>━━【日本一新】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
> 第84号・2012/1/19
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> 顧問:戸田邦司
> 発行:平野貞夫
> 編集:大島楯臣
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> <メルマガ・日本一新第84号>
>
>◎「日本一新運動」の原点—91
>
> 日本一新の会代表 平野 貞夫
>
> 1月12日(木)に、東京地方裁判所の登石裁判官に対する、
>「訴追請求状」を裁判官訴追委員会に郵送した後、自宅でサンデ
>ー毎日のインタビューを受けている最中に小沢さんから電話があ
>った。「登石裁判官を告発したんだって!」と驚いていた。
> 丁度同じ日に「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」
>(代表・八木啓代氏)が、石川議員の調書を捏造した田代検事・
>他を「検察庁の一連の組織的犯行」として、最高検に告発し、そ
>れを誰かが誤って報告したのが原因らしい。
> 取材で、サンデー毎日の記者が私をしきりに攻めたてたのは、
>4月に予定されている小沢さんの判決が「有罪か、無罪か、その
>割合はどうか」という質問であった。「そんな質問に答える立場
>にない」と断って次のように話したが、その部分は記事にならな
>かった。しかし、大事なことなので「メルマガ・日本一新」では
>しっかり説明しておきたい。
>
> まず第1点は、「小沢問題」は麻生政権の「政治捜査」で始ま
>った事件であることだ。従って、東京地裁の判決は「政治判決」
>となる可能性を排除できない。何故なら、憲法に基づいて「法と
>証拠」による判決を行えば、「政治捜査」であることが国民の前
>に明らかとなるからだ。
> 第2点は、現在の法務省・検察・裁判所の劣化は驚くべき実態
>である。「小沢裁判」でそれが露呈し始めた。裁判所の裏金づく
>りなどの話は、元高裁判事の生目暉雄氏の『裁判が日本を変える』
>(日本評論社)で、国民が知るようになった。これから司法府の
>腐敗がさまざまな形で吹き出る可能性がある。従って「小沢裁判」
>で少し正常化させ、被害を最小限としておこういう心理が働く可
>能性もある、というのが私の見方だ。
> 登石裁判官の訴追請求を行った理由は、私自身の反省が第一で
>ある。私は「検察審査会法の改悪」には関係していなかったが、
>裁判員制度・法科大学院制度、一連の米国化した商法改正、そし
>て悪名高い「盗聴法」等々の成立に協力してきた自分自身の『非
>行』を猛省してのことである。
> 西松建設事件から始まる一連の「小沢排除の捜査と裁判」は、
>自民党の麻生政権から始まって、民主党・菅政権に司法官僚によ
>って引き継がれたものといえる。ここに問題の本質がある。さら
>に巨大メディアがそれを煽動しているという実態が、野田政権で
>も営々と続いていると私は見ている。この底知れぬ流れの中に、
>現在わが国のあらゆる部分を劣化させた「悪性の癌」が潜んでい
>ると思う。
>
> 私が叫びたいのは、日本を支配しているのは、必ずしも財務官
>僚だけではない。実は財務官僚も恐れる集団があるのだ。それは
>司法試験という最も難解な試験に合格した人たちでつくられたも
>のである。勿論、その人たちの中には、人々のために自分を犠牲
>として生きている人たちが多くいることも承知している。しかし、
>財務官僚をも支配するというか、コラボレーションして、わが国
>を統治支配しようとする「検察官僚」の存在である。法務省に、
>100人を超える検事をいれ、最高裁事務総局に約30%の迂回
>検事がいて、内閣法制局を通じて、司法と行政を支配している実
>態を、国会議員はなんと考えるか。
> それに加えて、最近各党の弁護士国会議員が増加している。そ
>れは決して悪いことではない。立派に職責を果たしている弁護士・
>政治家を何人か私は知っている。しかし、民主党政権となって、
>弁護士・政治家が高い権力の地位に就くようになってこの方、国
>政に多くの障害が出ていることも事実である。
> 私が参議院議員として約11年間、法務委員会に所属していた
>のは、国家社会の正義を担保するのは、司法界にあるという強い
>思いであった。そのため、司法に関わる人材の養成、人間として
