>┌◆ 2012.10.29
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> 『ヨッシーマガジン』─原田義昭通信 第278号─
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> ┃ 今日、私が考えた事 ┃
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> ヨッシー日記より
> (10/18〜10/27)
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>■沖縄米兵婦女暴行事件と「地位協定」 10月18日(木)
>
> 沖縄で米兵による婦女暴行事件がまた起こり大きな問題となっている。
>犯行は断じて許してはならない。尖閣問題やオスプレイ問題で最も微妙なこ
>の時期に、またそれら二人の米兵はその日に出国予定だったことなどでこの
>事件の怒りは沖縄県民に留まらない。犯罪自体は単なる個人の行為であるが、
>その結果と影響の範囲は軍、国の安全保障など国際問題にまで複雑に広がる。
>この悲劇と困惑は沖縄で何度繰り返されたことか。
> 「日米地位協定」問題がいつも付いてまわる。日米安全保障協定の上に
>ある。米軍が沖縄に駐留するに当たって、軍としての規律を保証するため原
>則米国の法令、軍規で処理され、日本の法令は及ばない。米軍の起した犯罪
>でも事実上の「治外法権」にある。米兵の起した暴行事件など個人犯罪には
>日本の警察や司法が及び始めたが、所詮米側の好意でしかない。犯罪被害者
>たる沖縄県民には耐え難い苦痛となる、だから米軍を撤退せよ、地位協定を
>改定せよとなる。地位協定は外国軍に安全保障を依存している国と民族の避
>けがたい宿命である。「宿阿(しゅくあ)」=治ることのない病い、とも呼
>べる悲しい現実でもある。民族の誇りを取り戻すために、やはり国は自主防
>衛を目指さなければならないのだ。
>
>
>
>■三党党首会談決裂 10月19日(金)
>
> 民自公の党首会談は決裂した。自公は国民との約束、「年内の衆議院解
>散」を決断せよと迫った。野田氏はあいかわらずはぐらかす。なんと優柔不
>断か、不毛の政局が続く。私は野田氏には最早何の信もおいていない。「嘘
>つき」(日記 9月9日)とさえ断じた、最も品格を見損なった政治家の一
>人であってこんな男と付き合うことは時間の無駄でさえある。自公の党首は
>もうこれ以上、「解散云々」をいうべきでない。特例公債法案や選挙定数の
>是正、尖閣諸島の対中戦略など真に国家的な案件を粛々と処理させるべきで
>ある。暴力団との黒い交際の田中法務大臣を更迭することも出来てない。全
>部終われば解散しか選択がなくなる。全ては国民が見ている前での出来事だ。
>
>
>※9月9日 日記↓↓↓
>http://www.y-harada.com/diary125/diary.cgi?mode=view&no=2301
>
>
>
>■遂に解明、『銅鐸』の謎 10月21日(日)
>
> 古代遺跡に「銅鐸(どうたく」)というのがある。銅鐸はその古代に祭
>器として使われたようだがその由来は実ははっきりしない。その謎が遂に解
>明された(!!)。少なくとも私にとっては年来の謎が解けたのだ。私はあ
>ちこち博物館で大小の銅鐸を見てきたがいつも何のための道具か悩んできた。
>そして昨日、地元の文化祭で筑紫野市歴史博物館と西南学院大学の歴史グル
>ープがコーナーを設けて銅鐸の説明をされていた。曰く最初の銅鐸は手の平に
>乗るほどの小さいもの、中に空洞があって、金属片を糸で吊るして手で振る
>とチリンチリンと音がする。それを軒に吊るすと風でチリンチリンと音がする、
>まさに今の風鈴だ。時代とともに大きくなり1メートルを越すものも。鐘
>(かね)の役割も担った。風体も変り、芸も施され、遂には祭祀のときの必
>具ともなった。
> ウィキペディアで調べてみると沢山のことがわかった。弥生時代、紀元
>前2世紀から紀元2世紀ごろ作られた。畿内、中国地方、四国で殆ど出土、
>九州では稀。中国の銅鈴が起源とされるが、朝鮮半島とも違い、日本の銅鐸
>は日本独自の発達を遂げたと見られる。基本的に埋納されているが何故か。
>農具の一種、豊作の祈り、異教徒の侵略から隠した、信仰や風習の変化で土
>中に忘れてしまった(松本清張説)、大変時の神への祈り・・・・遠い祖先
>への思いに興味が尽きることはない。
>
>
>
>■「国分寺サミット」 10月22日(月)
>
> 太宰府市で「国分寺サミット」が開かれている。参加して様子を伺って
>きた。国分寺は天平13年(741年)に聖武天皇の詔勅で全国に国分尼寺
>とともに建てられた。聖武天皇は国情不安を鎮撫するため仏教の力を借りら
>れた。全部で68寺、尼寺も20寺ほどを数える。東大寺と法華寺が総国分
>寺と総国分尼寺とされる。今では廃れ、廃寺とされているものも多いが、遠
>く奈良の時代に我が国にはしっかりとした国家と政治(律令政治)があった
