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2013年8月31日土曜日

Fw: 大前研一通信マンスリーレポート(VOL.307)

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> 【1】大前研一通信  8月号  掲載記事   紹介
>   【2】大前研一通信  9月号  掲載予定記事 紹介
>   【3】お知らせ  < 大前グループ >  最新情報
>
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> 【1】 大前研一通信 8月号 掲載記事  紹介
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>
>・日本で政権交代がうまくいかない本当の理由
>                    (プレジデント 2013/7/29)
>
>   * http://president.jp/articles/-/9984 より
>--------------------------------------------------------------
>
>
>                  <前略>
>
> 自民党外交は"属人的な外交"
>
>
>米ソ冷戦下で始まった自民党政権の外交はきわめて特殊で、近隣諸国との非常に重要な案件に関して、
> 吉田茂や佐藤栄作、田中角栄など、時の指導者が「密約ベース」で外交関係を築いてきた。それは第1
>の特質に挙げた中央集権主義とは矛盾した"属人的な外交"であり、その内容を文書として残していな
> い(残っているかもしれないが、外務省は残っていないと言う)。
>
> 相手国とどんな合意や約束をしたのかは、原則非公開で、自民党政府は、国民には正しい内容を知らせず、
> 聞き心地のいい外交成果だけを喧伝してきた。
>
> 本来、外交関係というのは政権が代わっても継続されるべきものだが、密約ベースの自民党外交は政権交代
>にはなじまない。政権交代した場合、密約ベースの外交関係が踏襲されなくなってしまうのだ。
>
> 本来であれば、外交の継続性を担保するのは外務省である。アメリカでも政権交代で国務省や国防総省の
> トップレベルの人事は代わっても、外交に関するドキュメンテーションは引き継がれる。社長が代わるたび
> に一から対外関係をつくり直す会社などないだろう。
>
>しかし、自民党外交の場合、もともと文書がなく、しかも交渉の内容を知っているのは自民党の中でもごく
>一部の限られた政治家だけだった。
>
> 先般、野中広務元官房長官が「日中国交正常化のときに、両国の指導者は尖閣問題を棚上げにするという共
> 通認識を持っていた」と田中さん自身から聞いた、と発言した。
>
> 「尖閣に領土問題は存在しない」との立場を取る日本の中から、「尖閣棚上げ論」の生き証人が現れたとい
> うことで物議を呼んだわけだが、野中氏が言っていることは事実だと思う。
>
> 田中角栄と周恩来による国交正常化交渉では、3つの密約があったと言われている。1つは周恩来が持ち出し
> た「尖閣棚上げ論」であり、田中元首相はこれを了承した。
>
>2つ目の「戦後賠償問題」。日本側はすでに賠償済み(蒋介石の国民党政権に対して賠償を申し出たが蒋介石
>はこれを断った)との立場だったが、中国側の賠償請求に対してODAという形で日本の資金と技術を供与する
> ことを約束した。これも文書には残していないが、ODAの3%がキックバックされて田中派の利権となり、竹下
> 登や橋本龍太郎にこのシステムが引き継がれたのは、半ば公然の秘密だ。日本のODAに対して中国側から感謝
>の「か」の字も出てこないのは、多くの中国人はそれを実質的な戦後賠償と思っているからだ。
>
>3番目の密約は、「A級戦犯問題」である。日本が戦後賠償しない理由を国内に説明するために周恩来が考え出
>した理屈は「中国人民も日本国民も、ともに日本の軍部独裁の犠牲者である」というものだった。つまりA級戦
> 犯を中国人と日本国民共通の加害者に仕立てたのである。
>
>しかし、その後、靖国神社がA級戦犯を合祀して「英霊」として奉り、(主として反田中派の)自民党などの政
> 治家が靖国参拝をするようになってから、中国側はこれに強く反発するようになった。日本の国民はこうした
>説明を受けていないから、中国が靖国問題でそこまでエキサイトする理由がわからないのだ。
>
>
>
>                    <後略>
>
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>
>【2】 大前研一通信 9月号 掲載予定記事 紹介
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>
>・「原発安全神話の嘘と訣別する」東電社長×大前研一激突60分
>                    (SAPIO 2013/9月号掲載)
>
>----------------------------------------------------------------
>
>
>                 <前略>
>
>
> 大前:私は福島第一原子力発電所事故の原因を分析し、再発防止策を考え、発表してきました。その結果はサマ
>   リーというかたちで『原発再稼働「最後の条件」』(小学館)にまとめました。さらに東京電力の原子力
>    改革監視委員会委員を務め、すでに東電の経営陣にはいろいろとアドバイスしています。しかし、それが
>   十分に実行されていない懸念もあるので、今回は直接、廣瀬直己社長にうかがいたいと思います。
>
>    まず「3・11」以降、毎日のように東電および当時の原子力安全・保安院、枝野幸男官房長官が事故の状
>    況を国民に説明していましたが、いま振り返ってみると、かなり間違った説明をしていました。結果的に
>   政府も東電も長期間、大規模な炉心溶融(メルトダウン)は起こっていないという立場をとっていた。
>    これは実態と違うと認識していながらも、ずっと引きずられていた。「嘘をついていた」のではないですか?
