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>野田内閣はTPPの交渉に参加すると発表した。以前から私はメルマガで申していた通りTPP加盟は日本の終焉を意味すると今でも思っている。今回、改めてTPPのデメリットや今になっての加盟交渉の参加についての問題点を指摘したいと思う。
>その前に一つ、どうしても気になる事がある。国民新党や自民党など多くの政党が党としてTPP加盟に反対を表明している。党として賛成しているのは、みんなの党だけだ。御存知の通り民主党は未だ意見を纏められていない。そこでテレビ等のマスコミは「賛成派」「慎重派」という表現を用いる。マスコミが慎重派とカテゴライズしているのは山田前農水相や原口前総務相だ。山田氏や原田氏はTPP加盟に対し慎重論者ではなく明確に反対を打ち出している。それなのに慎重派と当たり前にカテゴライズするマスコミに対し私は不信感を覚える。まるでTPP加盟が決定路線であり民主党内に反対がいないという様な表現である。本来ならば私は、ここで
「報道に携わる……」という論調を持ち出す。しかし、はっきり言おう。今のマスコミに報道の役割を担っていない。演出やフィクションで形成されているバラエティーという大きなジャンルの中にネタ見せ番組やトーク番組といった分類があるがニュースや報道も、その分類に過ぎない。テレビのニュースや報道とい
>うのは公平性を著しく欠如している。それを多くの視聴者が気付いてない事に対し不安を覚えると共
>にマスコミが恰も公平性を兼ね備えた報道機関ですよと言わんとばかりの態度でいるのが気になるのだ。
>先日ハワイで行われたAPEC首脳会議の出発前に反対派の意見を押し切りTPP加盟交渉の参加を発表した。賛成派は、とにかく交渉に参加しないと後に加盟する事になった時に日本が悪条件を飲まないといけないからリスクヘッジするという説明を有権者にした。しかし実質的に加盟交渉に参加する時点で加盟は決定したと世界からは見做されるし、また今の政府・政権与党・外交筋が日本に有利な条件を引き出せるとは全く思えない。ところがAPEC首脳会議の前に行われたTPP加盟予定国でTPPの大枠を決める首脳会議に出席の意志を示していたが招待されず日本を抜いた九ヶ国で大枠を決定したと報じられた。アメリカを含め出席国は、この大枠
に合意できなければTPP参加を認めないとの共同声明も発表している。TPP加盟交渉をAPECで行う為に強攻策を選び急いだ事に対し「バスに乗り遅れない為だ」との表現もあった。では乗ろうとしたバスが既に出発していたら、どうするのか。加盟交渉に参加というリムジンバスは、この一台のみ
>だ。次に来るのは条件を丸呑みしてTPP加盟という乗り合いバスだ。もし、この乗り合いバスに
>乗ろうとするならば当初の加盟交渉をしない限り加盟しないという説明と大きく異なっており野田内閣は言葉に責任を持たない内閣であるとなるのだ。実は遅れたリムジンバスに追い付く為にタクシーを使うという手段が残っている。しかし、このタクシーに乗る為にはアメリカの両院の合意を必要とするのだ。この合意を得る為に少なくとも申請から半年は必要となる。つまり随分と離されてからリムジンバスに追い付くのだ。その頃には今から変わる事の無いTPPの大枠だけでなく細部まで詰まって批准の寸前だろう。つまり今からタクシーに乗ろうが乗り合いバスに乗ろうが最初のリムジンバスに乗り遅れた時点で日本が優位な条件の下でTPP加入とい
う可能性はゼロとなっていたのだ。ただでさえ加盟の為に一定の出血を覚悟しないといけないのに、ここに来て更に大きな出血を日本が要するTPPに加盟する必要があるのだろうか。
