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2013年2月25日月曜日

Fw: asyu GP 「内部被曝」(肥田舜太郎)の読み方 : シフォン

>「内部被曝」(肥田舜太郎)の読み方
>http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/432.html
>GP 432 2013/2/25 16:14:54
>投稿者: シフォン
>
>http://www.yasuienv.net/IntExpHida.htm
>「内部被曝」(肥田舜太郎)の読み方
>04.01.2012
>【市民のための環境学ガイド
>安井至(東京大学名誉教授だった人です)】
>上記より引用します
>
>これは一体何なのだ
>この新書「内部被曝」肥田舜太郎著、(扶桑社新書116、2012年3月19日初版)は、危険な要素を含んだ出版物である
>その危険性とは何か
>まず著者の目的にとって不都合な事実を除外して、著作が行われていることである
>加えて科学的根拠が無い推測による記述が多すぎることである
>これでは正しい判断の根拠を福島県民に提供しない
>
>著者の目的とは何か
>福島をフクシマと書き、広島・長崎をヒロシマ・ナガサキと書いていることからの判断なのだが、フクシマに対する差別意識を日本中に広めることが、本書の目的のように思える
>
>そしてこの差別意識を利用して、原発を止めようとしていることがほぼ確実のように見える
>しかし、これは正しいやり方なのだろうか
>余りにもイデオロギー優先の出版物であり、福島県民のことを思うと、とてもやりきれない本であるように思う
>
>こんなことをしなくても、原発の新設はしない方向への社会的選択はすでになされていると思うので、2050年には稼働している原発はゼロ、2040年でも極めて少数になっていることだろう
>場合によっては2030年でも極く少数ということになるかもしれない
>
>第二がこの本の言う「原爆ぶらぶら病」は、確かに内部被曝の影響による可能性があるが、これと類似した症状の心身症を福島でも増加させる原因の一つになりかねないことである
>すなわち放射線に対する過度な心配をする人々を増加させ、ある種の心身症を引き起こす原因を作り出すという結果を生むように思える
>これが起きたら福島県民にとって、大きな不幸を引き起こしてしまうことになる
>現実に一部ではすでに起き始めているのではないか
>
>内部被曝が重大な影響を与える可能性があることは、誰しも認めていることである
>しかし、すでに述べたように、この著者は推測にすぎないことを多数羅列することによって、意図的に過大な影響があることを主張しているように見えるのである
>なぜ意図的だと思うのか
>それはやはり自然放射線であるカリウム40、ラドンの存在を全く無視した記述をしているからである
>この種の出版物に関しては、リスクのバックグラウンドを十分に理解しているかどうか、これがその出版物が信頼できるかどうか、言い換えればバランスの良い記述を行なっているかどうかの判断規準になる
>これに照らせば本書は落第である
>できるだけ多くの人を騙す目的で書かれていると判定せざるをえない
>
>やはりバックグラウンドに関わることであるが、活性酸素についても記述が足らない
>活性酸素は生体が防御機能用としても用いているものであり、そのためにすべての酸素を呼吸する生物には、防衛システムが整備されている
>ヒトはその中でももっとも完備した防衛システムを持っていることを述べていない
>
>先に述べた心身症に関してだが、不幸の見本とも言えそうなことが、この本の最後に掲載されている竹野内真理さんの悲劇ではないだろうか
>2歳児の母である竹野内さんが、この程度の放射線なら全く問題はないという信念を持っていたら、そしてわざわざ沖縄まで避難するようなこともしなければ、お子さんはこのような状況にならなかったのではないだろうか
>この本にも出てくるゴードン・マクロードの真意を著者が理解していれば、こんなことにはならかったのではないか
>
>竹野内さんは「チェルノブイリのかけはし」の野呂美加さんと親交があるようだ
>この団体が行なっていることを全面的に否定するつもりはないが、どうも「自然は無害」という思い込みが非常に強いようで、その延長線上でEM菌などという全く根拠のないものを有効だと認めているようだ
>物事を科学的視点で正しく見るということについては、相当に問題のある団体に思える
