>今まで名刺等交換させて頂いた方々や、御支援を頂いた方々に配信させて頂きます。
>恐縮ですが、メールの配信をご希望されない方は「配信停止」をsapporo@minezaki.net までご連絡ください。
>また、ご質問、ご意見がございましたら、あわせて上記のアドレスまでご連絡ください。
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>官邸お庭番日誌 第42号
>2011年7月25日
> 先週は、3連休を終えて19日に上京した。台風が近づいているせいか、幾分暑さが弱まっていた。当
>日は、夕刻から笹森清元連合会長を偲ぶ会が帝国ホテルで開催され、出席した。連合事務局長時代か
>ら随分お世話になってきたし、直前まで社会保障・税一体改革の正式メンバーとして一緒に議論に参
>加されていただけに、是非とも偲ぶ会に出席せねば、と思った次第であった。ちょうど菅総理が弔辞
>を読まれていたとき、別室でテレビ放映されている映像に、睨み付けるような西岡参議院議長の顔が
>映し出されていたのが印象的であったが、こんな場でも怒りをぶつけておられる姿に政治家の執念な
>るものを感じたひと時であった。
>
>□菅総理・岡田幹事長「マニフェストについて自己批判」、遅すぎませんか
> さて、国会は第2次補正予算の審議が衆参の予算委員会で進められ、当初は22日の金曜日には参議院
>でも可決され予算が決定する運びであったが、自民党の質疑に対する答弁で調整に時間が取られ、結
>局今週の月曜日に参議院の本会議が延期されてしまった。一方、国会の委員会審議と並行して進めら
>れていた民主・自民・公明三党の子供手当ての見直し作業が進められており、子供手当支給に所得制
>限を設ける方向で決着がつけられるようで、政権交代時のマニフェストの一番の目玉とも言える子供
>手当ての見直しが進められれば、一体あのマニフェストは何だったのか、という議論が出てくる。当
>然、マニフェストの見直し作業のほうも岡田幹事長の下で進められていたのだが、どうやら財源の甘
>い見通しについて国民に対してお詫びをすることを記者会見で発言をされるに至っている。最終的な
>見直し内容については明確になっていないが、今年の2月に横浜市で開催された民主党主催の会合でも、
>岡田幹事長が「できもしないことをいい続けるべきではない」と発言されていたこともあり、このよ
>うな内容になることは当然予想されたのであるが、国会の予算委員会という公式の場で菅総理自身も
>「甘い見通しであったことをお詫びしたい」と発言をされ、総理大臣や党の幹事長という民主党の責
>任ある立場の方々が、マニフェストの不十分性について陳謝するに至ったことは、遅きに失したとは
>いえ大きな意味を持っている。
>
>□今頃何をおっしゃる鳩山前総理、国会で法案が通らないのですぞ
> これに対して、鳩山前総理もさっそく発言され、特例公債法を通すためとはいえ、「民主党にとって
>いのちとも言うべき子供手当」を修正することに対して真っ向から反対されている。同時に、鳩山氏
>を支持する議員の方たちも、岡田幹事長の記者会見に対して反対の申し入れをするなど、まさに「前
>門の虎、後門の狼」という状況に展開しつつある。この状況は、6月30日に決定した「社会保障・税
>一体改革」の取りまとめに際して、消費税率を2015年までに10%へ引き上げることに対して反対をして
>いたかたがたと同じ動きが進んでいると言うことであり、本来昨年の参議院選挙前までにしっかりと
>したマニフェストの見直し作業を進めていくべきであったのに、ここまで遅れたことが事態を混迷化
>する要因になっている。こんな高齢社会のもとで、こんなに低い税社会保障負担率で、誰がやっても
>無駄を省いたり予算の組み替えをしたりして10兆円単位の財源が生み出せるはずがないのであり、正
>直に財源問題の不十分性について国民に率直にお詫びをすべきだったのだと思う。
>
>□既に2007年参議院選挙時のマニフェスト財源に問題あり、と進言
> 思えば今から4年前、2007年の参議院選挙で民主党が勝利したときにまで遡る。小生は当時次の内閣
>で経済財政担当大臣を担当していたのだが、最後の次の内閣で次のように発言したことをはっきりと
>覚えている。
> 「今回の参議院選挙勝利の要因は、長妻さんの消えた年金記録の追及と自民党歴代の農林水産大臣
>の事務所費問題など自民党のだらしなさなどによるもので、決して民主党のマニフェストが理解され
>たと言えないのではないか。特に、15,4兆円(参議院選挙時の数値)の財源をムダの削減や地方への一
>括交付金化で生み出すとしているが、とてもできるはずがない。もう一度財源問題をブラッシュアッ
