>★自民党と反動どもの改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!
>★「搾取の廃絶」と「労働の解放」の旗を高く掲げよう!
>★新しい労働者党と労働者の政治進出を勝ちとろう!
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>「海つばめ」ダイジェスト 第211号
> 2013年7月31日【無料版】
> マルクス主義同志会 http://www.mcg-j.org/
> ——嵐よ! 強く強く吹き荒れろ!——
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>民主主義は死んだ
>18%の"絶対"得票率で"長期独裁"企む
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> 昨年の総選挙、そして今回の参院選を通じて、"民主主義"はすでに死んだと結論するしかない。
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> 有権者の全体に対する得票率がわずか18%ほどの安倍自民党が勝利し、独裁的な権力を握ったのである。こんな民主主義はその概念からして存在し得ないのである。選挙の結果そうなったからと言っても何ら正当化し得ない、というのは、民主主義とは「多数の支配」だからこそ民主主義であって、それを否定するなら、そもそも民主主義の概念などあり得ないからである。
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> つまり問題は18%の支持しかないような政党が権力を占拠するような制度、国民の多数の意志が切り捨てられ、無視され、何ら反省されないような制度こそ問題である。国民の意志が直接に、より正確に反映されるような選挙制度である全国単一の比例選挙はますます軽視され、むしろその反対物である小選挙区制が幅をきかせている。
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> さらに、多くの政党や個々人を選挙闘争から締め出す目的で、全く不当で根拠のない巨額な供託金——選挙への参加料、みかじめ料——が課せられ、多くの中小の政党は入り口で政治闘争とその舞台から締め出され、追い出されて、腐敗した既成政党の特権が守られている。また既成政党、大政党のために、政党助成金の名で、国から不当な何百億円ものカネが支払われている。
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> こうして既成の政党、大政党の利益とエゴイズムのために、民主主義の精神にもとるいんちきや不公正、不平等の制度の数々がまかり通っており、民主主義を窒息させている。そしてその結果として、わずか18%の得票率で、卑しいデマ政党、詐欺師集団と大差ない安倍自民党が議会と政府を占拠し、横奪し、好き勝手をするのであり、できるのだ。
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> 参院選は前回よりも投票率が5%以上も減り、最低投票率の選挙の一つとなった。それ以前からの棄権した人々を加えれば、少なくみても20、30%の有権者が白けて投票に行かなかったのである、つまりこれこそ労働者、勤労者の最大の意思表示であったと言えるのである。
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> 自民がいやなら、危険だと思うなら、他の候補者を選べばいいではないか、より増しな候補者がいるだろう、というのか。今回も、愚昧で無責任な朝日新聞などマスコミ・インテリたちは、とにかく投票だといった軽薄で見え透いたキャンペーンを張り巡らせ、若者たちまでそんな愚行に動員した。しかしその政党とはどこか、民主党か、それとも今回もいくつも存在した維新やみんなや共産や社民、みどり等々の党のことか。
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> 朝日などは4年前には、「政権交代」選挙を演出し、民主の大応援団の役割を演じたが、その責任も棚上げして、安倍自民に反対なら、他の政党に、民主にでも入れよとでも言うのか、そんなことが言えるのか。もしそうでないなら、棄権した人たちに、軽々しく選挙に行けなどと説教できる立場にあるはずもない。
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> マスコミは、すでに実際上民主主義に値するようなものは政治の世界から消えてしまったこと、ますます消えて行きつつあること、そして安倍"独裁"政治の誕生さえも恐れなくてはならない状況になっていることをこそ反省し、自らの責任に思いを馳せることであろう。
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> 安倍といった悪党の一派が、わずか18%の得票率で議会の多数派となり、国民の支持を受け、政治を委託されたと思い上がり、自らの野心や利己のために権力を壟断(ろうだん)し、悪用する時代がやってきた。安倍は今後3年、いや6年もの長期政権を夢見るのであり、憲法改定でも「教育改革」——日の丸・君が代や国家主義的「歴史認識」の強制を、つまり子供たちの、国民全体の「思想・信条」も否定する、軍国主義国家、ファシズム的国家の建設——を虎視眈々と狙うのである。
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> ファシズムとは近代的装いを凝らした奴隷制度、人々の人格的存在すら否定する一種の奴隷制であって、それはかつてのナチスドイツや天皇制軍国主義国家の再現であろう。安倍長期政権の可能性とは、まさに日本のファシズム的国家への前進であり、その危機の現実性である。
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