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> 衆議院議員 河野太郎の国会日記
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>
>海外がどれだけ日本の原子力政策の転換を見つめているか、よくわ
>かるエピソードがある。
>
>プリンストン大学のフォン・ヒッペル教授をはじめ、海外の研究者
>達が、「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会」の資料
>をみて、一様に首をかしげている。
>
>4月27日に行われた第十三回会合の配付資料1−1の10ページ
>に、「核分裂性プルトニウム貯蔵量の推移」というグラフがある。
>
>日本の保有するプルトニウムの量がそれぞれの政策でどう変わって
>いくかを示しているはずのグラフだ。
>
>(ここで示されているのは核分裂性のプルトニウム、つまり量が
>トンPuFで表されているので、実際のプルトニウム量、トンPuにする
>ためには1.5倍する必要がある。)
>
>全量直接処分シナリオを見ると、2012年に約25トンPuFの核分
>裂性プルトニウム量が、2017年までに約3トンPuFにまで減っている。
>
>つまり今後5年間で、20トンPuF強のプルトニウムが「プルサーマ
>ルで燃やされる」ことになっている。
>
>全量再処理シナリオを見ても、六ヶ所再処理工場で生み出される量
>以上のプルトニウムがプルサーマルで燃やされている。
>
>あれだけのやらせ事件を引き起こしておいて、電力会社は、まだ、
>そんなペースでプルサーマルができると思っているのか。
>
>しかも、なぜ、と尋ねられた内閣府は、このグラフは電力会社から
>示されたとおりのものを載せたと答える。
>
>結局、この原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会は、秘
>密会だのいろいろやるけれど、結局電力会社の都合の良いシナリオ
>をみんなで追認しようとしていただけなのか。
>
>海外の研究者の方が、よっぽど、注意深く、このシナリオのおかし
>さを見ているのではないか。
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