住民票ガイド

2013年3月29日金曜日

Fw: 頂門の一針2912号  2013・3・29(金)

>--------
>Webで見る(バックナンバー) ⇒ http://melma.com/mb/backnumber_108241/
>--------
>
>□■■□──────────────────────────□■■□
>  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2912号
>□■■□──────────────────────────□■■□
>
>
>
>        2013(平成25)年3月29日(金)
>
>
>
>  石原入院長期化で維新"きしみ"増大:杉浦正章
>
>  バランスのとれた区割りを:古澤 襄
>
>  防衛予算増のできない臆病日本:加瀬英明
>
>  「居酒屋」が映し出すいまの世相:岩見隆夫
>
>  したたか大阪人・服部良一 :渡部亮次郎
>
>                         話 の 福 袋
>                         反     響
>                         身 辺 雑 記
>
>
>□■■□ ──────────────────────────□■■□
>第2912号
> 発行周期 不定期(原則日曜日発行)
>             
>               御意見・御感想は:
>                  ryochan@polka.plala.or.jp
>
>                購読(無料)申し込み御希望の方は
>        下記のホームページで手続きして下さい。
>  
>       http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm
>    バックナムバーは http://www.melma.com/backnumber_108241/
>
>    ブログアドレスは http://chomon-ryojiro.iza.ne.jp/blog/
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━━━━━━
>石原入院長期化で維新"きしみ"増大
>━━━━━━━━━━━━━━━━━
>
>
>           杉浦 正章
>
>政界流動化・再編の兆しも
>
>まだどうなるかは断定できないが、石原慎太郎が共同代表としての機能
>を果たせなくなると言うことは、日本維新の会の国会におけるたがが外
>れるということだ。
>
>たがが外れれば共同代表・橋下徹の大阪系と国会議員団代表・平沼赳夫
>中心の旧太陽系の亀裂が強まり、逆に民主党の前原誠司らとの合流の流
>れも出てきやすくなる。
>
>永田町では政界は維新を軸に再編含みで推移しかねないとの見方が広がっ
>ている。その場合、民主党元代表の前原誠司の動きが一番注目される。
>石原の長期入院がもたらす影響は大きい。
>
>慎太郎の入院の経過を見ると、政界大物の最後の入院劇と同じパターン
>を辿っている。たいていが風邪で入院だ。池田勇人の場合は「前がん症
>状」だったが、咽喉がん。大平正芳の場合は不整脈だったが心筋梗塞と
>いった具合だ。発表などはまるで当てにならない。
>
>石原の場合怪しいのは2月22日に入院して、分かったのは3月2日だ。
>風邪なら隠すことはないのにひた隠しにしていた証拠だ。その後3月4
>日に橋下が電話して通常に会話している。
>
>同19日に平沼が「近々復帰される」と22日の本会議に出席する方針を明
>らかにしたが、実現せず。最近は「今週いっぱい入院。30日の党大会に
>出席」が「党大会出席延期」だ。この大阪での党大会に出席出来ないこ
>とは、今後の石原の病状を占うキーポイントであるかもしれない。
>
>このように揺れに揺れているのはなぜか。まず確かなのは、冗談だが
>「まだ生きている」ことだろう。いくら「石原天皇」でもいまどき秦の
>始皇帝のように1か月も死亡を隠せるはずはない。
>
>しかし永田町には脳梗塞説や膵臓がん説といった際どい情報が流れてい
>る。元首相・菅直人が小ずるいことに「脳梗塞だってぇ」と、尋ねるよ
>うにして情報を流布したという説もある。
>
>だが、病気の詮索などはどうでもよい。まず政治家は動けるかどうかで
>判断することが先だ。それではどのような状況下で「生きている」かだ
