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>☆━━━━━━【新潟県知事 泉田裕彦のメールマガジン 】━━━━━☆
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>┏┏┏┏┏ たがいに・にいがた ☆第２７５号☆
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>◆◆◆新潟県庁発行（平成２４年３月３０日発行）ＶＯＬ．２７５◆◆◆
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> 今週の「ひとりごと」
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> 皆さんこんにちは！新潟県知事の泉田裕彦です。
> 今週のコラムは、「新しい縁（えにし）が生まれることを願って「なじ
>らねの会」に参加してきました」をお届けします。
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>◇新しい縁（えにし）が生まれることを願って「なじらねの会」に参加し
> てきました
>─────────────────────────────────
> 先日、３月18日に、東日本大震災に伴い本県に避難されている方々の交
>流を目的としたイベント「なじらねの会」が、新潟市で開催されました。
>
> 避難されている方への支援に関する情報の提供や、避難者同士、各種支
>援団体等との交流を深めることを目的として、「縁づくり」をテーマに各
>種相談や交流の場を作っていこうと、被災者支援に取り組む各種団体、Ｎ
>ＰＯ等、自治体等で組織する東日本大震災復興支援連絡協議会が実施した
>イベントで、新潟県内に避難されている東日本大震災被災者の方々が、た
>くさん集って下さいました。
>
> 会の開始にあたって、私はみなさんに、新潟弁で「なじらね」の言葉の
>意味をお話させていただきました。「いかがですか？」という意味の新潟
>の方言ですが、今冬は例年にない大雪となり、避難されている方々は、大
>雪に慣れていない方も大勢いらしたと思います。
>
> 私は、このイベントに集まって下さった方々お一人おひとりに「なじ
>らったかね？」とお聞きしたいと思いました。
>
> 無事に、新潟での生活環境に慣れていただいているのかどうか、心配さ
>れていることは何か等、いろいろなお話を直接伺うことで、長引く避難生
>活の不安を把握し、避難されている方々の故郷の自治体や国に現状をお伝
>えし、適切な対応を取って参りたいと思っております。
>
> また、このイベントには大変多くのお子さんたちとお母さんたちが参加
>されていました。現在、新潟県には７千人を超える方々が避難されており、
>母子避難の方が多くなっています。
>
> 慣れない土地で、お父さんや親族の方々と離ればなれの生活では、心配
>事もより募るのではないかと気掛かりです。個々の家庭で独立した避難に
>変わってきている現状を踏まえ、同じ苦しみを抱いておられる皆さん同士
>での情報の交換を進めていただければと思います。
>
> こうしたイベントを開催することによって、孤立感を抱いておられる方
>々が、新しい縁・えにしを紡いでいかれるお手伝いができるよう、これか
>らも尽力して参ります。
>
> 我々もまた、何度も震災に遭ってきました。その度に全国の皆さまから、
>温かい手を差しのべていただき、復興への道を一歩一歩進むことができま
>した。県民・市民、そして諸団体の皆さん誰しもが、これまで頂いてきた
>ご厚意になんとか恩返しをしたいという気持ちでいっぱいです。
>
> 避難されている皆様方も「お互いさま」の心で、自宅にいるという気持
>ちで、どんどん甘えていただければと思います。一刻も早く、もとの生活
>が取り戻せるよう、歩みを進めていけるよう、私も精一杯努力して参りま
>す。
>
> 一方で難しい課題があることも承知しています。本県で起きた災害は、
>今は辛くとも、3年以内に帰るぞ、2年以内に帰るぞという気持ちを持つこ
>とができました。
>
> しかしながら今回の３月11日また12日の原発の事故以降は、出口が見え
>難い状況下での生活再建です。これは大変大きな課題であり、日本では初
>めて体験をする災害と考えております。未来を担う小さなお子さんの成長
>を、安心して見守って行ける環境をしっかり用意しなければならないと
>思っております。
>
> この「なじらねの会」には、平野復興大臣からもご参加いただき、避難
>されている方々との意見交換も行われました。
>
> それぞれの方が抱いておられる様々な悩み、不安をしっかり受け止め、
>国に適切な対応を求めるなど、これからも被災された皆さんのお気持ちに
>寄り添い、お互いさまの気持ちで、「なじらね？」と声をかけさせていた
>だきながら、私も頑張ります。
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