>
> 廣瀬:ご指摘の通り、我々としても事故直後からどのようなプレス発表をしたのか、1つ1つ紐解いて、発表が
>    間違っていた原因、遅くなった原因を大きく3つに分けました。 1つ目は事実誤認と言いますか、まだ
>    状況がよくわかっていないまま、あるいは間違った理解のまま発表してしまっているというパターンです。
>     2つ目は、これは最も我々が反省すべき点だと思いますが、住民の方々がどう避難すべきとか、事故につ
>    いて心配している方にどう情報をいち早く提供すべきかという発想が足りなかったこと。ややもすると情
>     報を素早く出すことに対する感度が鈍く、いたずらに時間をかけて発表していたというケースです。
>     3つ目は、当時、規制当局(国)からいろいろな人が入ってきて司令塔が頭でっかちになり、情報を我々
>     が出していいのか、それとも国に一報を入れて調整してから出したほうがいいのか、というやりとりにや
>    たらと時間がかかったケースです。そのうちの1つがメルトダウンを2か月ぐらい経ってから発表したこ
>    とです。今なお東電は情報を隠しているとか、発表が遅いといったお叱りを受けるケースがありますが、
>     この点を反省して今後に生かさなければならないと思っています。
>
> 大前:私は原子炉を設計していたので、テレビの(事故の)映像を見ているだけで、すでにメルトダウンどころか
>   (溶融した燃料が)圧力容器の底をメルトスルーして、格納容器の底に溜まっていると判断しました。さら
>    に放射性物質が(格納容器とつながっている)トーラス(圧力抑制室)から表に出てきていると、1週間後
>     にYouTubeで発表しています。  これは当時の菅直人首相に官邸に呼びつけられた時に説明しまし
>    たが、当時の(班目春樹)原子力安全委員長はそれを認めない。むしろ圧力容器の中で再暴走(再臨界)が
>    心配であるというようなことを言っていた。私は菅首相に、(燃料は圧力容器を突き抜けて格納容器の)
>     大量の水の中に落ちてしまっているので、もし再暴走したとしても飛び散ってしまうだけだから、そのほう
>    が冷却しやすくなる、と説明しました。彼は原子力安全委員会(の説明)との乖離に悩んでいました。
>
>
>                 <後略>
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
> 【3】 大前グループ 最新情報
>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>
> ■□━━━━━━━━━━━━━━□■
>
>大前研一 vs.東京電力 廣瀬直己社長
> 「原発安全神話の嘘と訣別する」
>
>■□━━━━━━━━━━━━━━□■
>
>
> 2013年9月号のSAPIOに掲載されている、大前研一と東京電力社長
> 廣瀬直己氏との対談の模様を、下記URLからご覧いただけます。
>
>SAPIO誌では紙幅の都合で一部編集されたところもございますので、
> 同誌と合わせてこちらもぜひご覧ください。
>
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>
>
>*語られている内容とは(一部)
>
>・日本のエネルギー・電力需給環境は、原発が停止した状態では電力不足
>   電力コスト高が解消されず、放置しておくと、、、、、
>
>
>・エネルギー政策は、高度な専門知識を要求され、なおかつ長期的な戦略
>   が必要な分野で十分な情報を与えずに、国民にエネルギー政策を問うこと
>  は、、、、、、
>
>・原子力政策については、まず福島第一原発事故の解明がなされなければ
>  ならない。その上で安全基準、、、、
>
>
>・電気事業・電力システムは、四つの基本組織体に再編することで、潤沢な
>  電力供給、低コスト、CO2削減を実現することが、、、、、
>
>・エネルギー問題の解決方法は、1.原子炉再稼働、2.徹底した節電、
>   3.第三の選択肢(燃料電池、サハリンからの送電)、、、、、、
>
>・日本企業にとっては、省エネ家電、スマートハウス、地熱発電、原発、
>   太陽光+蓄電池などに、、、、、、
>
>
> 上記、の内容が気になる貴方は、是非、ご覧ください!!!
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>
> ■稼ぐ力: 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方       (小学館)
>   著者名 大前研一       (2013年9月7日予定)
>
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>
>
>■メンタル・ブロックバスター              (プレジデント社)
>           ジェイムズ・L・アダムス (著), 大前 研一 (監修・監訳)
>                            (2013年4月23日)
>
>■クオリティ国家の戦略〜これが日本の生きる道〜       (小学館)
>   著者名 大前研一          (2013年1月15日)
>
>
>■この国を出よ                        (小学館文庫)
>  大前 研一 (著), 柳井 正 (著)    (2013年1月4日)
>
>
>■大前研一通信特別保存版 Part.6
> 「進化する教育−あなたの脳力は進化する!」(ビジネス・ブレークスルー出版)
>   編著者 大前研一            (2012年11/16)
>
>
>■「平成考現学」〜混迷の時代を読む技術〜         (ベストブック )
>    *小後遊二著、大前研一監修・序文    (2012年10月26日)
>
>
>■企業参謀ノート【入門編】                (プレジデント社)
>                          (2012年7月28日)
>
>■原発再稼働「最後の条件」
> 〜 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書〜        (小学館)
>   著者名 大前研一            (2012年7月25日)
>
>
>■「一生食べていける力」がつく大前家の子育て           (PHP研究所)
>  著者名 大前研一            (2012年7月3日)
> *『親が反対しても、子どもはやる』を再編集。
>
>
>
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