>が、強気と弱気のまだら状態ではないか。「よし、出かけるぞ」と言っ
>たかと思うと「やっぱりやめた」の繰り返しだ。
>
>これが情報を錯綜させているのだ。2月12日の衆院予算委の代表質問を
>最後に「精神的に燃え尽きた」可能性がある。
>
>80歳の石原はかねてから「命ある限り暴走老人でいく」と述べ、しきり
>に寿命が長くないことを自ら示唆するとも受け取れる発言を繰り返して
>いる。
>
>維新の前宮崎県知事・東国原英夫に至っては「石原さんが最初に銛(も
>り)先になって行く、死んでも行くとおっしゃったから、たぶん、あと
>数年の命だと思う」と、いくら石原が嫌いでも"失礼"すぎる発言をし
>ているが、何か情報があったのかも知れない。
>
>週刊新潮が28日報じた中で一番信用出来る部分は、親友で首都大学学長
>・高橋宏の発言だ。高橋は3月10日に電話して、石原と話をした。石
>原は「気の合う何人かで酒飲んで学生時代の歌でも歌いたい」と述べて
>いたという。極めて弱気になっていることが浮き彫りとなる。
>
>高橋は「あいつは落ち込んでいて『都知事を辞めたのは間違いだった』
>と述べていた」「いまは男の美学というか引き際のタイミングを計って
>いるのではないか」とまで述べている。要するに石原は親友には初めて
>本音で"泣き"を見せたのだ。
>
>こうした報道が明らかになった28日、永田町では維新分裂説や政界再編
>説が一挙に流布し始めた。もともと維新には大阪系と旧太陽系の構造的
>な対立がある。橋下が内弁慶で大阪にとどまっているから、締まりが利
>かないのだ。
>
>総選挙後も維新の要職は旧太陽系がほぼ独占した。最近では日銀総裁人
>事で橋下が反対を唱えて、国会議員団と衝突。もっと深刻なのは選挙制
>度をめぐって、橋下が小選挙区制を主張しているにもかかわらず、太陽
>系の園田博之が中選挙区案を決定して、抜き差しならぬ対立の側面を見
>せ始めている。
>
>橋下にしてみれば、「西は橋下、東は石原」で選挙をやってみたものの、
>石原効果は全く生ぜず、大きな誤算を経験した。しかし国会議員団を束
>ねるには石原の"重し"が不可欠であった。その石原が"男の美学"で
>引き際を模索しているようでは、たがを一から締め直さなければならな
>い。
>
>永田町ではいまドラスティックな再編構想がささやかれている。橋下が
>太陽系を切って、民主党の前原系を取り込もうとしているというのだ。
>前原が手勢を連れて維新と合流するというのだ。
>
>これに前首相・野田佳彦も乗るかも知れないという説までがまことしや
>かに語られている。前原は否定しているが、棺桶に片足を突っ込んでい
>る民主党にいては展望は開けない。橋下が呼びかける以上、踏み切った
>方がいいことは間違いない。
>
>いま維新は衆参で57人、このうち太陽系は17人。太陽系は老人ばかりで
>イメージが暗く、維新の革新気風とは全く相容れないが、前原が合流す
>れば、イメージが一新される可能性がある。
>
>
>このような情報が流れる背景には、石原が政治的には"死に体"とみな
>され始めた証拠である。落ち目になると風雲児石原が懐かしくなるが、
>毎度繰り返すとおり、尖閣の火付け役で晩節を汚した。
>
>        (政治評論家) <2013年03月29日>
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━
>バランスのとれた区割りを
>━━━━━━━━━━━━
>
>
>       古澤 襄
>
>3月29日の杜父魚ブログ・トップテンの記事は、それぞれが読み応えが
>ある。
>
>!)北朝鮮地下核施設への攻撃レーザー誘導弾を年内配備  古澤襄
>
>!)米軍はもう日本を守れない  古森義久
>
>!)【コラム】現在、韓国と日本は冷戦中 古澤襄
>
>
>!)ミャンマー「もう北朝鮮との武器取引ない」 古澤襄
>
>!)米ステルス爆撃機B2 朝鮮半島で初の訓練参加 古澤襄
>
>!)福田元首相「韓日中の領土問題、すぐには解決しない」 古澤襄
>
>!)出足からつまずいた李克強首相 石 平
>
>!)区割り理想主義は政治を壊す  杉浦正章
>
>!)民主・海江田代表と日教組と「前近代」について 阿比留瑠比
>
>!)北方領土に関する日露連携の世論誘導工作と「正論」 西村眞悟
>
>「北朝鮮地下核施設への攻撃レーザー誘導弾を年内配備」は韓国・東亜
>日報の記事。韓国軍は<<北朝鮮の地下核施設への攻撃が可能なバンカ
