2013年7月31日水曜日

Fw: 頂門の一針3023号  2013・7・31(水)

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>  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針 3023号
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>           2013(平成25)年7月31日(水)
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> 米上院「尖閣」で中国非難の決議:古澤 襄
>
> 飯島を使った"官邸外交"は不調:杉浦正章
>
> 内部崩壊する台湾:Andy Chang
>
> 在日華字紙も論調が変わった:宮崎正弘
>
> BNP検査をやってみよう:石岡壮十
>
>  話 の 福 袋
>         反     響
>                    身 辺 雑 記
>
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>□■■□ ──────────────────────────□■■□
>第3023号
> 発行周期 不定期(原則日曜日発行)
>             
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>米上院「尖閣」で中国非難の決議
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>
>          古澤 襄
>
>アメリカ議会上院は29日、中国当局が沖縄県の尖閣諸島の周辺に船を派遣
>して地域の緊張を高めていると非難したうえ、中国側に自制を求める決議
>を全会一致で採択した。
>
><この決議はアメリカ議会上院の外交委員会に所属する与野党の議員が提
>出したもので、上院は29日の本会議で、全会一致で採択しました。
>
> 決議は沖縄県の尖閣諸島を含む東シナ海や南シナ海で中国の海洋当局が
>活動を活発化させていると指摘したうえ、「中国の海洋当局の船が尖閣諸
>島の周辺で、日本の領海に侵入したり、中国海軍の艦艇が海上自衛隊の護
>衛艦に射撃管制レーダーを照射したりしたことが地域の緊張を高めてい
>る」として中国を非難しています。
>
>そのうえで、決議は「尖閣諸島は日本の施政下にあり、アメリカは日本の
>施政権を損なおうとするいかなる一方的な行為にも反対する」として、中
>国側に自制を求めています。
>
>アメリカ上院は去年、尖閣諸島を日米安全保障条約の適用範囲とする法案
>を可決しましたが、先月行われた米中首脳会談で、中国側が尖閣諸島を
>巡って従来の主張を崩さなかったことから、こうした決議を採択すること
>で、中国をけん制するねらいがあるとみられます。(NHK)>
>
> <【ワシントン時事】米上院は29日の本会議で、沖縄県・尖閣諸島周辺
>を含む東シナ海や南シナ海での中国の「威嚇行為」を非難し、全ての当事
>国に平和的な解決を求める決議を全会一致で採択した。こうした立場を取
>るオバマ政権に歩調を合わせ、中国をけん制するのが狙い。メネンデス外
>交委員長(民主)ら超党派の議員が6月に決議案を提出していた。
>
> 決議は、尖閣諸島の領有権を主張する中国の動きに対して「米政府は日
>本の施政権を害そうとするいかなる一方的な行動にも反対し、そうした行
>動に米国の立場は影響されない」と表明。日米安全保障条約に基づき、対
>日防衛義務を負っていることを明記した。 
>
>また、海上自衛隊護衛艦に対する中国海軍フリゲート艦の射撃管制用レー
>ダー照射や、中国とベトナムやフィリピンとの間の領有権争いに言及し、
>「地域の緊張を一段と高めている」と批判した。(時事)>
>2013.07.30 Tuesday name : kajikablog
>
>