>
>この本の問題はまだある
>それは95歳で本人も広島の被爆者。6000人の被爆者を見てきた医者という、反対しがたい要素をもった人が書いた本だということである
>本の中身ではなくてこの著者のプロファイルによって、過度な信頼を得る可能性があるということが問題のようである
>どのような役割を果たしてきた人なのか、知っていれば心配はないが
>
>いずれにしてもこの本がどのぐらい信用できないものであるか、それぞれの記述について、科学的な妥当性を検証することが必要だと思われる
>(略)
>問題記述「放射線に敏感な多くの子どもたちに、初期の被曝症状が現れています。下痢が続いて止まらないとか、しばらくしたら口内炎がでるとか、喉が腫れて痛いなど」
>多くの母親が心配していたのは子どもの鼻血です」
>ここにも具体的なデータが無い
>何を根拠にこのような記述があるか、それが不明
>しかもその原因を内部被曝のためであると根拠もなく憶測している
>下痢、喉が痛いなどであれば、感染症を疑うのがまず医者というものでしょう
>不安を福島の人々に押し付けるのが目的とする記述であると思われる
>
>問題記述:「福島第1原発から出ている放射能は、広島・長崎で使われたのと同じウランとプルトニウムによるものです」
>問題記述:「今でもそうですが、50年、60年たってから、がんや白血病などの悪性の病気で被爆者がどんどん死んでいます」
>広島と長崎で起きたことと、福島で起きたことが同じだと言っている
>一体、何が同じなのだろう
>実際には相当違うことが起きている
>
>「放射能」という言葉は、一般には「放射性物質」を意味する言葉で、『ウランとプルトニウムによるものです』、とは何を言いたいのか
>実際には検出限界が上がった今日、皆無という言葉は使えないが、福島ではウランとプルトニウムは外部に出ていないと考えて良い
>
>また広島・長崎にウラン235やプルトニウム239が、今でも大量に残留しているという話はない
>もし残っていたら今でも検出できる
>なぜならウラン235の半減期は7億年。プルトニウム239の半減期は2.41万年で、α線を出してウラン235になるのだから
>(略)
>このような(上記のまた広島が冒頭の部分です)推定を肥田本では全く無視している
>恐らく日米の共同組織である放射線影響研究所の発表などは、「全く信頼できない」と断定しているのではないだろうか
>
>しかし、このように科学的に検証が可能な推定は、もしも信頼性が低ければ、誰がそれを出したかなどによることなく、それなりに修正されるものである
>
>記述:「被爆者がどんどん死んでいる」に移る
>被爆者の寿命は一般人よりも長いというデータに裏付けられた事実があることは隠している
>これは『不都合な真実』の一つなのだろう
>白血病が問題になったのは被曝後40年後までで、その後は固形がんが問題になった
>原爆が理由で白血病を発症したと考えられている人数は、被爆者8万2千人を対象とした調査で、1975年までに70例、1985年までに80例である
>もちろん白血病の原因は多種多様なので、それ以後に白血病が発生しても何の不思議もない
>(略)
>「原爆ぶらぶら病」が東日本でも起こりうる
>その通り。「最大の問題は心身症」だからある
>過度の心配によって発症すると考えれば起きるだろう
>
>特に女性と子どもには注意が必要
>「乳がんの発症数の増加が低被ばく線量のため」
>「玄海町では子どもの白血病が全国一」
>この手の統計には注意が必要
>玄海町の白血病については、ダイオキシンで埼玉県の乳児死亡率増大のときと同じように、統計的に意味があるかどうかを検証して示すべき
>
>遺伝的影響の可能性も
>その可能性がない、あるいは少ないことは、広島・長崎の被爆者の放射線影響の研究で最初に分かったこと
>1951年から1965年に行われたメガマウス実験によって、生殖細胞は被曝を受けても、受精までの時間を長くすることによって突然変異率が低下することなどによって、「遺伝影響は重要ではあるが、飛び抜けて重要ではない」と結論された
>
>何か変化があったら記録しておく
>そもそも原発は田舎をターゲットにして建てられた
>
>原発はそこにあるだけで危険をばらまく 「森林破壊の原因も原発。ドイツ、ギュンター・ライヘルト教授の調査」
>Nuclear Plants and Forest Damageで検索した結果、見つかったのは、Chicago Tribuneの記事のみ
>しかも1985年1月22日の記事。さてさて??