>ーバスターGBU28レーザー誘導爆弾を年内に戦力化することを明らか
>にした。>>
>
>5月中旬から2回に分けてGBU28約200発を実戦配備し、主力機である
>F15K戦闘機に搭載するという。韓国空軍の攻撃力が飛躍的に高まるが、
>日本にとって懸念材料になったことを忘れてはならない。
>
>古森義久氏は米国内で在日米軍の撤退論が浮上していると伝えてきた。
>「米軍はもう日本を守れない」という表題だが、米国の財政逼迫がドイ
>ツや日本からの撤退論となって論議されている。しかし現行憲法下で日
>本が軍備拡張に走るには制約がある。
>
>福田元首相が朝鮮日報とのインタビューで「韓日中の領土問題、すぐに
>は解決しない」と述べた。むしろ日韓両国は、すぐに緊急の対処が必要
>な北朝鮮の核問題など「より重要な問題について協力を急がなければな
>らない。対立しているからといって協力を中断したら、未来への希望は
>なくなる」というのは正論であろう。ただ、その言葉に韓国が聞く耳を
>持っているかといえば、あまり期待できない。
>
>杉浦正章氏の「区割り理想主義は政治を壊す」は正論だと思っている。
>東京の一極集中主義は農村の疲弊を招いた側面があった。それだけでは
>ない。国家の安全保障上の見地から大都市に過度の人口が集中するのは
>避けるべきである。
>
>西ドイツはアウトバーンの周辺に人口20万都市を建設し、国土の均衡
>ある発展を目指した国造りをしてきた。これも国家の安全保障上の見地
>からすれば賢明な選択であった。
>
>区割り理想主義に走って、人口急増地帯に有利な選挙制度をとれば、国
>土の均衡ある発展を阻害する点を考え、大都市と農村のバランスのとれ
>た区割りを考えねばならぬ。
>
>2013.03.29 Friday name : kajikablog
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━━━
>防衛予算増のできない臆病日本
>━━━━━━━━━━━━━━
>
>
>         加瀬 英明
>
>「チュテンティエニャオプトンチン(遮天鉄鳥撲東京)! クシュサン
>トウヤンハンチ(富士山頭揚漢旗)!」
>
>「東京の上空をわが空軍機が覆い、富士山頂上に漢旗(五星紅旗)を高
>く掲げる!」
>
>人民解放軍の軍歌だ。昨年末に、中国のネットに載った。「東京大爆炸(
>トンチンタパオチャ)」(東京大爆撃)が、今年の春節(旧正月)で、北
>京でもっとも売れた爆竹の商品名だ。
>
>安倍政権はそれでも「冷静に」対応しようと、大人(おとな)の態度をもっ
>て臨んでいる。国民として、反対する者はあるまい。
>
> 安倍政権の再発足により11年振りに、防衛予算が微増されることになっ
>た。といっても、僅か351億円である。
>
>安倍新内閣の2月の第1回日米首脳会談は、上出来だった。
>
>安倍首相はオバマ大統領に、アメリカはアジア重視戦略をとるようになっ
>たが、「強い日本」を必要とすると、述べた。喝采したい。
>
>だが、オバマ政権第2期目のアメリカの世界戦略は、すべてにわたって
>及び腰だ。すでにイラクから撤兵し、来年末までにアフガニスタンから
>も撤収する。テロリズムに対する戦いは、中東からアフリカ大陸にわた
>って、ドローン(無人機)が主役を演じる。
>
>私はワシントンに通っているが、国防総省があるペンタゴン・シティに、
>ペンタゴンの内部からドローンを操作して、遠く中東、アフリカを攻撃
>する要員が、仕事を終えると立ち寄って、寛ぐバーがある。軍靴(ブーツ)
>で現地を踏むよりは、安上りで、気楽だ。
>
>アメリカは向こう10年で連邦予算を、1兆2000億ドル(約108兆円)も削
>減しなければならない。ちょうど半分が、国防費だ。このなかで、日本
>列島も守らなければならない。
>
>オバマ政権は「エイシアン・ピボット」(アジア重視戦略)のもとで、
>2020年までにアメリカ海軍力の60パーセントを、太平洋に集中すること
>になっている。だが、これまで7つの海を制してきた、アメリカ海軍の
>戦力が弱まってゆく。
>
>諸国が国防費を、大幅に増加している。中国の脅威が募るなかで、アジ
>アで過去10年をとれば、インドネシアが国防予算を3倍にし、タイが3
>分の2、韓国とオーストラリアが、50パーセントも増している。
>
>そのかたわら「強い日本」を目指すという、わが国はどうなのだろうか。