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>━━━━━━━━━━━━━━━
>飯島を使った"官邸外交"は不調
>━━━━━━━━━━━━━━━
>
>
>          杉浦 正章
>
>対中、対朝で成果無し
>
>小泉純一郎政権では事実上内閣を動かしていたといっても過言ではない内
>閣官房参与・飯島勲は、安倍内閣ではもっぱら隠密外交をしているが、冴
>えない。5月の訪朝では「すわ拉致問題が動くか」と期待が寄せられた
>が、2か月半たってもなんの進展もない。
>
>飯島は今月の秘密訪中の成果のように「近く日中首脳会談」と講演した
>が、日中両国政府が完全否定。おまけに飯島は自民党が期待する内閣改造
>まで否定する"越権発言"。「政権で浮いているのではないか」(自民党幹
>部)という見方すら出始めている。
>
>28日の講演で飯島は、13日から16日まで北京を訪問していたことを明らか
>にすると共に「私の感触では遅くない時期に首脳会談が開かれると見てい
>る」と発言、その根拠として「習近平国家主席に近いいろいろな人と会談
>した」と述べた。
>
>「いろいろな人」については記者団に「軍の関係者だったりいろいろな人
>がいる」とあいまいにした。この発言についての中国の反応は敏速かつ激
>しいものがあった。まず外務省副報道局長の洪磊が「私の知るところでは
>政府の当局者と接触していない」と全面否定。
>
>追い打ちをかけるように英字紙チャイナ・デーリーが「飯島氏は政府当局
>者とは会わなかった。でっち上げだ」とねつ造扱いした。同紙は飯島訪中
>の目的について「主として北朝鮮問題を議論するためだった」と述べている。
>
>一方で官房長官・菅義偉も首脳会談の見通しについて「政府としてはいつ
>とめどが立ったわけではない」と全面否定。「飯島さんの独特の人脈で行
>かれた」と政府は関与していないことを強調した。日中両国政府が飯島発
>言を否定したことになり、飯島のメンツは丸つぶれとなった。
>
>これに先立つ5月の訪朝は、飯島が独自の朝鮮総連のルートで実現したも
>のであるが、形としては北朝鮮にとって「飛んで火に入る夏の虫」という
>色彩が濃厚だった。極秘外交のはずが、すべて公表されてしまったことが
>物語る。
>
>北は飯島訪朝を4月までの狂気じみた核とミサイルの恫喝から転換するい
>い機会と捕らえたフシが濃厚だ。最高人民会議常任委員・金永南(キムヨ
>ンナム)が会って微笑外交を顕示した。北は狡猾にも飯島を方針転換のだ
>しに使ったのだ。
>
>安倍は飯島を弁護して「拉致問題は安倍政権のうちに解決するという決意
>を持っていると金正恩(キムジョンウン)第1書記に伝わることが交渉し
>ていくカギだ。そのことについては目的を果たすことができた」と述べた
>が、そのカギは当分開きそうもない。
>
>現に北朝鮮外相・朴宜春(パクウィチュン)は2日、ブルネイでの東南ア
>ジア諸国連合地域フォーラムで「拉致問題は解決済み」と発言、従来の態
>度を全く変えていない。
>
>こうして飯島の"アヒルの水かき"は、さっぱり成果が上がらない状況が続
>いている。安倍の"官邸外交"がうまく機能していない証拠となってしまっ
>ている。
>
>一方で安倍は外務省に対して首脳会談の実現に動くよう指示しているが、
>中国側が乗って来るような妥協案を示したわけではない。「領有権問題は
>日中間に存在しない」という基本姿勢から一切変化を見せていない。
>
>首相の指示を受けて外務事務次官・斎木昭隆が29、30日訪中、外相・王毅
>や外務次官・劉振民と会談した。斎木は「さまざまなチャンネルを通じ、
>意思疎通を継続していくことで了解し合った」と記者団に述べたが、関係
>進展の様子はうかがえない。
>
>安倍としては飯島による非公式ルートや斎木による公式ルートを取り混ぜ
>て当面"瀬踏み"を繰り返すつもりなのだろう。
>
>折から米上院は29日の本会議で尖閣諸島周辺や南シナ海で示威行動を活発
>化させる中国を念頭に、威嚇や武力行使を非難する決議案を採択した。
>
