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>銀座新聞ニュース メールマガジン 2012年2月14日
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>いつもご購読ありがとうございます。
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>少しずつ暖かくなっていますが、本日は雨模様になりました。それでも、寒さはそれほど厳しくなく、春が近いのでしょうか。先週の土日は風がひじょうに強く、自転車が進まず、四苦八苦したほどでしたが、気象庁は「春一番」とはみなかったようです。でも、次第に春一番に位置づいているのではないでしょうか。
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>■どうなる消費税
>野田政権が進めている消費税の増税法案はまったく先行きが見えないですね。自民党がまったく協議に応じる考えがないので参議院では成立する見通しが立っていません。
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>他方、肝心の衆議院では小沢一郎さんと鳩山由紀夫さんが反対しているので、法案が衆議院に提出されるかどうかさえ微妙で、現時点では衆議院に提出されない可能性もありますね。
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>野田政権が本気で消費税の増税を成立させたいなら、民主党内の調整と自民党など野党との協議と、この2点をなんとかしないと、今のままではまったく成立する見通しがたちません。
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>民主党内については、野田さんが小沢さん、鳩山さんときちんと会談して、問題点を話し合って、必要とあれば、修正するという柔軟な姿勢が必要です。おそらく、税率よりも、増税の時期の問題になるのではないでしょうか。つまり、増税前に、公務員の給与削減（本当はこれに国会議員の歳費削減も含まれるべきですが、お互いに国会議員同士なので、そこは触れない可能性が大）、政府の無駄の削減をどれだけ進められるかにかかってくると思われます。
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>社会保障と税の一体改革は消費税の増税にかかわってくるだけに、なかなか前進させるのはしんどいですね。
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>なので、民主党内の調整となると、給与カット、人員削減、無駄の削減などになりそうです。
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>他方、野党との話し合いでは、幹事長、整調会長、国対委員長レベルでどうやって自民党にテーブルについてもらえるかですね。かつて自民党政権時代に、野党の民主党に協議を応じてもらうために、自民党が譲歩して民主党案を丸呑みしたことがありますが、こんどは消費税増税という形だけ民主党案にして、中身は自民党案を丸呑みするぐらいの大幅譲歩が必要かもしれません。
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>消費税に反対している社民党などと調整するのは難しいですが、10％増税を掲げる自民党とは、大きな流れでは一致しており、自民党は民主党の自滅を誘って、次の衆議院選で与野党逆転を狙っているので、消費税に限らず、ありとあらゆる民主党の法案に反対の立場をとっていますが、財界を中心に周囲は消費税で見苦しい対立にはうんざりしているはずなので、いずれは仲介人が出てきて、自民党と民主党がテーブルを囲むことになるのではないでしょうか。
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>そのときに、民主党が自分たちの法案に固執するのか、自民党の対抗案を丸呑みするのかで、大きく変わってくるのではないでしょうか。
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>もし、民主党が今のまま、衆議院で2012年度予算案が成立した後に、消費税法案を提出して、強引に可決すれば、反対を表明している小沢グループ、鳩山グループで70人近くに達するので、衆議院480人の過半数が241人とすると、現在の民主党会派291人から反対派が棄権すると、240人に達しないので、衆議院の段階で廃案になってしまいます。
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>しかも、小沢さんと鳩山さんを除名すると、こんどは民主党が過半数割れする可能性すらあり、野田政権が崩壊するだけでなく、民主党政権が週末を迎えるので、衆議院の解散しかなくなり、こんどは民主党が大敗するのは明らかです。
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>つまり、小沢さん、鳩山さんとの対立関係が続いたままで、消費税増税法案を衆議院に提出するのは無理になるわけですね。野田さんは第1段階の党内の融和、第2関門の自民党との話し合い、この2点をどうクリアするのか、文字とおり野田さんの手腕が問われますね。
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>どうも、党内を見ていると、幹事長は自民党幹事長と消費税をめぐって調整する姿勢が見えないので、政調会長か国対委員長が自民党との調整をすることになりそうですが、国対委員長は小沢さん寄りとみられており、期待は政調会長になりそうです。
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>衆議院は自民党が120人、公明党が21人なので、民主党内で「反乱」が起こっても、野党の協力が得られると、衆参で消費税増税法案は成立する可能性が出てきます。
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>とにかく、野田さんとしては3月はじめに予算案を衆議院で可決しないといけないので（衆議院で予算が可決すれば、参議院で反対されても衆議院可決後30日たてば自動成立）、消費税増税問題で予算案可決前に決定的な対立を迎えるのは好ましくないので、3月はじめまでは党内融和にも入れないという、難しい立場にもあり、2月いっぱいは頭が痛いですね。
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>■首相公選制
>最近、アメリカの大統領選の年になると必ず、日本でも首相公選制が浮上してきます。アメリカでは大統領選というと500億円前後のお金が集められ、最後は札束合戦になります。
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>日本では、衆議院選でかつて自民党が金融機関から100億円借りた例がありますが、メディアはそれだけで批判していました。500億円ものお金が動くような「首相選挙」に日本のメディアが無批判で受け入れられるのでしょうか。
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>また、現在、日本は「議院内閣制」なので、国会議員以外の人が首相に立候補することができませんし、閣僚の過半数を国会議員から起用しないといけません。アメリカは大統領の資格は「アメリカ国籍」というだけで、国会議員は立候補できないし、閣僚に国会議員から選べません。