>平成14年に防衛予算が4兆9000億円でピークに達したが、今回、ようや
>く4兆7000億円にまで戻った。防衛省は「一気に引き上げられた」とい
>うが、とうてい「一気」とはいえまい。
>
>防衛費を微増することが、「冷静に」向かいあうことなのだろうか。
>
>恐ろしいことを正視できないから、目を瞑ろうとするのだろうか。いつ
>から、日本はそんなに臆病な国になってしまったのか。
>
>一日も早く、戦争ができる軍隊を持たねばならない。
>
>自衛隊は、軍隊として機能できない。私が福田赳夫内閣で防衛庁にいわ
>れて、安保研究所の理事長をつとめた時に、丸山昴事務次官が記者会見
>で、「かりに北陸海岸に北朝鮮軍が上陸し、すぐわきに陸上自衛隊駐屯
>地があって、まだ、防衛出勤命令が発せられなかった場合に、部隊とし
>て、どうすればよいでしようか?」と、質問された。丸山次官は「逃げ
>るほかない」と、答えた。
>
>今でも、この状況は変わっていない。
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━━━━
>「居酒屋」が映し出すいまの世相
>━━━━━━━━━━━━━━━
>
>
>          岩見 隆夫
>
>知り合いの発行している『住宅新報』という週刊紙に毎週目を通す。創
>刊から66年になるシニセの専門紙だ。
>
>住問題はなんとなく気にかかる。美食とおしゃれは欲求に際限がなく、
>ある程度満たされそうだから、テレビも食・衣ばかり話題にしてきた。
>それにひきかえ住にはあきらめがつきまとう。
>
>借家ならともかく、持ち家のランクアップはむずかしい。満足度が低く
>ても、まあ、いいか、で過ぎていき、一般メディアもほとんど関心を示
>さない。
>
>だが、それいいのか。最近は言われなくなったが、〈ウサギ小屋〉とい
>う言葉がひところはやった。うまい冷笑的表現を考えつくものだ。狭い、
>がまずあるが、さらに住内容の貧相さがこめられている。
>
>その程度の経済大国と軽くあしらわれているようで不快だったが、事実
>でもあった。いまも〈ウサギ小屋〉状態が大きく改善されたわけではな
>い。
>
>なにかと住環境が便利にはなったかもしれないが、便利は住み心地のよ
>さの一部でしかない。何をどこまで満たせばいいかが問われている。住
>問題は、日本社会の根源的なテーマの一つと言っていい。その割に論じ
>られることが少ない。
>
>ところで『住宅新報』一面の無署名コラム〈大言小語〉を愛読している。
>今週号の見出しは、
>
>〈ひたむきな心、忘れずに〉
>
>で、共感をもって読んだ。都内某所に数年前オープンしたお気に入りの
>焼き鳥屋の話である。
>
>コラム氏は久しぶりに足を運んだ。せせり、せぎも、ぺた、おび、ちょ
>うちんなどめずらしい部位がどれもおいしく、あいかわらずの満席状態。
>
>〈しかし、何かが違う。居ても楽しくないのである。その理由は、すぐ
>に分かった。店員が誰もお客に気を配っていないのだ。かつては商売を
>成功させるため、真剣に客の反応を気にし、話し掛け、それが客にとっ
>ては好印象を醸し出していた。
>
>聞けば昨年は、姉妹店も出来たという。成功を確信した故か、一人ひと
>りの客に向き合うというよりは、マニュアル的対応が店の空気を満たし
>ていた〉
>
>と観察する。
>
>よくわかる。好みの食べもの屋を探すのは一生の仕事みたいなところが
>あって、私も例外ではない。ところが、最近は特に、おいしい店に限っ
>て、食べさせてやる、という主客転倒の傾向が目立ち、客の方がお愛想
>を言ったりしている。
>
>だから、店の主人やスタッフが、客の性格を読み、適度に言葉をかける、
>といったこまやかなサービス、心配りはまずない。やりとりはほどほど
>がよく、言葉のかけ過ぎも困るが、ほとんどはそれ以前で、調理だけに
>手を取られ、客と向き合うプロ意識に甚だしく欠けている。
>
>私が最近通っている居酒屋は、ご夫婦だけの小さい店だが、まず味付け
>がいい。加えて、ご夫婦の言葉数は少ないが、気がきいている。それぞ
>れの客に合った言葉をさりげなく工夫していることが伝わってきて、当
>方も返す言葉を軽い気分で工夫する。それが心地いいのだ。しかし、そ
>んな店はめったにない。
>
> ◇不満なら来なくていい客より店が偉い店とは
>
>先のコラム氏はこう指摘している。
>
>〈居酒屋と住宅営業を一緒にすることはできないが、どちらも顧客は、