>決議は(1)米政府は尖閣諸島への日本の施政権を損なういかなる一方的
>な行為にも反対している(2)米国は日本の施政権下にある領土への攻撃
>に対して日米安保条約に基づいて対応する(3)南シナ海、東シナ海の現
>状変更につながる主張を行うため海軍艦船や漁船、軍民の航空機による軍
>事力や強制力、脅迫手段を講ずることを非難する
>
>(4)すべての当事者が自制心を働かせて対立を解決するよう強く求め
>る、ことを強調している。安倍としては強い"援軍"を受けたことになり、
>尖閣問題では一歩も譲らぬ姿勢を貫く方針だ。
>
>一方中国は昨年9月の尖閣国有化以来の軍事面での強硬姿勢を崩す兆候は
>見られないものの、安倍政権が長期化するとの見通しは抱かざるを得まい。
>
>米中首脳会談でのオバマの同盟国としての日本支持の方針や、議会の決
>議、安倍の姿勢などをみれば、日本にせめて"棚上げ"まで譲歩することを
>期待しても無理という判断に至ってもおかしくない。
>
>しかし中国にとってのジレンマは軍事攻勢を強めれば強めるほど、日本が
>軍事力を一層増強して、米国との同盟を強化し、極東における軍事バラン
>スを中国にとってより一層不利なものにしかねないことであろう。
>
>安倍はこうした事情を背景に飯島や斎木を使って対中接触を繰り返してゆ
>くものとみられる。当面は先に筆者が指摘したように、習近平も出席して
>9月5,6日にロシアで開かれるG20首脳会議で日中首脳会談が開けるか
>どうかだ。会談になるか立ち話程度の接触となるかは今後の瀬踏み次第で
>あろう。
>
>ただ8月15日の首相による靖国参拝は、日中関係の傷に塩を塗り込むよう
>な結果を招くだけであり、断念することが常識的な流れだと思う。
>
>   (政治評論家)<2013年07月31日> 
>
>
>
>━━━━━━━━
>内部崩壊する台湾
>━━━━━━━━
>
>
>  Andy Chang
>
>現状維持を主張する米国は、台湾が内部崩壊する危険性を防ぐこと
>ができない。台湾の現状は中国恐怖症にかかっている台湾人民の行
>動力の欠乏と、台湾人民が頼みの綱とする民進党が中国一辺倒の政
>党となり、独立は遠くなってしまった。
>
>アメリカは台湾を捨てる心算はない。しかし中国人の浸透を防ぐこ
>ともできない。台湾が内部崩壊すればアメリカは台湾を救う手立て
>がない。アメリカの東南アジア曖昧政策と国力減退の結果である。
>アメリカの曖昧政策の見直しと台湾人の団結と行動に期待したい。
>
>●言論自由と放言自由
>
>民主主義になったから言論が自由になったというが、台湾の言論自
>由はメディアが陰で言論操作をして中国の脅威を増幅させ、台湾人
>では無責任放言とメディアの操作で意見が乱立している。
>
>最も質が悪いのは「台湾は民主国家である」という主張である。こ
>のため国の名前は中華民国、この名前で国連加盟、中華民国の体制
>内改革で正名制憲、台湾はすでに独立している、選挙が唯一の改革
>方法など、すべて中華民国体制に縛られている。
>
>続いて民進党は選挙が一番大切といいながら選民を無視し、中国が
>民進党を支持すれば国民党に勝てる、中間路線が大切、独立主張で
>は選挙に負けると言い出した。この実現に向けて謝長廷は中国に接
>近し、中国と対話をすることが選民よりも大事と主張し、民進党の
>幹部、蔡英文、蘇貞昌なども中華民国憲法を維持する、中国と中華
>民国の合作などを主張している。民間では謝長廷が中国に買収され
>たスパイという噂が広がっている。
>
>●如何にして放言自由を止めるか
>
>これに対し民間の論壇は、民進党が中国に叩頭し、中華民国を支持
>して独立を放棄したので大反対している。今の台湾では馬英九の中
>国接近で中華民国を放棄し、台湾人の民進党が中華民国を支持し、
>意見が纏まらず、中国の策略通りの内部崩壊を招いている。
>
>言論自由は守るべきであるが、放言自由と一線を画さなければなら
>ない。中国に併呑されるような言論は禁止する必要がある。今では
>世界各国の新聞報道で台湾は中国の一部であると書くことが多いが、
