2013年10月28日月曜日

Fw: 【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2013年10月28日 15時00分 (JST))】

>【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2013年10月28日 15時00分 (JST))】
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> この情報は、毎日午後4時ごろ最新のものに更新されます。
> 世界各地の観測データを元に、情報通信研究機構での観測等も加味して決定された、その日の太陽活動や地磁気活動の情報によって構成され、これらの情報から地球の周りの宇宙空間で今何が起きているかを知ることができます。
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>担当: 川原
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>概況・予報
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>活動領域1875でXクラスフレアが発生し、太陽活動は非常に活発でした。
>今後1日間、太陽活動は活発な状態が予想されます。
>太陽風速度はかなり低速な280km/s前後からやや低速な360km/s前後へ上昇しましたが、地磁気活動は静穏でした。
>25日15時(UT)頃に発生したCME(コロナ質量放出)の余波が本日頃に到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。
>今後1日間、地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。
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>太陽活動
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>太陽活動は非常に活発でした。
>活動領域1875で28日1時41分(UT)X1.0/2Nフレア(2時3分(UT)に最大、2時12分(UT)に終了)が発生しました。
>その他に活動領域1875などで、Mクラスフレアが数回発生しました。
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>衰退していた活動領域1873に、再び黒点群が出現しましたが、この領域は、本日から明日にかけて太陽面の裏側へ回り込む見通しです。
>活動領域1875は、面積がやや増加しました。
>活動領域1877は、黒点数がやや増加し、磁場構造がやや複雑なβγから非常に複雑なβγδへ変化しました。
>活動領域1882は、面積がやや増加し、黒点数が増加しました。
>活動領域1884は、面積がやや増加、黒点数が増加し、磁場構造が単純なαから非常に複雑なβγδへ変化しました。
>活動領域1885は、面積がやや増加しました。
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>Xクラスフレアが発生した活動領域1875や過去にXクラスフレアが発生した1882では、今後、Mクラスフレアが発生する可能性があります。
>今後1日間、太陽活動は活発な状態が予想されます。
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>■本日/昨日における活動領域(黒点群)
>領域番号、位置、面積、黒点数、黒点群のタイプ、磁場構造
>1873  N13W90   10/  −   1/ −  Hrx/  −   α/  −
>1875  N07W64  790/660  40/38  Fkc/Ekc βγδ/βγδ
>1877  S12W43  330/320  20/15  Dhi/Chi βγδ/ βγ
>1879  S12W28  100/100   8/ 6  Cao/Cao   β/  β
>1881  S22W05   10/ 10   2/ 4  Bxo/Bxo   β/  β
>1882  S08E34  390/300  31/11  Dkc/Dki βγδ/βγδ
>1883  N04E59   60/ 40   2/ 2  Hax/Hax   α/  α
>1884  S13E68  110/ 50  11/ 2  Dso/Hax βγδ/  α
>1885  S18E63  130/ 70   1/ 1  Hsx/Hsx   α/  α
>
>■過去3日間に発生した主なフレア
>発生時刻(UT)、最大時刻(UT)、終了時刻(UT)、領域(発生時の位置)、X線/光学、電波バースト、関連現象
>10月25日02:48 10月25日03:02 10月25日03:12 1882(S08E73) M2.9 II、III、IV なし
>10月25日07:53 10月25日08:01 10月25日08:09 1882(S08E59) X1.7 II、III、IV なし
>10月25日09:43 10月25日10:12 10月25日10:25 1882(S03E68) M1.0/SF III なし
>10月25日14:51 10月25日15:03 10月25日15:12 1882(S08E59) X2.1 II、IV CME
>10月25日17:02 10月25日17:09 10月25日17:16 1882(S08E59) M1.3 III なし
>10月25日19:05 10月25日19:21 10月25日19:24 1882(S06E66) M2.3/SF なし なし
>10月25日20:54 10月25日20:58 10月25日21:13 1882(S07E64) M1.9/1N III なし
>10月26日05:59 10月26日06:06 10月26日06:20 1882(S09E61) M2.3/1B III なし
>10月26日09:17 10月26日09:37 10月26日09:48 1882(S08E47) M1.5 II なし
>10月26日10:48 10月26日11:17 10月26日11:34 1882(S05E58) M1.8/1N なし なし
>10月26日19:24 10月26日19:27 10月26日19:30 1884(S09E81) M3.1/SF なし なし
>10月26日19:49 10月26日19:53 10月26日19:58 1882(S08E47) M1.0 なし なし
>10月27日12:36 10月27日12:48 10月27日12:52 1875(N06W63) M3.5/1F III なし
>10月28日01:41 10月28日02:03 10月28日02:12 1875(N04W66) X1.0/2N II、III なし
>10月28日04:32 10月28日04:41 10月28日04:46 太陽面北半球の西端 M5.1 なし なし
>
>(注)フレア
>・太陽面で発生する爆発的なエネルギー解放現象。
>・SDO衛星の極端紫外線カメラ画像及びGOES衛星のX線カメラ画像にて発生の様子が確認できる。
>・GOES衛星のX線観測において発生したフレアの最大値により小規模なものからA・B・C・M・Xの順にクラス分けされている。(GOES衛星のX線観測データ参照)
>
>(参考データ)
>GOES衛星の太陽X線データ
>http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/xray_5m.html
>
>太陽画像サマリー(STEREO探査機のサイト)
>http://stereo-ssc.nascom.nasa.gov/beacon/beacon_secchi.shtml
>
>NOAA/SWPCによる最新のフレアリスト
>http://www.swpc.noaa.gov/ftpdir/indices/events/events.txt
>http://www.swpc.noaa.gov/ftpdir/indices/events/yesterday.txt
>
>ひので衛星による太陽面画像データ(X線画像、可視光部分画像)
>http://hinode.nao.ac.jp/latest/
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>地磁気活動
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>地磁気活動は静穏でした。
>太陽風速度はかなり低速な280km/s前後からやや低速な360km/s前後へ上昇しました。
>この間、太陽風の磁場強度は弱い2nTからやや強い7nTの間で推移し、磁場の南北成分は一時−5nT前後の強い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。