>快適な居場所を求めている。自分を見つめ直す場所を探している。どち
>らの商売も、実は人間の深層心理をも理解しなければならないほど、高
>尚な仕事なのだ。顧客に共感する能力こそが、経営者とスタッフに求め
>られている〉
>
>高尚な仕事、という問題意識にまったく同感だ。人間が平穏に暮らした
>いと望むのはどういうことなのか、を探求する意欲がなければ成り立た
>ない商売である。それは贅沢とは違う。ささやかな幸せである。居酒屋
>も住宅営業も、幸せを売る商売であり、いずれも奥が深い。
>
>それで思い出すのは、こんなこともあった。東京のシニセのふぐ料理屋
>に招かれて行った時、
>
>「まずビールをいただきたい」
>
>と頼んだところ、仲居さんが、
>
>「置いておりません」
>
>とニベもなく、驚いた。ふぐは日本酒こそ合う、だからビールは出さな
>い、というのがこの店の方針らしく、ウリでもあるのかもしれないが、
>最初にビールをひと口、という客は少なくない。その後一度も訪れたこ
>とはないが、聞くところによると店じまいしたという。
>
>また、時々顔を出していたすし屋は割合雰囲気のいい店だったが、ある
>夜、
>
>「お椀(汁もの)がほしいのだが」
>
> と言うと、
>
>「うちはやってません」
>
>と断られ、この時もびっくりした。何代目かの店で、一種のしきたりな
>のだろうが、行くのをやめた。
>
>いずれもお客第一主義でない。ご不満なら来なくていい、という態度で
>もある。そういう融通のきかない頑固商売を好む客もいるらしく、それ
>はそれでいい。ただ、コラム氏が言うように、人間の深層心理を軽くみ
>て商売しているのではないかと思う。
>
>客といえば、最近は都会でも観光地でも、ネットで知ってくる客が増え
>ているという。ネットの宣伝が巧みだと客は集まる。しかし、一過性で、
>客の方も味がよければそれだけで満足する。
>
>食文化とはほど遠く、客の質も落ちている。増える一方のテレビの食べ
>もの番組もおいしさだけを追っかけてとどまるところを知らない。こん
>なことを続けていると、味の奴隷になってしまう。
>
>住の問題に戻ると、住宅の好みは食よりももっと多岐にわたっている。
>食の好みはある程度の共通性があるが、住文化は百人百様のようなとこ
>ろがある。営業側がすばらしいとすすめる住宅も、
>
>〈私はちょっと違う〉
>
>とだれもがひそかに思っている。しかし、マニュアル的対応では到底捕
>捉できるものではない。それをいかにひたむきに汲み取るかがプロの仕
>事ではないか。
>
><今週のひと言>
>
>イケイケドンドンに見える安倍さん、ブレーキ役がいるかな。
>
>(いわみ・たかお=毎日新聞客員編集委員)
>
>サンデー時評:2013年03月27日
>
>(サンデー毎日2013年4月7日号)
>
>
>
>━━━━━━━━━━━━
>したたか大阪人・服部良一
>━━━━━━━━━━━━
>
>
>       渡部 亮次郎
>
>大阪出身の作曲家服部良一(はっとり りょういち、1907年10月1日—
>1993年1月30日)は、日本の作曲家、編曲家、作詞家(「村雨まさを」名
>義で作品を出している)。大阪府大阪市平野区出身。
>
>ジャズで音楽感性を磨いた、和製ポップス史における重要な音楽家の一
>人と「ウィキペディア」。名曲「青い山脈」「東京ブギウギ」を残した
>大作曲家だが、戦時中、内務省の検閲を欺いた「大物」とは誰も書かな
>い。
>
>「夜のプラットホーム」は戦後の昭和22年に発表され、大ヒットしたが、
>実はもともとは戦時中、淡谷のり子が吹き込んだものであった。
>
>1939年(昭和14年)公開の映画『東京の女性』(主演:原節子)の挿入歌
>として淡谷が吹き込んだ。だが、戦時下の時代情勢にそぐわないと内務
>省の検閲に引っかかり、同年に発禁処分を受けた。理由は「出征する人
>物を悲しげに見送る場面を連想させる歌詞がある」だった。
>
>作詩 奥野椰子夫  作曲 服部良一
>
>1 星はままたき 夜ふかく なりわたる なりわたる
> プラットホームの 別れのベルよ  さよなら さようなら
> 君いつ帰る
>
>2 ひとはちりはて ただひとり  いつまでも いつまでも
>  柱に寄りそい たたずむわたし  さよなら さようなら
>  君いつ帰る
>
>3 窓に残した あのことば  泣かないで 泣かないで
>  瞼にやきつく さみしい笑顔  さよなら さようなら
>  君いつ帰る
>
