>http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/521.html
>GP 521 2012/3/03 00:33:38
>投稿者: 赤かぶ
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>「レベル7 番外編 その時、官邸は〜緊迫の96時間」2012/03/02(東京新聞)
>http://d.hatena.ne.jp/otomoryousuke/20120302/1330676617
>2012/03/02(東京新聞): otomoryousukeの日記
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>東京電力福島第一原発が危機的な状況だった昨年3月12日〜15日の4日間、官邸や現地対策本部にはどんな情報が入り、どう対策を決めたのか。菅直人首相(当時)を支えた福山哲郎元官房副長官、池田元久元経済産業副大臣、日比野靖元内閣官房参与の証言からたどる。(森川清志・宮尾幹成・福田真悟記者)
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>�3月12日早朝 首相の視察 元経産副大臣池田元久氏
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>・総理を落ち着かせろ
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>国の現地対策本部長となった経産副大臣の池田は十二日午前零時、福島第一から五キロ離れた国の防災拠点オフサイトセンター(OFC)に着く。午前四時過ぎ、そこに首相の菅が福島第一を視察すると連絡が入る。
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>「(震災の)人命救助は初動の七十二時間が重要だ。官邸の方が情報が入る」
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>池田は菅が非常時に官邸を離れることを危ぶみ、「どうしても来るというなら、視察先はオフサイトセンターにすべきだ」と、同行していた原子力安全・保安院の審議官に伝える。だが、池田の意見は菅に届かない。
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>午前7時過ぎ、池田はヘリで第一原発に到着した菅を出迎える。バスに乗るなり、菅は東電副社長の武藤栄に「なぜベント(排気)をやらないのか」と詰問する。1号機で原子炉を覆う格納容器の圧力が高まっており、ベントをしないと爆発する可能性があった。
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>東電の現地本部がある免震重要棟に着いても、菅は「何のために俺がここに来たと思っているのか」と武藤らに怒鳴る。作業員たちのいる前だった。所長の吉田昌郎が会議室で応対し、津波で電源を失い、ベントの弁を遠隔操作で開けることができないできないと説明。放射線量の高い中を手作業で弁を開けなければならないと話す。
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>二十分ほどのやり取りの最後、吉田が意を決したように言う。
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>「決死隊をつくってでもやります」
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>一瞬、室内がし〜んと静まりかえる。
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>「総理を落ち着かせろよ」。池田は、首相補佐官の寺田学に声を掛けた。苛立つ菅。その姿に、池田は「指導者の資質を考えざるを得なかった」と振り返る。菅が第一原発を離れた午前八時過ぎ、吉田は午前九時のベント実施を指示した。
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>�12日午後 1号機爆発 元官房副長官福山哲郎氏
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>・説明のしようがない
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>ベントから一時間後の十二日午後三時三十六分、1号機は爆発する。官邸では与野党党首会談が開かれていたが、菅に報告は上がらず、党首の誰も異常事態を知らされていない。
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>首相執務室に残っていた官房副長官の福山には「白煙が上がっている」と一報が入る。党首会談から戻った菅とともに、原子力安全委員長の斑目春樹に尋ねると「原発には揮発性のものがある。そんなのが燃えているのでは」と返ってきた。
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>そこへ血相を変えた首相補佐官の寺田が飛び込んでくる。「テレビに映ってます、爆発が!」。チャンネルを合わせると、原子炉建屋の上部が吹き飛ぶ映像が流れている。「アチャー」という顔になり、頭を抱える斑目。福山が「(旧ソ連の)チェルノブイリ(原発事故)と同じ爆発なのか」と尋ねても、返事はなかった。
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>菅が「何だあれは。報告を上げさせろ」と指示するが、一向に情報が上がらない。官房長官の枝野幸男の記者会見が迫る中、福山は「説明しようがない。延ばしますか」と提案する。「俺、行くよ」と枝野。「テレビで映像が流れている。会見を延ばせば国民は余計不安になるよな」。菅も「やってもらおう」と背中を押した。
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>午後五時四十七分、会見場に現れた枝野は「何らかの爆発的事象があった」としか言えない。現場は原子炉の爆発でないとみていたが、伝えられない。
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>格納容器から漏れた水素が建屋にたまり、酸素と反応した。官邸がそれを知るのは午後七時半過ぎ。爆発から四時間後だった。
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>�12日深夜 友人の疑問 元内閣官房参与日比野靖氏
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>・海水なぜ注水しない
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>北陸先端科学技術大学院大副学長の日比野が、埼玉県入間市の自宅からタクシーで官邸に着いたのは、十二日午後九時前だった。専門は計算機工学だが、菅とは東京工業大学在学中からの友人で、助言を求められていた。
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>五階の首相執務室へ通された日比野に、菅は「保安院、東京電力と安全委員会の言うことがバラバラで、次に何が起こるのか、どう手を打てばいいのか具体的な提案が全く出てこない」と不満を露わにする。
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>地下にある非常用ディーゼル発電機が津波で水没してしまったことに、菅は「何てバカな設計をしているんだ。あいつらバカなんじゃないか」と憤り、「一緒に話を聞いてほしい」と求める。
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>午後十時ごろ、保安院次長の平岡英治、東電原子力品質・安全部長の川俣晋、安全委員長代理の久木田豊が菅の執務室で状況を説明する。1号機は既に原子炉を冷やすため海水注入を始めていた。
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>菅は「なぜ2号機と3号機もベントと海水注入をしないんだ」と繰り返し問う。日比野も「なぜですか」と尋ねた。