>の常識と誠実を持つための改革を志したのだ。この部分の腐敗と
>劣化が、今日の悲劇であるという憤りが、訴追請求の真意である。
>
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
> 訴 追 請 求 状(写)
>
> 平成24年1月12日
>裁判官訴追委員会御中
>
> 郵便番号 ***−****
> 住 所 千葉県柏市
> ********
> 氏 名 平野 貞夫
> 電 話 ***-****
>
> 下記の裁判官について弾劾による罷免の事由があると思われる
>ので、罷免の訴追を求める。
>
> 記
>
>1 罷免の訴追を求める裁判官
> 所属裁判所 東京地方裁判所
> 裁判官の氏名 登石郁朗裁判官
>
>2 訴追請求の事由
> (総論)
>
> 上記登石裁判官は、平成23年9月26日、自分が裁判長とし
>て担当した事件、『平成21年(特わ)第517及び平成22年
>(特わ)第195号、政治資金規正法違反被告事件』の判決にお
>いて、法治国家たるわが国の憲法、刑事法規等の基本理念を否定
>するだけでなく、人類が営々として築き上げた基本的人権という
>条理を冒涜する、異常な心理状態で判示したものである。
>
> 多くの常識を持つ国民から、登石裁判官の精神状態は異常と危
>惧した意見が噴出し、これでは民主社会の正義も国民の安穏も維
>持できないと、「裁判官の暴走」に厳しい批判が続出した。
>
> 裁判官にとっての職務上の最大の義務は「憲法の遵守」である。
>登石裁判官は憲法に対する職務を著しく怠っただけでなく、憲法
>原理さえも冒涜したものである。このことは、裁判官としての威
>信を著しく失わせただけでなく、司法の権威と信頼を失脚させた。
>これは裁判官としての非行に止まらず、、人間としての非行に値
>する。これを非行といわずに何を非行というのか。
>
> 登石裁判官は、この「裁判官の暴走」といわれる異常判決を代
>表する裁判長たる司法官である。その適格性や資質に重大な欠陥
>があり、弾劾裁判によって罷免すべきである。
>
>(代表的問題点の指摘)
>
>(1)前記政治資金規正法違反被告事件は、平成21年3月3日
>の大久保秘書逮捕の西松建設事件から始まる。これは民主党への
>政権交代を阻止するため当時の麻生政権が政治謀略として、小沢
>民主党代表を政界から排除しようとして仕組んだ事件である。
> 私自身、その傍証をもっている。大久保秘書逮捕の2日前の3
>月1日、当時の森英介法務大臣から直接、「小沢代表は、平成時
>代になってから日本の政治を崩壊させた悪い政治家である」等の
>暴言を聞かされ、何か事件的なものが起こりそうな予感があった。
>その後、森法務大臣と親しく、私の友人でもある財界人から「森
>法務大臣が、大久保秘書逮捕は私が指示したと内輪の会合で聞い
>た」との情報を知らされた。また、政府高官が同じ政治資金規正
>法問題を抱えた数人の国会議員について「自民党には波及しない」
>と発言して問題となった。故に、これらの事件は捏造された政治
>捜査である。これらの点を私はテレビや著書などで問題の提起を
>行ったが、裁判では一切採り上げなかった。これらは、議会民主
>政治の根幹を問う問題であり、登石裁判官は著しく職務を怠った
>といえる。
>
>(2)平成23年12月16日、小沢一郎氏の強制起訴に係る陸
>山会事件の東京地裁公判に証人として出廷した元検事・前田恒彦
>氏は、東京地検特捜部に応援入りしたときの状況について、次の
>趣旨の証言を行った。「陸山会事件の捜査で検察のやり方は問題
>があった。・・・主任検事から『この件は特捜部と小沢の全面戦
>争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ・・・』といわれた。
>当時問題となっていた4億円について、(検察内部では)5千万
>円は水谷建設、1億円は○○建設などと筋を描いていた。現場を
>追いかけている担当検事らは、裏金の話を聞き出せないと感じた。
>・・・4億円が企業からと妄想する人もいたが、正直ついて行け
>なかった。○○検事も『石川さんの5千万円の裏金の事実はない
>んじゃないか』と言っていた。副部長検事も『おそらくない』と
>いう認識だった。・・・この事件で、捜査体勢が、途中でものす
>ごく拡充された。『業者班』の捜査員を増やした。でも調書がな
>いでしょう。裏金を渡しているという、検察の想定と違う取り調
>べ内容は証拠化せず、メモにしていた。」