>昭和13年の暮、東京・新橋駅で出征兵士を見送る歓呼の声の中に、柱の陰
>で密かに別れを惜しむ若妻の姿。それに心を打たれた都新聞(東京新聞)
>学芸記者の奥野椰子夫。
>
>作詞家としてコロムビアに入社して翌年1月に「夜のプラットホーム」と
>して書きあげ、服部良一が作曲、淡谷のり子が吹き込んだのだったが、
>発売禁止。
>
>だが、曲に愛着をもつ服部が一計を案じた。検閲官を欺こうというので
>ある。レコードが輸入盤なら検閲を潜られる制度だったので、2年後の
>1941年(昭和16年)、「I'll Be Waiting」(「待ちわびて」)というタ
>イトルの洋盤で発売した。
>
>作曲と編曲はR.Hatter(R.ハッター)という人物が手がけ、作詞を手が
>けたVic Maxwell(ヴィック・マックスウェル)が歌ったのだが、この曲
>は『夜のプラットホーム』の英訳版であった。
>
>R.ハッターこそは良一・服部が苗字をもじって作った変名で、ヴィック
>・マックスウェルは当時の日本コロムビアの社長秘書をしていたドイツ
>系のハーフの男性の変名だった。
>
>策略はまんまと当り、この曲は洋楽ファンの間でヒットした。当時を代
>表するアルゼンチン・タンゴの楽団ミゲル・カロ楽団によってレコーディ
>ングされた。
>
>このとき服部は、やはり先に発売禁止になった「鈴蘭物語」(作詞藤浦 
>洸, 唄淡谷のり子)を「Love's Gone(夢去りぬ)」作曲R・ハッター
>としてB面に収録。人々はこれも外国曲として愛好した。内務省は服部
>にしてやられたのである。
>
>肝腎「夜のプラットホーム」は検閲の無くなった昭和22年、二葉あき子
>が歌って大ヒット。それまでの歌手活動の中、ヒットはあったものの大
>ヒット曲のなかった二葉にとっては待ち望んでいた朗報であった。
>
>「夢去りぬ」の方は霧島昇が歌いなおして、これまた大ヒットした。
>
>服部良一は大阪の本庄で土人形師の父久吉と母スエの間に生まれた。小
>学生のころから音楽の才能を発揮したが、好きな音楽をやりながら給金
>がもらえる出雲屋少年音楽隊に一番の成績で入隊する。
>
>1926年にラジオ放送用に結成された大阪フィルハーモニック・オーケス
>トラに入団。ここで指揮者を務めていた亡命ウクライナ人の音楽家エマ
>ヌエル・メッテルに見出され、彼から4年にわたって音楽理論・作曲・指
>揮の指導を受けた。
>
>1936年(昭和11年)にコロムビアの専属作曲家となった。やがて、妖艶
>なソプラノで昭和モダンの哀愁を歌う淡谷のり子が服部の意向を汲み、
>アルトの音域で歌唱した『別れのブルース』で一流の作曲家の仲間入り
>を果たす。
>
>その後ジャズのフィーリングをいかした和製ブルース、タンゴなど一連
>の和製ポピュラー物を提供。淡谷のり子は『雨のブルース』もヒットさ
>せ「ブルースの女王」と呼ばれた。
>
>その後、霧島昇・渡辺はま子が共演し、中国の抒情を見事に表現した
>『蘇州夜曲』、モダンの余韻を残す『一杯のコーヒーから』、高峰三枝
>子が歌った感傷的なブルース調の『湖畔の宿』(発売禁止)など、服部メ
>ロディーの黄金時代を迎えた。
>
>だが、大東亞戦争中は不遇。戦後は大活躍した。古賀政男がマンドリン
>・ギターを基調にした洋楽調の流行歌から邦楽的技巧表現を重視した演
>歌のスタンスへと変化したのに対し、服部良一は最後まで音楽スタンス
>を変えることなくジャズのフィーリングやリズムを生かし、和製ブルー
>スの創作など日本のポップスの創始者としての地位を確立した。
>
>日本のポップス界隆盛の最大の功労者である。曲自体も歴史的価値は別
>にしても今日でも全く魅力を失っていないものが多く、その意味では海
>外のクラシックやスタンダード・ポップスの巨人と並べて語るべき存在
>ともいえる。日本レコード大賞の創設にも尽力した。
>
>1993年1月30日、呼吸不全のため死去。享年85だった。死後、作曲家とし
>ては古賀政男に次いで2人目の国民栄誉賞が授与された。なお『青い山脈』
>を歌った藤山一郎も国民栄誉賞を受賞している。
>
>2007年12月30日、第49回日本レコード大賞にて特別賞を受賞。
>
>息子は作曲家の服部克久と俳優の服部良次がおり、孫に服部隆之(服部
>克久の長男)、バレエダンサーの服部有吉(服部良次の息子)がいる。
>妹は歌手で服部富子。出典: フリー百科事典『ウィキペディア
>(Wikipedia)』
>
>
>
>
>━━━━━━━
>話 の 福 袋