>まだ問題は多々ある。野田首相は参議院のTPP集中審議で佐藤ゆかり議員(自民)からISD条項についての質問に対し国内法で対応するとの答弁を行った。勿論、国際法の一種であるISD条項を国内法で対応するなど不可能である。当然、国会は大きく揺れた。自分の内閣が推進する政策に対し無知である事が判明したのだ。これは非常に大きな問題である。他国から交渉の場で無知さを突かれ日本が不利となる条約を結ばされた場合、命を以て詫びた程度では済まないぐらいの損失が安易に予想される。今やTPPについて少しでも調べたらISD条項に引っ掛かるぐらいISD条項はTPP加盟の上で欠かせない知識だ。だから勿論、様々な媒体で解説
も行われており本物の報道を注視している人ならば一般人でも理解している案件である。またホワイトハウスは野田首相から日本は全てのサービスに対してTPPの対象にするとの申し入れがあったと発表した。野田首相は医療用薬など何点かTPPに対象としないと日本国内で明言して
>からAPECに向かっただけに国民を欺いた結果となった。野田首相は、その様な意図の発言はし
>ていないとし首相官邸からホワイトハウスへ訂正を求めたがホワイトハウスは訂正に応じるつもりはないと毅然とした対応をとっているという。就任して間もないが何度、外交で失敗をしたら気が済むのかと呆れるばかりである。恐ろしい事に民主党に政権が移ってから一つも外交で結果を残していない。そんな政党に政権与党の資格はあるのだろうか。漢字が読めない人と自分が推進する政策を理解してない人と総理大臣に相応しくないのは、どちらなのだろうか。
>さて、ここからが本題。今まではTPP加盟交渉の為にAPECに向かうまでに起こった政府の失態や問題点を示しただけでありTPPのデメリットについては何も触れていない。この時点で多くの方が日本のTPP参加には無理があると感じて頂けたのではないかと私は思っている。ここからTPP加盟のメリットとデメリットについて私の考えを述べたい。
>まず日本にとってTPP加盟のメリットは皆無であると私は考える。まず一般論でメリットと捉えられている点に限らず凡ゆる視点からTPPを見詰めメリットを探したがTPP加盟によって日本が恩恵を授かる事は本当に無いのだ。まず私がメリットと認めかけた新興国や発展途上国との関税撤廃であるが、これについてはシンガポールやマレーシアやブルネイ・ダルサラームなどアジアのTPP加盟国とは全てEPAを締結しているので問題が無い。TPP加盟国で日本より経済規模が大きいのはアメリカだけでありアメリカ以外との国とは日本と両国でEPAで利益が出るので問題無いだろう。外交や貿易というのは双方に利益が出る事が本来、前提である
。アメリカとの関税を撤廃するだけで日本は崩れるのだから更に悪条件であるTPPに入る必要が無いと考えるのが当然ではないのか。
>さてTPPというのはヒト・モノ・カネの動きを自由にするというのは御存知だろう。しかし考えて欲しい。ヒト・モノ・カネが動くという事は制度が変わって然るべきである。TPPは自由貿易を阻害する要因となるもの全てを障壁として撤廃させる事が出来る。内政干渉が可能なのだ。つまり今まで多くの制度は日本国や日本国民に利益が出る制度であったがTPP加盟でボーダーレスへと傾き今まで通り日本国や日本国民に利益が出る制度を保ち続ける事が出来るのであろうか。国内の利益を保つ為に外的刺激からの「制限」をかけ守ってきた。しかし制限撤廃がTPPの是であり当然、国内の利益の低下は免れない。国内の利益が全廃する可能性も危惧で
きないほど大きい。例えば治安。日本は世界で最も治安が良い。これはデータも証明している。治安が良い理由として一人一人の意識が高く他国民と比較し民度が低くない事が挙げられる。しかし移民・難民の受け入れ数が他国と比較し圧倒的に少ない事が最も大きい理由であろう。日本は島国なので物理的に移民を
>受け入れにくい。どうしても移民は血縁者を頼る部分が大きく海外からの受け入れ数が少ない為に移
