>http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi
>
>
>◆■■■国際派時事コラム「商社マンに技あり!」■■■◆
> http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/
>
>
> ヒップホップダンスの勘違い
>
>
>■■■■第340号■■平成24年4月24日発行■■■◆
>
>
>
>
> ほんらい「エネルギー政策(下)」をお送りすべきところ
>この1篇の爆発的おもしろさを皆さまと分かち合いたくて、
>井筒 周(いづつ・めぐる)さんの「ボストン読本」最新号を
>転載します。
>
> こんなに深ぁ〜い爆笑は、久しぶりでした。
>
>
>◆■◆ ヒップホップの勘違い ◆■◆
>
>
> 今月から中学校の体育の授業で「ダンス」が必修になって、
>ヒップホップダンスを教える学校があるという記事が日本の
>新聞に載っているのを読んで、私はぶったまげた。
>
> しかも
>「学校でヒップホップダンスなんか教えるのはけしからん」
>という話ではなくて
>「学校もかっこよくなってきた」
>「子供たちも大喜び」
>みたいな話になっているので、ますます、のけぞった。
>
> この驚きをどうたとえるか。
>
> もし、アメリカの中学校で、どじょうすくい(安来節)を
>教えているとしたら、日本人なら、かなり驚くだろうけれど、
>まあ、それに似た驚きと言ったらいいかな。
>
>
>■ 不良の文化 ■
>
>
> 日本の踊りのなかで、どじょうすくいが非常に特殊なもの
>であり、またたいていの現代日本人にとっては「宴会藝」と
>いう意味合いが付着しているのと同様に、 ヒップホップも
>非常に特殊で、しかも強烈な意味がある。
>
> ヒップホップというのは、アメリカが発祥の地だが、アメ
>リカで、学校でヒップホップダンスを教えるなんてことはあ
>りえない。
>
> よしんば、ヘンな先生がヒップホップを教えたとしたら、
>生徒の両親は怒り出すだろうし、生徒も
>
>「ぜったいにイヤだ」
>
>と反発するだろう。
>
> なぜかというと、ヒップホップは「不良の文化」だからだ。
> 都市の中心部の貧しい不良たち、しかも主に黒人が作り出
>したものだからだ。
>
> ヒップホップ音楽であるラップは、暴力的や性的な言葉に
>満ちている。
> こういうものは学校で教えるものではないし、反体制・反
>権力のものだから先生から教わるものでもないのだ。
>
> ヒップホップを先生から教わったら、もうそれはヒップホ
>ップでなくなってしまう。
>
>
>■ 意味を悟らず、形式だけ学んだ ■
>
>
> だから日本でヒップホップダンスを教えるな、と言いたい
>のではない。
>
> べつに外国で不良がやっていることだからといって、日本
>の学校で両家の子女がそれを学んで悪いことはない。
> 日本には日本の文化の文脈がある。
>
> そうではなくて、私が思ったのは、
>「なるほど、外国の文化というものは、そのものが持つ意味
>が剥奪されて、形だけが伝播するのだなあ」
>ということだ。
>
> 日本は古くから中国や西洋からいろんなことを学んできた。
>
> でも、ちょうどヒップホップが「不良」という意味を剥奪
>されてそのダンスの形式だけが伝わったのと同じように、
>仏教や民主主義、近代科学など外国から伝わったもののなか
>にも、意味が剥奪されて伝わったのも多いのではないかと、
>思わずにはいられなかった。
>
>
>■ 外国文化の勘違い ■
>
>
> だからどうしたと言われれば、それだけのことだ。
>
> だが、日本のヒップホップとアメリカのヒップホップが全
>然意味が違うのと同様に、きっと日本が受容した外国文化に
>は本場のものとは全然意味が違うものも、ものすごく多いの
>だろうと想像してみたのだ。
>
> 「勘違い」といえば意地悪かもしれないが、もしかしたら、
>日本の文化の相当部分が、外国文化の「勘違い」から成り立
>っているのではないかと思って、自分の立っている場所が何
>か頼りなく感じられたのであった。
>
>
>==
>
> 泉コメント:
>
> 勘違いできるのも、受容する側にそれなりに文化の蓄積が
>あるから美しい誤解をしてしまうわけですな。
>
> 受容する側がまったくの白紙だったら、勘違いの余地もな
>いわけですが。
>
> 逆に言えば、受容する側がそれなりの文化・文明をもって
>いるなら、外国文化の受容にもそれなりの意識をもって取り
>組まないと、ピエロになっちゃうということですね。
>
> では井筒さんの本篇に戻ります ──
>
>==
>
>
> 体育のダンスといえば私の子供のころは「フォークダンス」
>というものがあった。
> オクラホマミキサーとか、マイム・マイムとかを覚えてい
>る。
>
> あれはアメリカからの輸入品、おそらく戦後の連合国軍総
>司令部(GHQ)経由で入ってきたものだろうが、「フォー
>クダンス」なるものをアメリカ人がやっているのを見たこと
>がない。
>
> あれは、いったい何なのだろう。
>
>
>■ 革命的気分 ■
>
>
> いまにして思うと、フォークダンスという、まあ、あれほ
>どアホらしいものをよくやらされたものだと思う。
> やはり戦争に負けるというのはつらい。