>━━━━━━━
>
>
> ◎福井1減に自民3現職は選挙区希望 候補者調整、参院選後か
>
>「1票の格差」是正に向け、衆院選挙区画定審議会が28日示した小選挙区
>定数を「0増5減」する区割り改定案では、福井県は定数が「3」から「2」
>に減ることになり、議席を独占する自民党は、次の選挙までに候補者調
>整を行う必要がある。
>
>選挙区から外れる現職は比例代表に回る可能性が高いが、現時点では3人
>とも選挙区からの出馬を希望。夏の参院選へ影響する事態を避けたいと
>の思惑もあり、党県連関係者の間では「議論は7月以降になる」との見方
>が強い。昨年12月の衆院選で比例を含め議席を失った民主党は「現時点
>では何も決まっていない」としている。
>
>  ▼  ▼  ▼
>
>3区に分かれている福井県選挙区について審議会の区割り案では福井、坂
>井、あわら、大野、勝山の5市と永平寺町からなる1区と、丹南地域以西
>の2区に再編される。
>
>次期衆院選は区割りを是正した選挙区で行われることになるが、自民党
>現職の3人は「厳しい選挙を支えてくれた有権者を大切にしたい」(1区
>稲田朋美氏)、「地元鯖江市が含まれるところから出馬するスタンス」
>(2区山本拓氏)、「引き続き選挙区で戦いたい」(3区高木毅氏)と、
>いずれも比例へのくら替えには否定的だ。
>
>候補者調整については「当事者で話し合うしかない」というのが県連内
>の大方の見方。ベテラン県議は「参院選の候補を決めたように党員投票
>をするわけにもいかない」と語る。
>
>ただ、ある党関係者は「党本部と3人で調整することになるのでは」と行
>司役の必要性を指摘する。「党本部は誰が勝てるか調査するだろう」と
>みる関係者もいる。
>
>高木氏も「思いは聞いてもらいたいが、調整は党本部がするのではない
>か」との見方。山本氏は「党幹事長が決めること。当事者が戦う話でも
>ない」、稲田氏は「今までも白紙で来た。調整はこれからの課題になる」
>と話す。
>
>  ▼  ▼  ▼
>
>夏の参院選で新人候補を擁立する自民党県連は、この時期に候補者調整
>をめぐる混乱は避けたいところだ。参院選直前の6月に開かれる県連の定
>期大会では役員改選もある。
>
>1区内の県会議長経験者は「参院選までは動きにくい。県連会長選も一つ
>のポイントになるかもしれない」と話した。
>
>1人が比例に回る場合、名簿上位に登載されることが予想される。県内で
>は2000年以降、自民党が衆参の議席を独占しており「福井県の貢献を考
>えれば優遇されるはずだ」との声は強い。
>
>県連としての対応は「全くの白紙」(幹部)だが、仲倉典克政調会長は
>「候補者になり得る選挙区支部長は、党本部が選任する。党本部が県連
>の意向を聞くということであれば、協議しないといけない」としている。
>
>  ▼  ▼  ▼
>
>一方、民主党は昨年12月の衆院選で落選した前職の1区笹木竜三氏、2区
>糸川正晃氏、3区松宮勲氏のうち、松宮氏がすでに政界を引退。比例代表
>で落選した前職若泉征三氏は3月に離党した。
>
>今後の候補者調整について、県連会長の糸川氏は「新しい区割りの決定
>を受けて私と笹木氏との調整が基本路線になると思うが、一般公募など
>の可能性も含めて何も決まっていない。自民党の動きも見ながら勝てる
>候補を擁立していきたい」として、本格的な調整は参院選後になるとの
>見方を示した。
>
>福井新聞ONLINE 3月29日(金)7時59分配信
>
>
>━━━━━━━
>反     響
>━━━━━━━
>
>
>
> 1)全柔連の幹部は皆英雄だったが:前田 正晶
>
>全柔連の醜態は、その道に秀でただけの者たちが支配するスポーツ団体
>は、往往にして社会的常識の欠如が認められ、組織としての体を成さな
>い。
>
>この度の柔道界の乱れ方は、いつぞやの無様な相撲協会の指導力と統治
>能力不足振りと酷似しているのは、批判する前に情けなさが先に立って、
>論評の限りではない。
>
>極論かも知れないが、柔道をスポーツと見なしていること自体に矛盾を
>感じている。剣道と同様に我が国古来の伝統と格式ある武道であって、
>プロまである一般的なスポーツと同列に扱うこと自体がおかしいとすら
>思っている。
>
>ましてや、海外に広めたのは功績として認められるが、その後に外国人
>に蹂躙されたのは甚だ遺憾である。
>
>しかも、柔道も体育会組織となっている以上、体育会組織では一ごく般