>民の選択肢として日本は難しい。難民について日本政府は政治難民については受け入れを表明しているが経済難民については受け入れを認めていない。TPP加盟に伴い難民条約を批准し年間数万人単位で経済難民が日本に移住する事など安易に予測できる。そうしたら間違いなく今までの治安は保てない。日本では夜中でも当然、自動販売機が稼動している。そんな国、他には滅多に無い。世界では自販機は荒らされるのが前提であり荒らされても監視下に無いのが悪いと荒らされた事実を重要視されない。日本と世界とは「当然」という概念が大きく掛け離れているのだ。そこを知らぬまま国を全て開放する事が危険であるという認識を持つ必要があると言え
よう。また医療制度が世界基準と同じにする事で日本の健康を支えている国民皆保険が崩れる。日本は社会保障が成熟しており基本的に保険証を所持していれば誰でも医療費の三割以下の支払いで治療を受けられる。だから少しでも体調が悪かったら当たり前の様に病院へ行くという選択肢が存在するのだ。私も、よく具合が
>悪いなら早めに病院へと退院してからは特に人に助言するが前提として自己負担分の医療費が安いと
>いうのがある。なので高所得者以外も安心して通院が可能なのだ。しかし先進国アメリカでさえ国民皆保険が制度化して一年しか経過していない。オバマ大統領の肝煎りの政策であった国民皆保険であるが保守層からの反対が強いのだ。理由としては日本におけるワープアとも言える貧困生活に喘ぐ低所得(労働)者が非常に多く、その人達の保険料を一般市民が肩代わりする事に対し嫌悪を覚えているのだ。特に人種差別も当たり前に存在するアメリカにおいて自分より身分の低い人の為に金を出すというのは屈辱と感じている人がいるのだ。白人にとって有色人種の日本人は敵であり当然、憎むべき相手である。日本に定住する白人が日本人の保険料の為に納
税など許せない事であるから国民皆保険制度の廃止はTPP加入後、近い将来に訪れるだろう。
>少し話が脱線するが、どうして白人が日本人を強く敵対視するのかを述べておきたい。まず日本人が有色人種なのが一因である。白人にとって肌の色というのを汚れと捉えている人も多く白人→黄色人種→黒人と身分の違いを抱いている。自分達が世界で最も偉大と考える白人にとって黄色人種は見下すのが前提なのだ。次に日本人は唯一、白人に戦争で勝ったという点である。1904年から翌年にかけての日露戦争で日本は勝利を収めた。ロシア人は白人である。それは負けたロシアに限らず白人の国家にショックを与えたのだ。学校の日本史では英米が日本にロシアとの戦争を後押ししたなどと習うかもしれないが英米の目的は日本とロシアが、お互いに損
失を出す事であり戦況を見計らい両国に停戦を持ち掛ける予定であった。しかし思いの外、日本軍が活躍した為に英米は急いでポーツマス条約の席を用意したのだ。御存知の通りポーツマス条約で日本はロシアから賠償金が支払われなかったが、これは英米が白人が有色人種に賠償金を支払うのを至上の屈辱と考えていたからで
>あり日本全権の小村寿太郎外相にセオドア・ルーズベルト米大統領が強く賠償金支払いの放棄を要求
>したのである。
>閑話休題。国民皆保険の崩壊の他に同じ医療というジャンルでは医薬品の安全性という問題もある。現在、政府が認定し日本に流通している医薬品については日本政府や多くの研究所で安全性が十二分に確認されてから流通している。しかし海外からの新しい医薬品が流通するのに時間がかかるという点も。だが医薬品の安全性は間違いない。もし今の医薬品に関する規則が変更されアメリカで認可された医薬品は無条件でTPP加盟国で流通して良いとなった場合は、どうなるだろうか。日本で認可された医薬品については政府に責任が所在する。しかしアメリカが認可した薬品についても日本政府に責任を押し付けるわけにはいかないだろう。ここでもTPP
の恐ろしさがある。
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