>
> しかしながら、フォークダンスには、ただ一点、男の子に
>とってはものすごく嬉しい点がある。
>
> それは、「女の子の手を握れる」ということだ。
> 握手やハグの習慣のない日本で、女の子の手を握ったり、
>肩に腕をかけることができるというのは、なんという革命的
>なできごとだろうか。
>
> とくに、オクラホマミキサーなんかは、次から次に相手を
>変えて女の子の手を握り放題、肩にも腕をかけられるし、
>乱交状態だ。
>
> わははは、気分はカサノバかドン・ファン、時代が下って
>ヒュー・ヘフナー(Playboy 誌の発刊者)なのだ。
>
> ただし、あと二人か三人で好きな××さんと踊れるという
>時に、音楽が止んでダンスが終わってしまったときほど、人
>生の不条理を感じるときはないけれど。
>
>
>■ ふふふふ、いまどきは… ■
>
>
> 自分の経験を考えると、35歳でアメリカに来てから、男女
>かわまず握手をするようになったが、それまでに生まれてか
>らの35年間で私が手を握ったことのある女の数といえば、
>さぁてまぁ百人はいるだろうかね。
> 百人斬りだな。
>
> しかしながら、その内訳を見ると、フォークダンスで小・
>中学校時代に手を握った女の子がそのうちの90人以上を占め
>るだろう。
>
> そう考えると、フォークダンスは偉い。
> あるいは私が情けないのか。
>
> ヒップホップダンスのほうがカッコいいかもしれないが、
>ヒップホップなら女の子の手は握れないのではないかな。
>
> ふふふふ、いまどきの小・中学生の男子は気の毒だな。
>
>
>◆
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>===
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>▲ 後記 ▼
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>
> 最近のブログから ──
>
>
>尖閣諸島の密約は中国共産党軍が破棄した
>http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/diary/201204190000/
>
>
> フランス領のアルザス地方は、アルザス語がドイツ語の
>一系統だということが一目見ればわかるし、建物もドイツの
>スタイルで、どう見てもドイツ固有の領土だ。
> フランスが勝ち、フランス領になっている。
>
> コルシカ島も同じで、コルシカ語がイタリア語の一系統だ
>ということも明白だし、ほんらいイタリア固有の領土だ。
> フランスが勝ち、フランス領になっている。
>
> さんざん血を流した末、蒸し返すのをやめたのが欧州諸国
>だ。
> 表面は静かだけれどそれは、蒸し返さたら本気で怒るぞと
>いう強い決意を、諸国が共有しているからだ。
>
>*
>
> 尖閣諸島については、日本と中国の外交当局のあいだに、
>公然の密約があるはずだ。
>
>(1) 日本人は尖閣諸島に立ち入らず、自衛隊も駐留させない。
>(2) 中国人は尖閣諸島に立ち入らず、中国共産党軍も駐留さ
> せない。
>(3) 領土の帰属は、本気で議論することは避ける。
>(4) 以上の代償として中国はxxxxxxxすること
> (ないしxxxxxxxしないこと)。
>
> 日本の外交当局がラクをしたいがために、日本側が百歩
>しりぞいた密約が結ばれているにちがいない。
> そう考えないと、尖閣諸島についての日本政府の異常な弱
>気さが説明できない。
>
> 自国領なのに、自国人が上陸することを取り締まる日本政
>府。密約なしにはありえないことだ。
>
> 密約の相手方は中国政府当局だが、中国はいまや公然の二
>重権力の軍国主義国家で、政府のコントロールがきかない共
>産党軍が経済利権にまで踏み込んで勝手に行動する。
>
> 共産党軍が密約を破るたびに、中国外交当局はああだこう
>だと言い訳をしてきたろうが、日本側がものわかりのよすぎ
>るお人よしなものだから、中国外交当局すらいまや密約を守
>る必要がないと考えるに至ったというのが、今日の状況だ。
>
> 密約を洗い落して、常識あるパワーポリティクスの世界に
>引き戻すことが、国家間の関係を成熟させることになる。
>
> 密約は、日米間にだけ存在するのではない。
>
>(以上、ブログ本篇全文転載)
>
>
>==
>
>
><泉 幸男 著>
>
> 『中国人に会う前に読もう 第一線商社マンの目』
>
>『日本の本領(そこぢから) 国際派商社マンの辛口メモ』
>
> 通 信 販 売 も 受 付 中
> http://homepage2.nifty.com/sai/mart/
>
>==
>
>
>■主宰 泉 幸男(いずみ・ゆきお Izumi Yukio)
>
>http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/
>(旗艦ウェブサイト。これまでの号もここで見られます)
>http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/
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