>このような自壊作用を起こしたのは民進党の売国主張である。
>
>台湾人は中国の台湾併呑に大反対である。民進党の中国接近が台湾
>を自然消滅させると思っている。しかし民進党は選挙になると人民
>は国民党に投票するより民進党に投票するだろうと強気である。
>
>民進党の思い上がりは手痛い打撃を蒙るだろう。台湾人の大半はす
>でに民進党に見切りをつけて投票に行かない。多くの台湾人は民進
>党が改心しない限り投票しないと言っている。民進党は国民党の投
>票制度では絶対に勝てない、しかも選民の願望を無視している。
>
>●民進党の中国対話
>
>謝長廷が得意がっている中国対話は対等ではない。謝長廷が勝手に
>押しかけて行く、中国は歓迎するというが、実際は相手の言いなり
>になっているだけである。
>
>中国との対話とは「官対民」である。中国が覇王で民進党を代表す
>る謝長廷は土民だ。会見の場所や時点、会談の内容もすべて向こう
>の言いなりである。民進党は中華民国の野党であり、中国は中華民
>国がすでに降参したと確信している。従って謝長廷や民進党が中国
>に接近しても亡命政府の下の永久野党でしかない。
>
>謝長廷は中国が歓迎してくれるから民進党が国民党よりも中国に近
>いと言うが、実際に中国側が謝長廷の主張に同意した事実は一つも
>ない。台湾で威張っている虎の威を借りる狐である。
>
>●アメリカの曖昧政策と台湾政策法
>
>アメリカには台湾関係法という国内法がああり、台湾住民の安全を
>保護するとしている。しかし馬英九が総統に就任して急速な中国接
>近を始めた。
>
>アメリカは心配だから何度も台湾関係法の強化を提案してきた。だ
>がオバマは東南アジアに無関心で、ヒラリーが辛うじて「東亜回
>帰」を宣言したが、後任のケリー国務長官はオバマと同じく中国
>寄りである。アメリカは中東問題で手こずっている。
>
>米国会は最近、台湾政策法(Taiwan Policy Act)を作り、4月27日
>に国会一致で通した。この法案は従来の台湾関係法を強化するもの
>だが内容に少し問題がある。この法案では台湾と中華民国の差別が
>曖昧で、台湾と中華民国を同一と見做している。国民党と民進党が
>「台湾・イコール・中華民国」と言い出したのでアメリカはこの方
>式に添って台湾=中華民国と見做したのである。
>
>しかも台湾人の愚鈍な政治家や政治団体も台湾政策法案を歓迎して
>台湾=中華民国と同一視されても無頓着である。この法案が今後の
>台湾独立にどのような悪影響を及ぼすか心配でならない。民進党は
>独立を捨てた中華民国の政党だから満足だが、台湾人民が独立を主
>張するときに米国会がどのような反応を示すかわからない。アメリ
>カがこれまで採ってきた曖昧政策が悪化したのである。
>
>●二つの可能性
>
>アメリカが将来の台湾問題でどういう態度をとるかについて二つの
>可能性を考えてみた。
>
>(1)、国民党が選挙に勝って中華民国政権を継続していくこと。こ
>の場合、アメリカは中国と中華民国の統一に警戒して台湾政策法を
>行使して台湾の動きを監視する。つまり現状維持を続け中国・台湾
>の統一は絶対反対ということである。
>
>(2)、民進党が選挙に勝ったら、民進党は中国に大きな借りを作った
>結果となり、民進党が勝手に中国と接近を始める可能性がある。こ
>のような結果になるとアメリカは台湾の人民が中国と統合すること
>に賛成と見做し、台湾を放棄するプランを作るだろう。これは最悪
>の結果である。中国寄りの候補者に投票して民進党に勝たせればア
>メリカはやがて台湾を放棄する。謝長廷や中国シンパ候補者の投票
>するのは自滅の道である。
>
>もともと謝長廷は08年の選挙の際に、落選すれば政界を引退すると
>約束したが、今でも約束を破って政治に容喙している。台湾の情勢
>は複雑怪奇というほかはないが、中国に叩頭する台湾人は政界から
>叩き出すべきである。
>
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━━
