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2013年5月1日水曜日

Fw: 「恋せよ乙女」と言われても from「ガツンと一発」

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>平成25年('13)5月1日 第1789号
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>「恋せよ乙女」と言われても
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>平井修一
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>散歩コースには400本のソメイヨシノがあるが、1本だけサクランボのなる木がある。山形県などで主流の「佐藤錦」という品種のようだ。そのサクランボが日々色づき始め、あと2、3日で食べごろになるだろう。
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>そうなると手の届く下の方は人間が食べ、上の方は鳥が食べ、ほぼ1日でなくなる。のんびり鑑賞する間もない。浅ましいと言えば浅ましいが、小生も2粒とか3粒は食べるから浅ましい1人である。
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>今朝はこのサクランボのそばを15、6歳の女の子がにこにこしながら歩いて行った。アイボリーホワイトのおしゃれなワンピースを着ている。生きているのが楽しくて仕方がないようだ。あと2、3年で食べごろになりそうで、恋をしてやがては親になるのだろう。
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>♪いのちみじかし 恋せよおとめ あかきくちびる あせぬまに 熱き血潮の 冷えぬまに あすの月日の ないものを
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>この歌の題名は「ゴンドラの唄」。大正時代の歌で、作詞は吉井勇、作曲は中山晋平。大正4(1915)年に劇団「芸術座」の公演で松井須磨子が歌唱した。「人の命は短いのだから、さあ乙女よ、恋をせよ」と言いながら、女性を優しくゴンドラへいざなうという内容の恋愛歌謡だ。
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>日本の女性は16歳くらいから23歳くらいまでが旬で、フェロモンと言うかオーラで輝いて一番美しいが、28歳あたりまでは賞味期限内である。米国の白人女性は12歳くらいから22歳くらいまでが旬、せいぜいが25歳くらいまでが賞味期限で、その後はパッとしない。ただのオバサン、脂肪の塊になる人が多いのではないか。
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>それにしても米国には10回以上取材旅行をしたが、顔もスタイルもいいという美人には1人しか出会わなかった。その1人は元ミス・ワシントン州だった。美人は希少価値があり、もしかしたら普通の職場ではなくセレブの多そうな芸能界などに集まっており、街中では美人を見かけるチャンスがなかったのかも知れない。
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>米国は美人が極端に少ない国、というか"化粧後進国"なのではないか。元々が植民地で、女性が極端に少なく、女であれば大事にされたという国柄もあるのだろう、男に媚びたり女性同士での競争意識が薄いのかもしれず、それならば女性は女性らしくする必要はないから美人が創られないことになる。男女同権、男女平等の国でもあり、結婚を永久就職と思う女性も少ないから色仕掛けに熱心ではないのかもしれない。
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>ニューヨーク在住で国際税務専門職の肥和野佳子(ひわのよしこ)氏がジャパンメイルメディアにこう記している。
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><1998年に"You've got mail"という映画がヒットしたことがあった。米国ではそのころから、インターネットで大人が人と出会って恋をするというのは徐々に増えた。2000年ごろにはネットで人と出会うことが急速に流行し始め、現在ではネットで恋活・婚活をするのは、老若男女普通でごく当たり前のこととなっている。
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>たとえばここ数年、パーティーで知り合ったカップルや最近結婚した夫婦に、どこで出会ったのかと尋ねると「インターネットで出会った」と答える人が過半数。私の周りでもネットで恋人探しをしている人、恋人に出会った、という人はたくさんいて、あまりにも多くの人がネット上で恋愛市場に参加している。米国では今や出会いの主流はネットといっても過言ではないと思う。
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>米国のネットでは、やり方次第でかなりレベルの高い人と真剣な出会いもできるし、カジュアルな軽い付き合いもやろうと思えば可能だ。男女とは限らず、男男、女女のカップルもありだ。すべては自己責任。自己責任が原則的に確立している米国で発達しているのもうなずける。
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>それに米国では、もともと昔から新聞や雑誌にパーソナルズ(掲示板的な数行の個人広告)を出して「自分はこれこれこういう人で、これこれこういう感じの人との出会いを求めています。ご連絡ください」という出会いの欄があって、それを利用する人も少なくなかった。それがインターネットの時代になって大規模にネット上でやるようになっただけといえばそうかもしれない。下地は確かにもともとあった。
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>米国でネットで人と出会うのが主流になった別の要因としては、職場ではセクシャル・ハラスメント防止のための会社の規則が厳しくなって、社内で恋愛相手を見つけるのが難しくなったという事情もある>
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>ネットでの出会いが主流なら、毎朝、30分も1時間もかけて化粧したり色仕掛けを準備する必要もないだろうから、米国ではますます美人がいなくなるだろう。日本では「草食男子」など恋愛に熱意を示さない男が増えているようだが、男女ともにやがては米国のようにネットで相手を探すようになるだろう。
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>「恋せよ乙女」と言われても最初の出会いがネットでは化粧への熱意も薄れ、日本女性ももしかしたら不細工になっていくのかもしれない。そういえば最近では「肉食女子」が増えているようである。美しい「乙女」はすでに絶滅したか、やがて絶滅するのかもしれない。
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