> この前田元検事の証言は、(1)で述べた私の主張を証明する
>ものである。これらの捜査段階の空恐ろしい実態は、裁判の審理
>で究明されるべき問題であった。それがなされなかったことは、
>裁判の公正さを著しく毀損した。昭和9年のいわゆる「帝国人絹
>事件」は、当時の東京地方裁判所が公正な審理を行い、軍部と司
>法省首脳が内閣の倒壊を図るために仕組んだ検察ファッショであ
>ることを明らかにし、被告全員を無罪とする歴史に残る判決を行
>った。ところが、今回の登石裁判官による判決は、前田元検事の
>証言が示唆するように、政治捜査であり、検察側の議会民主政治
>を抹殺する狂気の捜査を糾弾すべき立場にありながら、その問題
>の検察調書をも逸脱して、裁判官が憶測、さらには妄想と思われ
>るものまで推認で断定した。これらのことは、裁判官の暴走とし
>て多くの国民を不安のどん底に陥れた。司法の権威を陥れた責任
>は重大である。
>
>(3)判決の代表的問題点は2つある。第1は、西松建設事件の
>背景事情として、東北地方の公共事業での受注決定の際、大久保
>秘書が業者を決める『天の声』を出す役割を担い、ゼネコンから
>多額の献金を受け入れる窓口だった、との部分である。
> 第2は、陸山会事件の背景事情として、小沢氏の地元の「胆沢
>ダム建設工事」受注に絡み、水谷建設から04年10月に石川知
>裕被告に、翌05年4月には大久保被告に、それぞれ5千万円が
>渡ったと推論した上で、陸山会の土地購入の原資となった小沢氏
>からの借入金「4億円」について、原資が証拠上明らかであるに
>も拘わらず、原資不明と妄想し、4億円での土地取得が発覚すれ
>ば、裏献金や企業と癒着した資金集めの実態が明るみに出る可能
>性があるために隠蔽した、と推認した部分である。
> 両件とも証拠はなく、中には検察調書によらず、憶測、推論、
>妄想ともいえる心理状態で判決したものもある。これが裁判所の
>判決として通用するなら刑事裁判を行う意味はない。憲法で保障
>される裁判を受ける権利とは何か。憲法に保障されている「推定
>無罪、罪罰法定主義、証拠中心主義」のすべてを冒涜して、裁判
>官の恣意的価値観によって、特定のストーリーを予め描いた上の
>判決といえる。従って、登石裁判長の憲法に対する理解度が正気
>でないことは明らかであり、裁判官としても資質に著しく欠ける
>といえる。裁判官の「自由心証主義」とは絶対的なものではない。
>憲法の原理や規定の範囲で存在するものである。登石裁判官が、
>何故「裁判官の暴走」と言われることを行ったのか、この点の究
>明も必要である。精神状況の異常さによるものか否かの判定は、
>裁判官訴追委員会の責任において究明すべき問題である。そのた
>めの訴追請求でもある。
>
>(結び)
>
> 個人的なことだが、私は平成3年7月から同16年7月まで、
>参議院議員であった。平成4年から約11年間、長期にわたって
>法務委員会に所属し、その間集中して行われた司法改革に全力を
>尽くしてきた。今日の検察と裁判所の暴走と劣化を見るに、慚愧
>に堪えない。司法制度の改革に関わった私が裁判官の訴追請求を
>行うことは、自己の反省を含め身を切る思いの決断であった。
>
> 本訴追請求が訴追委員会において、仮に不問に付されるとすれ
>ば、登石裁判官は憲法上の的確な資質を公認されることになる。
>となると、重大な問題が起きることについて是非とも触れておか
>ねばならない。まず、「裁判官の暴走」といわれる異常な判決が
>特定の目的をもって行われたという疑惑である。
> すなわち、平成23年10月6日から、東京地方裁判所で始ま
>った小沢一郎氏が検察審査会の強制起訴による裁判を、有罪に誘
>導するための政治判決となる。
>
> そもそも、小沢一郎氏に関わる「西松建設事件および陸山会事
>件」を強制捜査したこと自体が、前述したとおり、議会民主政治
>を破壊する政治捜査であった。検察が総力を挙げて約1年半の時
>間と巨額な税金を使って起訴できなかった事件を、政治権力と司
>法権力が癒着して、検察審査会を利用しながら強制起訴とした疑
>惑が生じている。
>
> 「強制起訴」された小沢一郎氏の東京地方裁判所での公判で、
>証人として出頭した田代検事(石川知裕被告の取調担当)が、虚
>偽の捜査報告書を提出していたことである。それが強制起訴に対
>し、大きな影響を与えたことが判明し、これが組織的に行われた
>可能性がある。私は「小沢問題」は国家権力が複合して捏造した