>在日華字紙も論調が変わった
>━━━━━━━━━━━━━
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>◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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>「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
>   平成25(2013)年7月31日(水曜日)
>        通巻第3993号   
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>
> 安倍政権の長期展望が生まれたので在日華字紙も論調が変わった
>  文ワイ報は「両院を抑えた安倍の強勢、長期政権が展望」と書いた
>*********************************
>
>直近の中国語メディア、とりわけ在日の華字紙がいかなる姿勢で日本のこ
>とを報じているか、最新報告。
>
>『文ワイ報』は香港の有力紙。その日本版は半月刊で出ている「半月文
>摘」(タブロイド版)。最新7月24日号は「安倍強勢控制日本両院、有望
>長期執政」とし、「安倍首相は日中首脳会談の開催に同意しており、外務
>省高官を派遣する」と書いている。
>
>同誌はこのところ、反日のトーンをいささか和らげており、同誌広告欄を
>ながめると北京政府が発禁としている「危険な書籍」の日本に於ける販売
>店が一覧されている。なかには『中国総理家族財富』とか、『習近平的底
>線』など、読みたい本がずらり並んでいる。
>
>『聞声報』(7月16日号)は「ロサンゼルスの慰安婦記念碑に在留邦人が
>つよく抗議」というニュースをカバーしたりし、また同時に「優秀な外国
>人技術者確保のため、日本はヴィザ条件をさらに緩和」という記事も掲載
>されている。
>
>政治色の薄い実利的メディアの『陽光導報』は7月25日号で「安倍大勝日
>籍華人投票率低」とやぶにらみの痛罵ぶりだ。
>
>「在日華人で安倍に投票した人は少ない」という意味だが、だからどうな
>のか。それより同誌にとっての問題は「投資移民が過去4年で10倍」とい
>う中国の難題を追求している。
>
>2007年に僅か270名の投資移民だったが、いまやその数は10倍。行き先は
>米国が40%、カナダが37%、シンガポール14%、EU諸国11%ほか、と
>なっていると具体的数字をあげて憂慮を示している。
>
> 反日姿勢がもっとも過激なネット世代の新聞は『週刊網博』で、いつも
>のようにパラノイア中華思想をばらまき、ウルトラ中華軍国主義を鼓吹し
>ている。
>
>その7月26日号では「安倍政権の憲法改正で日本は戦争をいつでも可能に
>する」と現実離れのセンセーショナリズムである(「安倍修憲、又近一歩
>——中日戦争爆発在即」)。
>
> 同誌は「日本のNGO団体が憲法改正に反対している」と左翼のミニ団
>体の動きをこまめに拾っている。
>
>他方、日本に理解をしめしつつ中国共産党に批判的なのは『大紀元新聞』
>と『看中国』。とりわけ後者は中国の実像、実態をえぐる特色があり、中
>国の富裕層が不動産買い、海外資産投資の実態をレポートするほか文藝面
>では方励之伝記が連載されている。
>
>『大紀元』はもっとも激越な中国政府批判だが、このメディアは法輪輪系
>なので、共産党の分析は割り引いて読む必要があるだろう。
>     
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>■BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー☆
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>
> 西郷隆盛はなぜ「偉大なる敗北者」なのか?
>   清教徒が「神風連の乱」を引き起こしたのではないか?