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>GOES衛星のX線カメラ画像によると、今後の地磁気に影響を与えそうなコロナホールはありません。
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>SOHO探査機の太陽コロナ画像(LASCO)とSTEREO探査機の太陽コロナ画像(COR)によると、今後の地磁気に大きな影響がありそうなCME(コロナ質量放出)は新たに観測されていません。
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>25日15時(UT)頃に発生したCMEの余波が本日頃に到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。
>今後1日間、地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。
>
>(参考データ)
>ACE探査機による太陽風観測
>http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html
>
>27日の太陽周期プロット
>http://swnews.nict.go.jp/rt/crl_27d.html
>
>(注)ACE探査機の太陽風観測データと地磁気への影響
>・ACE探査機は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
>このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE探査機は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
>・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
>・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(−方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
>( )表示はACE探査機の太陽風観測データにおけるプロットの色
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>プロトン現象
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>静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。
>
>(参考データ)
>GOES衛星 高エネルギー粒子
>http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/pro_3d.html
>
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>
>高エネルギー電子
>
>静止軌道における2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、2000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。
>引き続き今後1日間、高エネルギー電子フラックスはやや高い状態が予想されます。
>
>(参考データ)
>GOES衛星 高エネルギー電子
>http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/elec_3d.html
>
>------------------------------------------------
>
>電離層
>
>臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
>※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。
>
>国分寺(東京)
>27日
> 18:15から18:45
>
>F層臨界周波数は、27日の夜遅くに大宜味(沖縄)で高めでした。
>
>日本上空の全電子数(TEC)は、概ね平均値付近で推移しました。
>
>今後1日間、地磁気の乱れに伴い、電離圏もやや乱れる可能性があります。
>
>28日1時41分(UT)に活動領域1875で発生したX1.0/2Nフレア(2時3分(UT)に最大、2時12分(UT)に終了)の影響により、28日の昼前に日本各地で弱いデリンジャー現象の発生が確認されました。
>また、28日4時32分(UT)に太陽面北半球の西端で発生したM5.1フレア(4時41分(UT)に最大、4時46分(UT)に終了)の影響により、28日の昼過ぎに日本各地で弱いデリンジャー現象の発生が確認されました。
>今後1日間、Mクラスフレアの発生に伴い、デリンジャー現象が発生することが予想されます。
>
>※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。
>
>(注1)スポラディックE層
>・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
>・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。
>
>(注2)F層臨界周波数の中央値
>・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
>・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。
>
>(注3)F層臨界周波数の季節変化
>・春と秋には高く、夏には低くなる傾向がある。
>
>デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:10月25日)
><   日付   > 26 27 28 29 30 31  1
><デリンジャー現象>  2  2  2  2  2  2  2
>< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4
>
>【解説】
>・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
>・デリンジャー現象の予報
> 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
> 1=ややあるでしょう・・・・・・30〜50%未満
> 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
>・短波伝搬状態の予報
> 5=極めて静穏
> 4=概して静穏
> 3=やや不安定
> 2=不安定
> 1=非常に不安定
>
>(参考データ)
>NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
>(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
>http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
>※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。
>
>------------------------------------------------
>
>活動度指数
>
>活動度の指数です。
>10月27日の太陽黒点相対数は、142、9月の月平均値は、37でした。
>10月27日の太陽黒点総面積は、1930でした。
>10月27日のf10.7は、152でした。
>10月27日の地磁気K指数合計は、6、最大のK指数は、2でした。
>短波伝搬を予測するための、10月と、11月と、12月の太陽黒点相対数の予測値は、それぞれ58、57、56です。
>
>------------------------------------------------
>
>お知らせ
>
>特にありません。
>
>-------------------------------------------------------
> 独立行政法人情報通信研究機構 宇宙天気情報センター
>
> http://swc.nict.go.jp/
>
> メール情報の登録・解除:
> http://swc.nict.go.jp/datacenter/
>-------------------------------------------------------
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