>「権力犯罪」だと推認している。
>
> しかし、現在の衆参両院議員の多くは、与野党に渡ってそのよ
>うな認識をしていない。もし、登石裁判官の判決が判例として定
>着するとなると、検察が起訴しなくても、裁判官が証拠もなく、
>推認で判断すれば、政治家を犯罪人に仕立てたり、政治生命を失
>わせることが可能となる。いわゆる「小沢問題」は、国民主権に
>基づく議会民主政治が、わが国で維持できるか否かの瀬戸際とい
>える。
>
> さらに、登石判決を正当として支持する法曹界の一部の人たち
>の主張によると、近年に世界の主流となった「法廷中心主義」の
>影響とのこと。裁判ですべてを決めていくという米国流の司法手
>続きがわが国でも主流になったとの論である。確かに裁判員制度
>など、米国の司法制度を導入した部分もあるが、憲法や刑事法規
>が規定する「推定無罪・罪罰法定主義・証拠中心主義」などは遵
>守されなければならない。それが司法手続きの基本である。
>
> 若し、米国流の法定中心主義に改めるとするなら、それは国会
>における立法によって改めことが議会民主政治であり、検察や裁
>判所の恣意で変更できることでは断じてない。
> 要するに、国会が本来の役割を果たしていないからこのような
>事態となったのである。国会議員の多くが、議会民主政治の本旨
>について無知、無感覚であることが原因である。現在のわが国の
>統治機構、特に司法府はきわめて危機状況である。難しい司法試
>験に合格した代わりに、人間性や常識を失ってロボット化した人
>間たちが、立身出世で拝金という価値観にとりつかれ、精神や心
>理状況を著しく異常化させて、司法界という特殊な世界で人間性
>や常識を捨て蠢いているのである。私が参議院議員として担った
>司法改革は、司法界で活躍する人材に、人間性を回復させること
>であった。
> 登石裁判官の判決は司法改革に逆流した典型といえる。
>
> 記
>
> 裁判所名:東京地方裁判所刑事第17部
> 事件番号:平成21年(特わ)第517号及び
> 平成22年(特わ)第195号
> 当事者名:被告 石川知裕衆議院議員、
> 池田光智及び大久保隆規元秘書
> 代理人名:木下貴司、高橋司、吉田美穂子弁護士他
>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>事務局雑話
>
>サンデー毎日の「小沢裁判『推認有罪』の確率」は是非ともお手
>にとって読んで頂きたい。「司法の浄化は、国会でなければでき
>ません。小沢鋭仁委員長に言いたい。訴追委員会に私を呼んで欲
>しい」と、後期高齢者の平野代表が絶叫しているので、与野党を
>問わず、心ある国会議員に届くことを期待したい。
>
>またぞろ「小沢氏の証人喚問を!」と、ミゾの切れたレコードの
>真似事を繰り返している「健全野党」という仮面をかぶった政党
>もあるが、「小沢問題」は、良心に照らして国家を担うすべての
>国会議員に共通する課題であることに一日も早く気づいて欲しい。
>
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
>先週号で平野邸からの封書について述べた。同封されていた宛名
>のない賀状の趣旨は「賀状は他人行儀で送りませんが、内容が刺
>激的で・・・」と愉しんでいる風情。聞き捨てならぬのは前段で、
>有り難くもないが、事務局も「古狸の仲間入り」となった模様。
>代表は「最近、次の世に行く準備を始めています」とのことだか
>ら、ここは一番、事務局としてはその人間力が数万分の一として
>も、この世に「居座る」算段を始めねばなるまい。
>まずそのためには、酒量を減らすこと、健康にはいたって良くな
>いとされている喫煙対策(禁煙)の2点が要諦。次は10年前に
>体にメスを入れたことをきっかけに止めた体力維持である。
>それは20キロの砂袋を背負い、毎日、すぐ側にある高等学校の
>グランドを小一時間歩くことで、家族には小馬鹿にされ、隣近所
>の人も訝る仕儀だったが「夜逃げの練習です」と意に介さなかっ
>た。がしかし、どれも、これも続ける自信がない。
> 出でよ、日本一新運動の若き後継者。
>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
> 次回の定期配信は、1月26日です。
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