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>「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
> 平成25年(2013)5月29日(水曜日)
> 通巻第3954号 <前日発行>
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> 「次の次」に飛び出したのは団派(共産主義青年団)の領袖、胡春華だ
> 団派の牙城となった広東省へ団派幹部が陸続と訪問、視察旅行
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> 習近平政権の四年後(2017年)に予定されている第十九回党大会で、習の総書記再選は動かないだろうが、政治局常務委員のうち、李克強をのぞく五人は定年のため退席する。
>その後釜に最有力者は、李源潮、王洋、そして胡春華(いずれも政治局員)が常務委員会入りすると早くも予測されている(事実上、常務委員の張徳江、王岐山、張高麗、愈正声を越えて、李源潮と王洋は常務委員扱いをうけている)。
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>なぜなら九年後の第二十回党大会で、習近平時代は終わり、同時に李源潮と王洋は定年にひっかかるため、「次の次」の候補に残るのは、この胡春華と、孫政才(現重慶市書記、政治局員)だ。
>となれば団派を代表する胡春華は、将来の孫政才とのトップ争いを前にして、いまのうちに党内に不抜の自派を育成しておく必要が生まれる。
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> 胡春華は広東省書記で、前任は王洋である。
>広東省は経済繁栄のトップを走り、景気後退期に入ったとはいえ、多くの外国メーカーが蝟集している。孫政才は、むしろ薄煕来失脚のちの、もっとも治めにくく、貧困の重慶に赴任していて、それだけでも頭一つリードしたとみられる。
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>広東省は、とくに通信器機や自動車の部品工場が多く、省都の広州市の繁栄し続けており、ひとりあたりのGDPは軽く10000ドルを超えている。裕福な家庭にはフィリピンの阿馬(あま)さん(女中)がいる。自家用車はBMWなどだ。
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> ▼権力亡者らの熾烈な派閥形成競争
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> 広東省の書記である胡春華のもとに、詣でる人々が後を絶たない。
> 黒龍江省の省長代理兼党委副書記の陸晃(前共青団第一書記、最年少の省長)は、黒龍江代表団を引き連れて広東を訪問、このときは朱小丹・省長も同席したと「南方時報」(5月26日)が伝えた。
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> 異例の歓迎ぶりを示したのも「次の次の次」の出世頭である陸晃を、胡春華は自派閥に入れて、共青団の地盤を固めようというわけである。
> 四月以来、広東省を視察したのは共青団第一書記の秦宜智、李克強の右腕だった劉鵬(体育総局局長)らである。
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> つまり胡春華は、共青団のなかに自派を形成し始めて強力な領袖を目指しており、「国内国」が軍隊であるとすれば、「党内党」が上海派と共青団。そして、「派内派」は共青団の中核組織の自派への編入をはかる胡春華ということになるだろう。
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> 九年後を見据えて、熾烈な権力闘争ははやくも火花を散らしているのである。
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>(註 王洋の「王」はさんずい。陸晃の「晃」は日のしたが夭。)
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> 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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>樋泉克夫のコラム
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>【知道中国 912】
> ——「わたくしは心から北京の瀟清を愛するものである」
> 「書肆漫歩」「燕都食譜」(奥野信太郎『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)
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>「従来通り、支那趣味なるものには、融和し難い隔たりを有」ったままの正宗白鳥とは対照的なのが、慶応大学で中国文学を教えた"粋人"の誉れ高い奥野信太郎(明治32=1899年〜昭和43=1968年)だろう。
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>なによりも奥野は北京にゾッコンだ。北京での日々を満喫し、酔い痴れる。
>「北京は静かな美しい町である。槐樹と柳と楡が鬱蒼と茂った町である。夏の頃は合歓の花が淡紅く墻壁のところどころを彩り、空には白い鳩が銀粉を撒らしたように耀きわたる。大きな城壁に囲まれたそのなかに、宮殿や並木路や彫像が、整然と左右対称に配置された、すばらしい構想をもった図案だといえば間違いない」
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>「この町の娘たちは、若さに溌溂としていながらも、またどこか旧都の女らしい典雅なおちつきがあって、尠くとも雑駁な感じを与えないだけに、その美醜に拘らず、清楚であり、嫻都である」