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>川俣はベントについて「温度も圧力もできるだけ上がった後で抜いた方が効果がある」と話す。事故時の手順書通りだが、極めて深刻な状況の中、2、3号機のベントと海水注入は後手に回る。
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>「海水を注入すれば問題は片付くんですよね。なぜやらないんだろう」。三人が引き上げた後で、日比野は菅に疑問を口にする。菅は「要するに廃炉にしたくないんじゃないのかな」と漏らした。
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>�13日午前 東芝の警告
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>・1号機と同じ事態に
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>官邸近くのホテルに泊まった日比野が十三日午前九時過ぎ、首相執務室へ戻ると、緊迫した雰囲気が漂っている。早朝に3号機が冷却機能を失っていた。首相補佐官の細野豪志が緊張した面持ちで、炉心溶融の予測などを記したメモを次々と菅に届ける。
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>「万事休す」。日比野はそう感じた。菅の案内で細野や経産相の海江田万里らが首相応接室に入る。騒然とした室内。海江田が天を仰ぎ、茫然と立っていた。
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>菅は「もうこれは駄目だな」とつぶやき、再び執務室に戻る。間もなく「ベントができた」との報告が入る。ベントによって減圧すれば、海水を注入して冷やすことができる。日比野は「やったあ」と思わず拍手した。
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>午前十一時過ぎ、東芝社長の佐々木則夫が官邸にくる。前夜、日比野が「(福島第一を工事した)日立と東芝を呼んだ方がいい」と助言していた。
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>「2、3号機はどうなりますか」。菅が問うと、佐々木は「1号機と同じく水素爆発します」と即答。建屋から水素を逃がすために「水圧のジェットで壁を破る方法があります」と提案した。
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>東電は水圧で壁に穴を開けるウォータージェットを発注する。だが、3号機の爆発には間に合わなかった。
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>�14日午前 3号機爆発
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>・来るものが来た
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>オフサイトセンターでは十四日午前八時ごろ、東電副社長の武藤が、現地対策本部長の池田に「水が足りません。福島第二の自衛隊や地元消防を第一に振り向けてください」と要請する。
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>池田は、すぐに自衛隊の給水車七台と地元消防隊員を配置換えするよう指示した。
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>ところが午前十一時一分、3号機が水素爆発し、配置換えしたばかりの自衛隊員や消防隊員の連絡が途絶えてしまう。
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>「自分が指示したばかりで。えらいことだ」。池田は、衝撃を受ける。夕方にようやく全員の生存を確認したが、爆発で十一人が負傷した。
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>池田は消防の専門部隊による注水が必要だと判断。東京消防庁などに派遣要請するよう、経産省次官の松永和夫に電話で伝える。だが、同庁のハイパーレスキューが福島第一で実際に放水するのは十九日未明になってしまう。
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>十四日午後五時過ぎ、東電の担当者が、2号機も午後八時二十二分に炉心溶融し、午後十時二十二分には格納容器が損傷するという予測を池田に報告する。「ついに来るものが来た」。池田はそう感じる。
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>オフサイトセンターの移転に向けた作業を本格的に始めた。
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>�15日早朝 統合本部設置
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>・撤退すると言っている
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>十四日夕には、2号機の原子炉が空焚き状態になる。官邸で2号機の危機を話し合っていた官房副長官の福山らに「東電が撤退を考えている」との情報が入る。海江田や枝野らに、東電社長の清水正孝らが伝えた。
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>集まったメンバーは「作業員に危険が伴うが、撤退すれば膨大な放射性物質が放置される」と認識。菅の判断を仰ぐ。
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>午前三時ごろ、福山ら政治家五人が首相執務室に入る。「東電が撤退すると言っています」」。菅は少し間を置いて、「撤退なんか有り得ない」と言った。応接室で改めて協議し、撤退を認めないことで合意する。菅は「清水さんを呼んでくれ」と指示した。
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>清水を待つ間、菅は政府と東電による統合本部を東電本店につくれるかどうか秘書官に質す。秘書官は「総理がつくると言えばつくれます」と答える。
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>菅は福山らに重ねて言った。
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>「このままでは東日本全体がおかしくなる。決死隊をつくっていくしかない」。事故が起きた原発を放置すれば、外国からどう見られるか。「海外から(原発を管理しに)やってくるぞ」
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>午前四時過ぎ、菅が「撤退なんかありませんから」と言うと、清水は「はい、分かりました」とすんなり答える。海江田らが拍子抜けした顔を見せた。
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>菅はさらに「細野補佐官を東電に常駐させる。今のままでは全然情報が入らないから」と迫る。驚いた表情で時間がかかるようなことを言う清水に、菅は「(午前)五時に(自分が)行くから」と宣言した。
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>午前五時半、菅は東電本店に乗り込み、統合本部を設ける。「撤退したときには東電は百パーセント潰れます」と吠えた。本部設置で、ようやく政府と東電の情報落差は埋まる。
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>清水は後に、全面撤退と言ったことはないと釈明している。
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