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>それに対して、日本では国会議員であるかどうかがひじょうに重要だし、ある閣僚は選挙に敗れ、首相からはそのまま大臣を続けてほしいと要望されたにもかかわらず、「国会議員の資格がない大臣では、責任を果たすことができない」といって潔く大臣を辞任したことがあります。
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>日本では戦前、国会議員ではない陸軍大臣、海軍大臣を、軍部がコントロ−ルして、内閣を倒閣させるなど、やりたい放題で結果的に太平洋戦争への道を歩むことになる、きっかけのひとつを作ってしまいました。
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>上記の大臣は戦前のそうした過去を踏まえて、国会議員の重さを改めて示し、そのとおりに行動したわけですね。国会議員による「議院内閣制」を放棄して、「首相公選制」とかアメリカ式の民間人の全閣僚登用などを可能にすると、日本では防衛大臣をはじめ、さまざまな大臣職に制服組から選ばれたりして、「いつかまた来た道」につながる恐れがあり、それを防ぐためにも、われわれは愚直であっても国会議員による「議院内閣制」を守るべきだと思います。
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>●つぶやき
>■リーダー不在と自分の頭で考えることができない子どもたち
>最近、20歳の若者が中学時代の友人10人以上とスキーに行って、往復ともバスのはずが、帰りのバスに乗れず、真夜中3時過ぎにレンタカーで帰ってくるというあきれるスキー行になるという「事件」がありました。
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>バスに乗り遅れた原因は「リーダー不在」でした。行きは幹事がバスを予約し、長野県のスキー場で2泊3日で遊ぶという話で、2日目までは楽しかったのですが、3日目に予測しない事態が起こりました。
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>帰りのバスが夕方に出るので、出発の10分前にバスの前に集合という、ありえない予定にしてしまい、後はそれぞれは勝手にすべるという日程になりました。
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>その結果、何人もの若者が出発10分前にバス亭に戻り、それから着替えをして、借りているウェアやスノーボードを返すということになり、当然、間に合わなくなりました。
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>その結果、全員がバスを乗らないという選択をしてしまいました。半分以上の若者は時間よりずっと前に戻ってきて、きちんといつでもバスに乗れる準備をしたにもかかわらず、ギリギリで降りてきた数人が乗ることができないわけで、全員がバスに乗らず、電車で帰ろうとしました。」
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>しかし、安いからバスを利用したので、電車で帰る費用がなく、結局全員で2台のレンタカーを借りて、しかも、それぞれ1人ずつが最初から最後まで運転するという、ひとつ間違えれば、大事故につながりかねない最悪の事態になりました。
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>なぜ、そうなったのか、と分析すると、「リーダー不在」と「自分で判断できない」というになります。誰かがリーダーになって、午前中でスノーボードをやめて、返却し、あとは昼ごろからゆっくりとバスを待つという「約束事」をすれば、全員が予定とおりバスに乗れたはずです。
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>また、もしリーダーがいなくて、そういう指示を受けなくても、バスの帰り時間から逆算すれば、出発の1時間以上前に戻ってくるという「判断」ができたはずですが、「リーダー不在」と「自分で決断できない」という今の若者に共通の「指示待ち」が浮かんできます。
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>しかも、通常は遅れたものだけがその罰をうけるはずなのに、なぜか全員で「バスに乗らない」という安易な決定をして、「被害」を広げてしまいました。それにもかかわらず、帰りのレンタカーを運転したのは、特定の1人になり、誰も交代を言い出さず、運転手も疲れており、眠い中を我慢して運転するという、一歩間違えればあげれば大事故につながりかねない状況になってしまいました。
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>集団行動には必ず「リーダー」が不可欠なのは明らかにもかかわらず、「リーダー」になろうとする若者は出ず、しかも「指示待ち」という姿勢に、日本の明日がひじょうに心配ですね。帰りに誰かが運転すれば、疲れは一緒なので、みんなで交代で運転すればいいのに、そうした相手に対する気遣いもできない今の若者に、もっと「指導者論」を聞かせるべきですね。
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>●ヘッドライン---------------------------------------------------------------
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>伊東屋で室岡昭子「切り絵」展
>資生堂が祝スカイツリー開業記念香水、634個、6万3400円
>丸善日本橋で平山郁夫版画展
>富山館で三遊亭良楽が新春寄席
>東京タワーが大展望台を照明演出、ろうそくグラスで大船渡支援も
>丸善丸の内で新版画の川瀬巴水没後55年展
>プランタンで村井紀子展、猫の色紙プレゼントも
>ポーラで州村衛香が生け花を体験、心の若返りを語る
>チョコ消費量、ルーマニアが板チョコ256枚で1位、日本は35枚
>銀座ブロッサムで喬太郎、文左衛門、扇辰3人会
>ガレリアで加藤雄太展、回帰と深化
>
>コラム・レポート
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>【ライザーの銀座西洋占い】
>（02月13日から02月19日)
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>■「野田さんちの台所」は就任160日目の2月10日が21時26分に官邸を出て、公邸に帰りました。
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>161日目の2月11日は9時1分に公邸を出て、10時に千葉県柏市の豊四季台団地に着いて、柏市の秋山浩保市長、金江清医師会長、住民らと意見交換です。11時12分に終えて、12時19分に千葉県船橋市の結婚式場「フローラ西船」に着いて、12時56分から宴会場「富士の間」で千葉県立船橋高校の同窓会に出席し、あいさつし、13時58分に終えて、14時23分に東京・八重洲の理容室「銀座マツナガ」で散髪し、15時17分に終えて、公邸に帰りました。
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>162日目の2月12日は終日公邸でした。
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>163日目の2月13日は18時21分に官邸を出て、公邸に帰りました。
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>■本日はこのあたりでとめます。
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