>
>スリーマイル島の経験から福島で起こることは予想できる
>「スリーマイル島の事故の後、新生児死亡率が激増しました
>これはペンシルバニア州のゴードン・マクロードも、原発から半径8〜16キロメートル以内に明らかに乳児死亡率の上昇があったことを認めている」
>どうもこの文書らしい。1982年に書かれた文書である
>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1649792/pdf/amjph00650-0015.pdf
>英語のコピー&ペーストができないので、日本語訳のみ掲載
>
>事故以前の1978年の最初の4半期には、スリーマイル島の半径10マイル以内で、1000の出生に対して新生児の死亡が8.6と7.6であった
>1979年の最初の4半期では、これが17.2に上昇した
>そして事故は1979年3月28日に起きた
>次の四半期での死亡率は19.3であった
>そして、同年の後半の四半期では、7.8と9.3になった
>ちなみに1979年における米国全体の新生児死亡率は、1978年が10.8、1979年が9.8であった
>
>原発による差し迫った危機を反映しているのだろうが、睡眠薬を使用した住民が113%も増加、精神安定剤(トランキライザー)の使用は88%も増加した
>一方14%の人々は普段よりも大量のお酒をのみ、32%の人々はより多くのタバコを吸った
>しかし、これらの薬や酒タバコによる副作用は、この事故での精神的ストレスによる公衆衛生上の悪い影響全体からみれば、ごく一部に過ぎないだろう
>最近の発見(1982年?)であるが、スリーマイル島の除染・清掃プロセス中に分かった、マウスやラットあるいはウサギの糞に含まれている放射性物質の量が非常に低かったという事実は、無視すべきでない神のお告げのようなものだろう
>このような状況がヒトについて起きたとしたら、低線量被曝がヒトに与える影響を長期的に検討するときには、放射線による物理的な影響だけでなく、精神的な影響も同時に定量的に検討すべきであろう
>
>この最後の部分がこの文書の核心となるところである
>全体としては様々なことが記述されており、訳した部分は全体の1/8程度である
>
>以上、要するに肥田本はゴードン・マクロード氏の本当の主張を削除し、一見、危ないと読める部分だけを取り出して、低線量被曝が危険であるというイメージを捏造すべく最大限の努力をしている
>NHKの追跡番組と同様、相当悪質な捏造である
>もし肥田本の内容がゴードン・マクロード氏に知られたら、彼は相当に怒ることだろう
>(略)
>セシウムは心筋梗塞を起こす
>バンダジェフスキー博士という人によって研究結果が出されている
>この人はクリス・バズビー博士と共に、反原発グループのスターである
>
>バンダジェフスキー博士は、セシウム137は50Bq/kgといった体内蓄積量でも、心臓にとって非常に危険だという説を流しているが、ICRP、WHOなどの国際機関は、これに同意していない
>
>同意しない最大の理由は、やはりカリウム40を無視しているからではないかと思われる
>人体には放射性であるカリウム40を、成人男性で4000Bq程度が存在している
>体重を60kgと仮定すれば、60〜70Ba/kgという量になる
>セシウムはカリウムよりも生体濃縮効果が大きいため、影響はセシウムの方が大きいと思われるが、それでも体内半減期は成人で100日以下、子どもだと30日程度である
>
>カリウムはバナナには多く含まれているが、誰もバナナを食べ過ぎると心筋梗塞になるとは言わない
>
>バンダジェフスキー博士は、リンゴペクチンがセシウム137の代謝を加速するという論文でも知られている。奥さんが主著者の共著
>http://radionucleide.free.fr/Stresseurs/smw-Galina_Bandazhevskaya.pdf
>しかし、これもICRPなどの国際機関は同意していない
>
>一説によれば、ドイツなどではリンゴペクチンが販売されているらしい
>したがってこの実験を再現することは、世界のどこでも簡単にできると思われるのだが、EM菌の有効性の研究や、プラズマクラスターイオンの有効性の研究に、一流の研究者は取り組まないのと同じ理由でだろう、誰もリンゴペクチンに取り組もうとしない
>(略)
>(このかぎかっこの部分は私が書きました
>これには「原子力資料情報室(故高木仁三郎氏が作った)の資料によれば」とあり、「科学的に正しく情報を処理し記述する能力は、同じ反原発を主張している団体である原子力資料室が格段に高いように思える」とあります