>
>   ♪
>遠藤浩一編『日本文明の肖像(1)』(展転社)
>@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
>
>本書は拓殖大学日本文化研究所がシリーズでおこなっている連続講座を纏
>めたもので、本編では渡部昇一、すぎやまこういち、松田学、新保祐司、
>大原康男、日下公人、中西輝政の各氏の講話のあと参加者との質疑応答。
>ほかにシンポジウムの記録(井尻千男、石平、呉善花、黄文雄、モロジェ
>コフ・ワシーリー)が要領よく記録されている。
>
>殆どの講師は知っている人なので、なにを喋るかは想像がつくが、わかり
>やすい内容で、まとまった日本文明史、その宿命と明日への可能性に関す
>る展望が面白い。
>
>第四章を分担した、「日本の精神の城壁」の箇所ではスピーカーの新保祐
>司(都留文科大学教授)がつぎのように言う。
>
>日本の思想史は仏教、儒教、キリスト教、神道を「すっきり分けることが
>出来ない」が、嘗て福本日南が神風連について「ピューリタンに似てい
>る」として『清教徒神風連』を書いた。
>
>なぜなら「神風連は文明開化に怒りを覚え、本来の日本を考えた。電線の
>下を通るときは扇子を頭に掲げた。この人たちは信仰の純粋さを求める点
>で、イギリスのピューリタンと共通していたのです。
>
>福本日南は、惜しむべきはピューリタンと違って脱出して新天地に移らず
>に、神風連は日本国内に留まり討たれたことだと」という意味のことを発
>言しているという。
> 音楽に造詣の深い新保教授は前作でも信時潔を論じたが、小林秀雄の音
>楽の独特な鑑賞法について触れたあと、こういう発言もしている。
>
>「『抜刀隊』という歌は、西郷隆盛は古今無双の英雄であるが、討たねば
>ならないという歌、行進曲なのに短調。日本の文明開化のために西郷軍を
>滅ぼすけれども、正しいのは西郷軍であることをわかっていた。だから西
>郷は偉大なる敗北」と指摘している。
>独特な講師陣の日本文明論にさわやかさを感じた。
>      ◎
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>
> 日本を中国の隷属国家に転落させようと『努力』するおかしな人々
>   左翼活動家と在日中国人との共同陰謀が地下で躍動している
>
>  ♪
>板東忠信『静かなる日本戦区』(青林堂)
>@@@@@@@@@@@@@@@@@@
>
>中国人の横暴はいまさら指摘する必要もないが、100万近い中国人が日本
>に住んで、その一部は実に怪しげなことをやっているが、その実態がどう
>なっているか。末端の犯罪者がいかなる戦争準備をやっているかを坂東さ
>んが論じた。
>
>中国の準備する対日戦争は別に武器をともなわなくとも宣伝、心理、思想
>戦争などを包括する「超限戦」である、と縷々説明がある。
>
>著者は警察畑出身だけに、その道の専門書であるが、わかりやすい文章で
>構成されている。表紙にまず驚かされる。美女がチーパオを纏い、青竜刀
>を振りかざしているデザインかと思ったが、よく見るとこれは日本の大和
>撫子、日本刀を振りかざし、赤い中国に立ち向かっている構図である。
>
>そうだ、沖縄独立、臨時政府樹立を準備する活動家の背景に潜む中国の長
>期的な謀略は、おおまかに知ってはいても具体的に誰が、どのような団体
>を名乗り、いったい日常どのような謀略に携わっているかを本書が具体に
>的に暴露しているのだ。
>
>著者の坂東氏は通訳捜査官として夥しい中国人犯罪者の通訳を経験され、
>その舌を巻くしたたかな犯罪者の実像を伝える。
>
>また中国人留学生への特別待遇は、すべてわれわれの血税でなされている
>ことは、ようやく知られるようになったが現場の実態をもらすことなく書
>いている。
>
>驚きはもう一つ。
>
>日本語が出来なくても、運転免許は中国語の試験で可能という、いったい
>日本は何時の間に主権を捨てたのか。驚いたことに青森県、宮城県、富山
>県、石川県、静岡、愛知に京都も大阪も、全国十六府県で北京語で運転免
>許学科が受験できることになった。
>
> おこるべくしておこった悲惨な事故は2012年4月29日、関越道で死者
>7,重軽傷者39という惨事を引き起こしたが、原因が寝不足の中国人運転
>手だった。しかも、この運転手は「帰化人ながら日本語ができず、通訳を
>必要とする程度」だったという。
> こういう連中を取り締まる方向へ、国会審議は法改正をいそぐべきでは
>ないのか?