>ことの厳然とした証しである。わが大宰府にも筑前国分寺の遺跡が残っている。
>北部九州には豊前(みやこ町)、筑後(久留米)、豊後(大分)と多くの国
>分寺が建てられ、この地方が中央から見ていかに重要だったかが伺い取れる。
> この「国分寺サミット」は全国の国分寺所在自治体が一同に会して、と
>もに時代背景や歴史を学習し共有し、地域の発展に寄与しまた次世代に歴史
>の誇りをつないでいくことを目指す。今年で7回目になる。いつも思うが、
>筑前(福岡)の地に住んで、生きた歴史の真ん中にいることの感謝と喜びは
>限りなく大きい。
>
>
>
>■野田首相はピエロか 10月23日(火)
>
> 民主党の前原氏が野田氏を皮肉り、野田氏は誠実な人でまさか解散総選
>挙が年を越すことはない、と発言をしたら党内で袋叩きにあっている、曰く
>解散総選挙は総理の専権事項で他人が口ばしを入れるべきでないと。前原氏
>が真っ当なだけで、今や野田氏を擁護してなにかの役に立つのか。
>
> おととい福岡で自民党安倍総裁の講演会があった。率直、安倍氏もこの
>5年間(総理を辞職してから)、一層成長されたというのが印象だったが、
>安倍氏は言った。「先日の3党首会談で、野田氏は自分を信頼してくれと言
>った。英語で言えばTrust meです。どこかで聞いた台詞ですね、鳩山首相が
>オバマ大統領に言ってloopy(ばかもの)と嗤われた。「近いうち」解散と
>いうが、もし来年にでもなれば、「近いうち」ということばは最早日本人の
>間では使えなくなる。野田氏の罪は大きい・・・」。笑いは誘ったが、本当
>は笑える話でない。
>
> 田中法務大臣がようやく辞めた。野田氏は殊勝にもその任命責任を認めた。
>
>
>
>■拉致担当大臣、8人目 10月24日(水)
>
> 民主党内閣になって法務大臣は7人目、拉致担当大臣は8人目という。
>世の中、たとえば拉致被害家族、司法界など関係者は呆れてものが言えない
>という。この政党に人材がいないとは久しくいわれてきたが、いわゆる「人
>事」が極端に下手である。「適材適所」即ち、持てる人材を最大限活用する
>ことは組織運営の基本なのだが、この政権は組閣も内閣改造も「適材」とい
>うことを何ら考慮しない、派閥均衡や順送りなど「政治主導」の悪い面ばか
>りが目立つ。鳩山元首相が外交担当の最高顧問に就いたなど最早ブラックユ
>ーモアでしかない。
>
> 民主党の評判など別に余計なことだが、この間国益と国民生活が日一日
>と壊れつつあることについては重大な関心を持たざるを得ない。
>
>
>
>■石原都知事、新党結成 10月26日(金)
>
> 石原慎太郎東京都知事が遂に動いた。昨日、都知事辞任と新党立ち上げ
>を宣言、この1年噂さこそあったがそれが現実となった。政局としては面白
>いが自分や福岡県にいかなる影響があるか、未だ論評は出来ない。彼の言わ
>んとするところ、(中央)官僚組織の権力壟断(ろうだん=横暴)を打破す
>ること、現日本国憲法はアメリカ占領軍の押し付けであってこれを破棄し新
>憲法を作らなければ真の戦後日本は作れないということ。いずれも石原氏の
>年来のイデオロギーで特に目新しさはないが、その勇気と実行力とその威力
>にはあいかわらず感服する。昔、自民党内でいささか行き来があったこと、
>それ以上に私は石原氏の思想と行動には敬意を持ち続け、その爆発的カリス
>マを現下の国難に活用しない手はないと主張までしてきた。(日記 201
>0年10月24日など参照)
> 石原氏でもなお国会に議席を持たなければ存分の活動が出来ないという、
>国会の議席とはそのようなものだ、然らば私でも国会に足場を持てば自らの
>信念と思想をもって国を動かすことも出来る。あの横柄とも思える記者会見
>を見て、実力さえ備えればいかなる行動でも出来る、要は実力をつけること
>が全てに先決すると確信することとなった。
>
>
>※2010年10月24日 日記↓↓↓
>http://www.y-harada.com/diary125/diary.cgi?mode=view&no=1797
>
>
>
>■石原新党と第三極合同 10月27日(土)
>
> 石原新党の動きが速い。石原氏が中心となって第三極がどこまで連携す
>るのかが見どころとなる。石原氏は言う、原発の有無、消費増税の賛否など
>は些細な問題で、薩長連合が江戸幕府を倒したようにより大局的立場で連携
>しなければならない、と。しかし原発問題や消費税問題は"些細な"問題で
>はない、新党は皆そのことを結党の基本にしている。基本精神を抜きにして
>政党が連携、合同すれば、最早選挙目的の「野合」以外の何物でもない。み
>んなの党の渡辺氏などはそうはっきり言う。第三極作りは意外と楽でない、
>というのが一般的な受け取りである。
>
>
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>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
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