>肥田先生をすごく批判する人でも、高木さんにはそうしないことから高木さんをうかがい知れますね)
>
>要するにこの本は根拠が明らかでないことを、本当のことであると断定して、次々と並べるという手法で書かれている
>恐らくこの本の著者(真の著者は肥田氏ではないだろう)は、スターングラス氏、グロイブ氏の著書だけを読んでいて、そこにある情報だけを信じている
>そして他に存在する膨大な科学的情報を集めていないのではないか、と推測される
>
>アマゾンでの『人間と環境への低レベル放射線の脅威』の書評をみると、この本を読んでいる人は、ほぼ反原発グループに属する人々で、一人だけまともな読者がいるという感じである
>反原発の主張の本当の科学的根拠は何なのか、その理解が一般化しない最大の理由は、このグループの閉鎖性にあると思う
>情報が一般社会と共有されていないのだから、価値観が共有される訳がない
>
>
>http://www.yasuienv.net/HidaBook2.htm
>上記の続きです
>
>福島大学の放射線副読本研究会というところから、副読本が公開された。3月25日付である。
>https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/
>
>基本的なところでも科学的な誤りがあるので、訂正が必要であることとは当然なので、それを指摘することにしたい
>自然放射線を意図的に軽視しているなど、やはりスタンスが奇妙
>イデオロギー先にありきのように思える
>
>福島大学なのだから福島県民の味方になるべきだが、これでは反原発団体の味方でしかないように思える
>
>内部被曝の実情については、南相馬市などでのホールボディーカウンターでの測定によって、まずまず問題の無いレベルにあることが分かっている
>その問題にならないレベルを、さしたる根拠もなく問題だ問題だと言うことは、福島県民を過度に心配させ、ストレスによってスリーマイル島の事故のときの近くの住民のように睡眠不足になり、睡眠薬、酒やタバコで気を紛らわせるといった対応をさせれば、免疫システムの低下が起きることは明らか
>親がイライラすれば新生児の死亡まで増えてしまったというのが、妥当な説明だろう
>この福島大学の副読本の効果は、前回紹介した肥田本と変わらない
>
>実は内部被曝については、人類は過去に相当の体験をしている
>それが肥田本では全く無視されている
>(略)
>人工放射線と自然放射線の違い
>せめてカリウム40、ラドンぐらいには触れて欲しい
>これらの自然放射線に触れないということは、意図的に悪質な嘘を付いていることと同じである
>(略)
>隠され、潰されてきた低線量内部被曝の告発
>広島・長崎で内部被曝の影響がほとんど無視されたのは事実だろう
>しかし、広島・長崎で内部被曝量の影響がかなり大きいということは事実のように思える
>もしそうだとしたら、臨床的に重大は影響はないという境界である外部被曝100mSvは、本当はもっと高いのかもしれない
>
>すなわち内部被曝+外部被曝の総量によって、発がんなどの影響がでたのだが、内部被曝量の推定は不可能だったので、外部被曝量だけを用いて統計的処理を行ったとしたら、外部被曝量は過大に評価されてしまう
>(略)
>今、福島第一原発の事故による放射線被害を診られる医者はいない
>肥田医師よりは中立的なのではないか(補足・たいていの医師は中立的ということですね)
>精神的なケアをできる医者は多いだろう
>(略)
>放射線に対抗する唯一の方法は、生まれつき持っている免疫力を弱めないこと
>その通り。それには放射線への過度な心配をせず、ストレスフリーを目指すこと
>ストレスは免疫力に対して大きな悪影響がある
>(略)
>今の福島の状況であれば、被曝といっても、セシウムだけを考えれば良い
>食料品を普通に摂取していても、将来、悪い影響が見えることは無いと断言できる状況です
>(略)
>現在の日本のように余りにも長寿になると、いかに人に迷惑を掛けずに生き、そして死するかが最大の問題なのでは
>その意味では95歳でも印税を稼ぐことは重要かもしれない
>しかし、何を書いても良いというものでもない
>私個人としてはある一部の人だけに理解される本を書くよりも、すべての人々によって共有されるような本を書いていきたい
>


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