>プする必要があるのではないか」
>これに対して、当日出席されていた菅代表代行、鳩山幹事長、松本政調会長も含めて誰も反論も賛成
>発言もなく、ややしらけたムードの中、言いっぱなしで終わってしまった。もちろん当日も、いつも
>のように小沢代表は次の内閣には出席しておられなかったのだが・・・・。
>それから2年後の解散・総選挙の際にも、マニフェスト作成に当たっておられた方たちに対して、16,8
>兆円もの財源をどのようにして捻出するのか問うて見たのだが、予算書を省庁別に見ているとなかな
>か捻出することが難しいように見えるが、人件費とか物件費とか項目別に横串を指してみると案外無
>駄な財源など削減できると思いますよ、という答えが返ってきた。そこで、更に聞いてみた「一体日
>本の高齢化比率が20%を越す世界一の高齢社会になっているのに、国民負担率は先進国の中でアメリカ
>並みの小さい政府でやっていけるのかね」と。それに対しては何も発言がなかった。こういった当時
>の記憶に間違いがなかった、と改めて確信をしたのが昨年の民主党代表選挙であつた。
>
>□政治主導で無駄を省き、予算組み替えで財源が捻出できると豪語された小沢元代表
>小沢一郎元代表は、まだまだ無駄な財源はあることを、福井県のある町で、融雪口をスキー場と抱き
>合わせで作ったときの補助金5000万円が無駄に使われた事例を出されて、このように無駄はあるので
>あり、政治家主導でやれば出せると豪語されたのだ。07年当時、「政権さえとれば財源などは何とで
>もなる」ともおっしゃっていたことも思い出される。また、一般会計と特別会計合わせれば207兆円あ
>り、その1割ぐらいカットできなければ国家経営できませんよ、と発言された方もおられる。鳩山前総
>理などは、それらを真に受けられたのか、「4年間は消費税の引き上げは必要ない、やらない」と、か
>つての小泉総理発言か、と思しきことをおっしゃっておられたことも未だ記憶に新しい。依然として、
>このようなことを考えておられるのであれば、今回の社会保障・税一体改革などとは到底相容れないこ
>とは確実であり、同じ政党に一緒にいることは国民にとって、一体民主党の政策はどっちが本当なのだ、
>ということになるわけで、まことに迷惑な話なのだ。同じ構造は、自民党内の上げ潮派対財政重視派と
>して存在している事にも言及しておく必要があることは言うまでもない。本来ならば、6月2日の菅内閣
>不信任案の採決で、この点の決着がつくのでは、と期待した向きがあるが、それができなかった今、今
>回のマニフェスト見直し問題で、その点を明確にすべきときではなかろうか。
>
>□民主党、幻の抜本的年金改革案はどうなったのか
> マニフェストと言えば、2004年の参議院選挙以来、民主党は年金制度の抜本的な改革を提起し、消え
>た年金記録問題も含めて年金を選挙の大きな争点にして闘ってきた。そして、05年の郵政選挙では敗北
>したものの、それ以外の選挙で勝利し、政権交代にまでたどり着くことができたのだった。ところが、
>政権交代において提示したマニフェストでは、被用者年金の一元化を遥かに飛び越して、すべての国民
>の年金を一元化し、所得に比例した保険方式の年金と低額年金受給者については、最低保障額を全額税
>金で7万円とし、所得がある一定の額までは全額を、それを越すに従って最低保障額が低減され、ある
>金額以上の高額所得者には最低保障額が支給されない仕組みを提起してきた。マニフェストではポンチ
>絵だけ表示され、一体どんな金額までなら全額最低保障額が支給され、どんな水準なら支給されなくな
>るのか、という点は提示されておらず、政権交代実現後も抽象的な7項目の原則だけが提示されただけで、
>今回の社会保障・税一体改革の中でも世間的には最後まで明らかにされることなく今日に至っているの
>である。これでは、年金問題について与野党協議に入ろうにも入れる条件ができておらず、問題だと自
>民・公明両党から批判を浴びている。かつて、年金問題についてスウェーデン型の年金制度の提唱に賛
>成してきた一人として、忸怩たる思いを持ちつつ、あらためてマニフェストの年金改革案の一刻も早い
>抜本的見直し作業を急ぐべきであると痛感する昨今である。
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>峰崎直樹プロフィール
>1944年10月14日生
>1992年参議院北海道選挙区初当選
>〜2010年 参議院議員3期18年任期満了
>2009年財務副大臣
>現在
>内閣官房参与
>◎峰崎直樹 官邸お庭番日誌
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