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>「久しい間の荘麗な宮廷生活が中心となって馴致されたこの町の嗜好は、香りにも繊美であり華奢である。それが料理にあらわされ、娯楽にあらわされ、その他生活の諸方面に顕然を認められる事は此上もなく北京というところをたのもしく思わせる」
>「北京の夜空は実に美しいと思う。水蒸気が少ないから星が澄みきって光る。空は更に高く位置して星がぐっと浮いて見える」
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>——このように、奥野の描く北京には毎度お馴染みの手洟も唾も痰も、ましてや野糞も登場しない。それまで北京を訪れた多くが不潔極まりなく猥雑だとクソミソに批判・罵倒・嫌悪しているのとは違い、奥野は「わたしは心から北京の瀟清を愛するのである」と胸を張る。加えて「清浄」「典雅」「繊美」「華奢」などと最上の形容詞を並べ北京を讃美する。であればこそ、奥野の文章に糞尿のアンモニア臭なんぞを期待するほうがムリというもの。
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>奥野にしてみれば、中国を代表する京劇であれ料理であれ、「東西南北の各種各様の味いが、清朝以来、北京官人の嗜好に綜合され洗練され」、「それらいずれも北京という擂り鉢のなかに渾然として千紫万紅の美しい彩を示している」ことになる。
>「北京飯店の屋上で藤椅子に椅りながらほのぼのと上るハイボールの酔を楽しむ時ほど気持ちのいいものはない」と、奥野はシミジミと呟く。
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>名物の?羊肉は、「寒い星空の下、・・・どうかするとちらちら雪がふりはじめた晩など、外套の襟を立て」ながら、「(?羊肉の名店である正陽楼の)中庭の炉を囲んで片足を几に載せておのがじし羊を焼いて食べる」のが通の食べ方であり、「羊の肉には不思議に紹興酒より白乾児の方がよく合う。白乾児というのは満州で言うところの高粱酒であるが、なかでも汾酒と称するものを以って最とする」そうな。だが、汾酒はニオイがきつ過ぎマス。
>なんとも陶然駘蕩と優雅極まりないような北京生活だ。この文章の末尾には「(昭和十一年〜十三年)」と記されているが、この間、日中双方で何が起きていたのか。
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>二・二六事件は昭和11(1936)年。翌年7月には北京郊外で盧溝橋事件が発生し、年末には日本軍は南京に入城。13(1938)年半ばには徐州に軍を進め、11月にはバイアス湾上陸に成功している。一方の中国では36年末に西安事件が発生し、共産党の巧みな宣伝工作が奏功し全土で抗日機運が盛り上がり、日中双方は疾風怒濤の時代のとば口に立っていた。
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>奥野は戦争にも抗日にも関心を示そうとせず、ひたすら北京で古書や骨董を漁り、京劇を愛で、料理を愉しもうとする。天晴れ!といいたいほどに見事な韜晦ぶりである。
>《QED》
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>(宮崎正弘のコメント)奥野信太郎先生、今月の『WILL』(7月号)に若き日々の艶聞がでています。「粋」をめぐる鼎談の個所です。花田紀凱さんが司会をして、坂崎、大崎の二人の随筆家のお喋りのなか(同誌142p)です。
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> 読者の声 どくしゃのこえ READERS' OPINIONS 読者之声
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>(読者の声1)貴誌前号にご紹介いただいた「大東亜会議70周年記念大会 研究講演会のお知らせ」ですが、一部修正がありますので、再度告示します。
> 今年は昭和18年11月5日、6日に開かれた、アジア最初のサミット、アジアの解放と人種差別撤廃を謳った大東亜会議から70周年を迎えます。
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>70周年を記念して、「大東亜会議の史実を知り、正統の歴史を取り戻す会」を設立する準備会を、加瀬英明、頭山興助両氏を共同代表として発足させました。11月6日には、70周年記念大会の開催を予定しております。準備会には研究部会がおかれ、この度第1回目の研究講演会を下記のとおり開催することになりました。是非とも多くの皆様のご参集をお願い申し上げます。
>記
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>テーマ:「大東亜会議演説集」から「大東亜会議」を学ぶ
> (公式文書日本文74頁、全員に配布)
>講演者:藤井厳喜(拓殖大学客員教授・呉竹会代表幹事)
>日時: 6月3日(月)6:30〜8:30
>会場: 文京シビックセンター、5階会議室A(5A会議室)
> 03−3812−7111〜3(夜間直通)
> 最寄駅◎東京メトロ南北線の後楽園駅徒歩0分、◎東京メトロ丸ノ内線の後楽園駅徒歩 1分、◎都営地下鉄三田線の春日駅徒歩1分、◎都営地下鉄大江戸線の春日駅徒歩0分、◎JRの水道橋駅徒歩8分
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>会費:500円
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>*お問い合わせ:事務局:廣瀬義道 03-5980-9701 sada816@yahoo.co.jp
> 中村信一郎 090-8101-1276 fujiko182002@yahoo.co.jp
>*御出席の場合は必ず事前申し込みをして下さい。
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> (「大東亜会議70周年記念大会」準備会 研究部会)
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>(休刊のお知らせ)小誌は海外取材旅行のため6月1日—9日が休刊となります !
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