>〜東日本大震災に寄せて〜
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> 被災地からの一句
> 特別編(後編)
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>(前編の続き…)
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>私たちはそのまま8日間避難所運営に携わることとなりました。届かない食糧、仮眠を取りながらの夜警、部活動をしていなかった生徒やその家族の安否確認。絶望的な状況で、自分のことは全く考えることは出来ませんでした。
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>3日後、主人と逢え、借家も床上浸水で済んだことがわかりました。主人の勤務する高校は水没し、主人はとにかく校舎の泥出しをする日々でした。水没した自家用車とローン、これからの住み処等、二人で考えなければならないことはたくさんあるのに、自分たちのことは後回しにしていました。
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>震災当夜、何も考えられない状況の中で、私は俳句を作っていました。それからずっと、自分を支えるために俳句を紡いできました。
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>明日からまたゆっくり歩き続けます。生徒と、家族と、宮古の皆さんと。まどか先生、俳縁ある皆様への感謝を生きる支えとして。
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>泥掻いて泥掻きだして春夕焼
>薫風や商店街の大漁旗
>むせかへるほどの送り火見上げけり
>冬の潮何処も現世の仮住ひ
>小池美智子
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>■お知らせ■
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>「被災地からの一句(5句)」と「被災地への応援俳句(入選5句)」を毎週交互に配信しています。引き続き皆さんからのご投句、お待ちしております。
>
>▽これまでご投句いただいた応援俳句はこちら(PCにてご覧ください)
>http://madoka575.co.jp/
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>▽ご投句はこちらから
>http://madoka575.co.jp/mm/touku2/
>
>・お一人の投句数に制限はございません。
>・俳句にコメント(80字以内)を添えていただければ幸いです。
>・ご投句いただいた作品は事務局にて確認の上、本HPにて公開させていただきます。なお、多くの作品をご投句いただいた場合、事務局にて3句程度を選び公開させていただきます。
>・全投句作品より黛が選んだ5句を、毎週日曜日12時にメルマガ配信いたします。
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