>      
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
> 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>  ♪
>樋泉克夫のコラム
>@@@@@@@@
>
>【知道中国 943】        
>   ——「中国第一印象」が・・・これだッ(米川の上)
>「目覚めた獅子」(米川正夫 『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)
>
>
>  ▽
>おそらくロシア文学者の米川正夫(明治24=1891年〜昭和40=1965年)
>は、日本人としては可なり早い時期に"新中国"を訪れ、籠絡された1人だ
>ろう。
>
>米川は旭川第7師団や陸軍大学でロシア語教官を務め、陸大在籍時の1927
>年には十月革命10周年に招待を受けソ連を訪問し、日米開戦の41年には
>「依願退職」という形で陸大を事実上解雇されている。
>
>トルストイやドフトエフスキーなどの翻訳・研究の第一人者ということだ
>が、旭川第7師団や陸軍大学でどんな教官だったのか。興味深いところだ。
>
>先ず米川は「私は今度はじめて北京に来て、中国の社会主義革命が一種独
>自の形で行われているのを感じた」と述べ、そうなった要因を「毛沢東の
>指導によることではあろうけれども、中国の国民性から来た点も少なくな
>いと思う」と、中国の国民性と社会主義革命との相性の良さを強調する。
>社会主義革命は国民性の当然の帰結だ、ということか。
>
>彼は53年10月1日の国慶節の式典に参加するが、「(天安門)広場は赤旗
>の波であったが、この赤旗がここでは血を連想させるような殺伐さを感じ
>させない」とし、「誰もが知る如く、中国の人民は古来赤色を愛して、こ
>れを慶びの色としているので、広場に林立している赤旗も、伝統的な国民
>的な赤と完全な調和の中に融けこんでいる」と大感激の態だ。
>
>「デモの群集が運んでいる標語」を見ても、「殊に砕けた美しい行書の金
>文字で記されたものなど、床の間の懸軸か聯を鑑賞しているのと、やや共
>通した気分を起させる」。
>
>デモの群集が持つ造花は「さながら生きて動く花園の観を呈し」、「更に
>平和的な感じを強めるのであった」。天安門の楼上に立つ毛沢東の前にさ
>しかかると、「群集は高く楼門の上を振り仰ぎ、しばし歩みをとどめて、
>歓呼の叫びをあげるのだが、この熱狂ぶりも単純素ぼくな美しさを含んで
>いる」——なんともはや、手放しの感動であり讃仰ぶりである。
>
>戦前、米川が中国人をどう見ていたのかは判らない。だが、彼が天安門広
>場で目撃した中国人の溌溂とした姿は、戦前に中国を歩いた多くの日本人
>の旅行記に登場する不潔で、狡猾で、騒々しく、無気力な中国人とは、全
>くと言っていいほどに違っている。
>
>数千年の時間を経て鍛造されてきた彼らの民族性が社会主義革命を潜り抜
>けただけで一瞬のうちに変わるわけはないはずなのに、米川の文章には戦
>前の日本人が抱いていた中国人に対するマイナスのイメージは皆無であ
>る。いや、それに止まらず、中国人の鷹揚さに対する驚嘆ぶりが溢れ返っ
>ている。
>
>「中国へ着いて第一に感じたことは、この国の人が非常に鷹揚だというこ
>とである」
>
>「この中国の鷹揚さは革命遂行の面にも現れている。例えば、ソヴェート
>の十月革命は一挙にして皇帝を葬り、貴族、資本家を滅ぼしたが(これは
>極端に走り易いロシアの国民性にもよる)、中国では今日なお資本家の存
>在を許容している」
>
>「ともあれ、これらすべては中国人の大人的な鷹揚さ、清濁あわせ呑む的
>な包擁性の現われであることは間違いない」
>
>中国人の「大人的な鷹揚さ」と「清濁あわせ呑む的な包擁性」が「ソ
>ヴェートの十月革命」とは異なった革命を中国で実現させたとでもいいた
>がに、毛沢東率いる中国共産党による革命が「大人的な鷹揚さ」と「清濁
>あわせ呑む的な包擁性」の対極にあったことは、たとえば土地革命におけ
>る地主に対する残虐非道な処分をみただけでも明らかだろう。  
>
>いったい何を根拠に、「この中国の鷹揚さは革命遂行の面にも現れてい
>る」と感動したかは不明だが、一連の"寝言・戯言"が後の日本の中国認識
>の方向づけをしたように思える。
>毛沢東に指導され中国は道徳国家として翻身(面目一新)したって・・・
>そんなバカな。
>《QED》
>    
