が不利益を被るなどしないよう、ロシアの投資環
>境整備も求めている。
>
>毎日新聞 4月29日(月)23時45分配信
>
>
> ◎<高村副総裁>憲法9条2項「削除譲れぬ」
>
>高村正彦自民党副総裁は29日のTBS番組で、戦力不保持を定めた憲法
>9条2項に関し「文字通りだと自衛隊は違憲になる」と指摘。党の憲法草
>案は2項廃棄と「国防軍」化を盛り込んでおり「公明党に悪いが、削除は
>譲れない」と述べた。
>
>一方、公明党の北側一雄副代表は同じ番組で、改憲の発議要件を緩和する
>96条改正を先行する構えの自民党に対し「中身を並行して議論した方が国
>民に分かりやすい」と慎重な論議を求めた。
>
>毎日新聞 4月29日(月)23時55分配信
>
>
>━━━━━━━
>反 響
>━━━━━━━
>
>
> 1)伊勢雅臣氏の「日韓文化摩擦を乗り越えて」を大変興味深く拝読し
>感動いたしました。呉善花さんの日韓文化比較論はある程度聞き及んでい
>ましたが、此処まで詳細に知ったのは初めてでした。
>
>私自身の韓国との仕事上のつきあいは1970年から始まりました。最初のソ
>ウル出張もその頃で恐怖感にも似た異常な緊張感を持って、ただひたすら
>できる限り礼儀正しく振る舞うように努め、言葉遣いも訳も解らぬままに
>年長者と思った相手には敬語で接しました。
>
>儒教的な我が国とは多くの点で異なる礼儀作法を知ったのは、その後1年
>ほどでした。結果的には日本語世代の道案内をしてくれた取引先のマネー
>ジャー格の人に「何の問題を起こすことなく振る舞われました」と言われ
>ても、何を意味するコメントか理解できませんでした。
>
>1972年に初めて出張したアメリカでは言葉が解る以外は文化は言うに及ば
>ず、風俗・習慣・思考体系・礼儀作法も弁えず、如何に仕事を進めるかだ
>けにしか気が回りませんでした。
>
>以前にも述べた通りで、日米相互の文化の違いと相互の文化の違いに対す
>る無理解と無知を深刻な問題と意識したのは、転身後10年以上も経った後
>でした。
>
>私は「相手も同じ人間である以上、有無相通ずるものであり、自分のある
>がままに振る舞って良い」と考えるのは普通のことであって、そういう人
>をいきなり咎めても効果はないと思っています。
>
>呉善花さんのように異なる環境に入って異文化を身を以て経験して、初め
>て見えてくるものだと認識しています。経験がない人が往々にして、経験
>した人が唱える「文化相違論」を理解できないのは仕方がないことだと、
>半ば諦めの状態に陥ったことは何度もありました。
>
>「我こそ、我が社こそ最高」のように考える文化や「中華思想」の下に育っ
>た民族と、我が国のような世界に誇るべき雅、謙譲の美徳、年長者への敬
>意、奥ゆかしさ、以心伝心、敬語の世界等々の伝統的文化の国に育った人
>たちは僅か1億2,000万人。
>
>私は「今やこの自国の文化の優れた点を十分に認識し、他の60〜70億人の
>異文化も同時に理解していかねばならない時代に入ったのだろう」と考え
>ています。(前田正晶)
>
>
>
>━━━━━━━
>身 辺 雑 記
>━━━━━━━
>
>
>PCの寿命が近づいたので無情にも廃棄。ノート型の最新のものに29日に切
>り替えた。なかなか慣れない。
>
>
>投稿が連休とともに激減。みなさま連休らしい。
>
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