>われわれが最初に知った事実は、この人口動態(表1)にあった。
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>表1=ウクライナの人口統計
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>事故を過小評価したい東京電力と政府は、殊更にチェルノブイリと福島第一は違うと喧伝する。しかし是まで述べてきたように、チェルノブイリで移住権利ゾーンとされた地域はウクライナ、ベラルーシ、ロシアで131万人が居住していたのに対し、福島では140万人が居住している。どれくらいの汚染度の地域にどれくらいの住民が居住しているかが重要であることくらい誰でも分かる。
>
>昨年、チェルノブイリ原発を視察した視察団は、荒廃した街をその目で見、除染が上手く行かなかったことを聞く一方で広大なウクライナの平原を見て絶句した。
>福島県は日本では面積が広いが、それでもウクライナ平原に較べれば、狭い地域に人口が密集しているのである。
>
>そこで政府や東電は、20ミリシーベルトを撤回せず、除染を喧伝することとなった。
>しかし昨日も述べたように、福島県に降下した放射性物質の70%が森林であり、また汚染された中通りは人口密集地だった。すなわち除染などできようもないのである。
>広野町や飯舘村で行われた除染モデル事業は、上手く行かなかった。
>加えて日本は降雨が多く、放射性セシウムやストロンチウムの環境移行速度は圧倒的に速い。
>
>ウクライナでは、5年後から出生率が減少し、死亡率が激増して行った。
>是の何処が心理ストレスなのか。
>とりわけ子供や妊婦に健康影響が出ているが、子供が喫煙や飲酒をする話は聞いたことがない。ウクライナやベラルーシでは、最初はリクビダートルと呼ばれる事故処理作業員の健康影響が拡大したが、5年後からは汚染地帯のそれと並ぶようになった。
>慢性低線量率放射線による外部被曝や放射性セシウムによる内部被曝が、ウクライナやベラルーシの妊婦や子供たちの体を蝕んで行ったと考えるべきである。
>
>われわれの最初の気づきは、このウクライナやベラルーシの人口動態であった。
>まず、皆さんの目で凝視して頂きたい。
>
>表2=ウクライナ人口の自然増減グラフ
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>
>以上
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