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
> もう一本
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>
>【知道中国 944】         
>  ——「中国第一印象」が・・・これだッ(米川の下)
>「目覚めた獅子」(米川正夫 『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)
>
>
>  ▽
>
>「中国人の大人的な鷹揚さ」の一例として米川は中国における撮影の自由
>を挙げる。
>
>「写真機をもってソヴェートへ入ったところ、たちまち封印されてしまっ
>た」。
>
>「ところが、中国ではそうした制限はなく、楽しい旅行の記念を自由にカ
>メラに収めることが出来た」と感激一入である。
>
>こういってしまったことで何か後ろめたさでも感じたのだろうか、米川は
>「ソヴェートを貶めている」わけではない態々断わったうえで、革命の先
>駆者であり人民民主国の指導者であるからこそ「責任が重大」であり、そ
>れゆえに「ある点では神経質にならざるを得ない」とゴマを磨る一方で、
>「そこへ行けば、中国はソヴェートの先例にしたがって行けばいいので、
>はるかに楽な立場にあると言えよう」と。
>
>まさに妄言としいかいいようはない。
> 
>ここまできたら、後はもう寝言・戯言・世迷い言の炸裂である。
>
>「赤を国民色の中へ融け込ませしたように、中国は社会主義を自然に、無
>理なく、時刻に融けこましているようである」。そんな「中国へ来て、多
>くの人々と握手している間に、不思議な感触を覚えた」。
>
>「ロシア人と握手して、熊のような手でつかまれると、痛いような、懐か
>しいような気がしたものだが、中国人と握手すると、自分と同様に細い華
>奢な手が、遠慮深そうに握り返して来る」という。
> 
>考えてみれば体の大きなロシア人である。
>
>熊のような手であっても、何らの不思議はない。一方、米川が握手した
>「華奢な手」の持ち主である中国人だが、明らかに労働者でも農民でも兵
>士でもない。労働者・農民・兵士が主人公であることを掲げて建設された
>国家にノコノコと出かけて行きながら、米川は握手した手から相手の職
>業・立場を見分けることが出来なかったのだろうか。鈍感の一語に尽きる。
>
>さらに米川は「華奢な手」の持ち主の代表として「国慶節前夜の歓迎会で
>主人役に当っていた周恩来の手」を挙げる。だが、周恩来の「華奢な手」
>もまた多くの犠牲者の血で染まっていることに気付くべきだろう。周もま
>た自らの手で、時に部下に厳命して多くの裏切り者や敵を"処分"していた
>のだ。 
>
>毛沢東は「革命とは客をもてなすような、お淑やかで慎ましいものではな
>いことだ」と説いていたが、そのことに常に思い至すべきだろう。革命と
>は、そういうものだろうに。
>
>米川は女性的な自分の手を「好きでもあれば嫌いでもある」と評した後、
>「中国の人と同じような手を、互いに握り合っている感じ、それは実に複
>雑微妙なものである。その時はじめて私は、ロシア人に対する親近感は、
>要するに書物を通じてのものであって、その同胞感には抽象的なところも
>ある」。
>
>だが、「中国人との同胞感こそ直接血につながっている、否応のないもの
>であるとしみじみ感じさせられた」そうだ。
>
> 一方は「書物を通じて」、残る一方は「直接血につながって」いるとは
>いうものの、他民族に「同胞感」を抱くという神経が皆目判らない。
>だが当時は、それが進歩的知識人一般の共通認識だったということだ。で
>あればこそ、日本人でありながら、「我が祖国ソヴィエト社会主義共和国
>連邦!」などと臆面もなく大言壮語できたのだろう。恥を知れ、恥を。
> 
>「中国は毛沢東の解放後、いくつかの大きな治水工事を完成したが」、そ
>の一つである北京郊外の永定河ダムの「国家的な意義を有する」治水工事
>現場を見学し、古代の卓越した古代の土木技術に大感激し、思わず「いわ
>ゆる『眠れる獅子』が目をさました今日では、それが新しい力となって、
>いたるところに働くことであろう」と大絶賛してみせた。
>
> どうやら米川の中国認識もまた、「書物を通じて」のものでしかなかっ
>た。だが以後の、日本における毛沢東革命への幻想を考えると、その宣伝
>効果は抜群だったようだ。
>《QED》
>          
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