>的な厳しき年功序列もあれば、強い者が支配する傾向があるのは自然な
>流れであろう。
>
>事実、柔道界に疎い私でさえ、あの理事達の顔ぶれを見れば嘗ては国民
>的英雄と見なされたオリンピックのメダリストたちが君臨する世界であ
>ると解る。その頂点にいる上村会長がどれだけ「あの組織の中で偉い方」
>かくらいは解る。
>
>弱かりし者がその強い方に直言しにくい世界だろうとも思える。相撲協
>会には世間の常識通用しない「一般社会とは異なる文化の下に育ってき
>た社会である」とも指摘してきた。
>
>それと全く同じことが全柔連にも言えると思って、あの世間的一般社会
>的常識が通用しない世界だと見ている。そこに向かってまたもやマスコ
>ミは「世間の常識」を説いている虚しさに気付いていないはずはないだ
>ろう。
>
>サッカー協会の特徴はその幹部と会長職に大企業の管理職経験者が多く、
>一般的な社会の常識を普通に備えた者たちが主導的な地位にあって指導
>してきたところに、Jリーグの(興行面でも)成功があり、世界ランクの
>上位に入ってきた結果が出ている。
>
>今後、柔道界がどのように世間の声を聞いて、世間の常識が通用するよ
>うな組織に変わっていくのかが最大の課題だろう。だが、相撲界があれ
>ほどの批判を浴びせられ、大本営発表的で大政翼賛会的な役割を果たし
>ててきたマスコミにも批判された結果で、外部の者を役員に入れたこと
>で、以前よりもどれほど変わったかを考えて貰いたい。
>
>全柔連があの相撲界の混乱振りをも参考にして改革できるか否かには、
>私は甚だ懐疑的にならざるを得ない。すなわち、私は一般社会の常識で
>しかこの案件を見ることができないからである。
>
>
>
> 2)3月28日付けの「ももたろう28」さんのご意見に対して一言。
>
>>小生は、新聞をまったく読まず、興味深いもののみインターネットで読
>>んでいます。 そういう状況でも64歳まで、まったく情報に不自由はあ
>>りませんでした。 いまでも、新聞をよまないことを良しとしています。
>
>べつに新聞社を擁護する気は全くありませんが、「ネットで十分」とば
>かりにこういう事をおっしゃる方が多いのは驚きです。
>
>よくお考えください。ネットでお読みになっているという情報は、ほと
>んどが問題の新聞社などマスコミが発信しているものが元ではないです
>か?仮に新聞社を始めマスコミ各社がすべて倒産してしまったら、ネッ
>トにアップされる情報はほとんどなくなってしまうでしょう。
>
>ネットが独自に取材してアップしている訳ではないからです。ただ転載
>しているにすぎません。(のっぽ兄ちゃん)
>
>
>
> 3)朝鮮通信使の書いたのが『日東壮遊歌』です。京都を見て悔しが
>っています。名古屋の女性は楊貴妃より美しいそうです。
>
>「朝鮮の都も立派だが、名古屋と比べると、とても寂しい。人々の美し
>さも最高だ。 特に女性が美しい。 美しすぎる。 あれが人間だろうか?
>『「楊貴妃が最高の美人だ』と言われているが、名古屋の女性と比べれ
>ば、美しさを失うだろう。
>
>(帰路にて)名古屋の美人が道を歩く我々を見ている。我々の一員は、
>名古屋の美人を一人も見逃さないように、 頭を左右に必死に動かしてい
>る。 」
>
>「金仁謙 著『日東壮遊歌』 — 日本の繁栄を羨み恨む朝鮮通信使の記録」。
>(まこと)
>http://blog.goo.ne.jp/think_pod/e/ee10cebd4441efe900f466b8f41044f8
>
>
>
>━━━━━━━
>身 辺 雑 記
>━━━━━━━
>
>
>右腕の痛みは殆どなくなったが右胸の方は治りが進まない。
>
>寒さがぶり返したので満開状態の続いていた猿江公園のソメイヨシノ。29
>日は
>↓続きを読む↓
>http://www.melma.com/backnumber_108241_5790226/
>
>--------
>



-----------------
sent from W-ZERO3
解除↓
00552428u@merumo.ne.jp

お小遣いサイト その�
ハッピーマイル
http://happymile.net/touroku.php?i=10247853

その�
トリプルポイント
http://triplepoint.jp/index.php?i=10276868

この号が気に入ったら押して下さい
▼イイネ☆彡
http://merumo.ne.jp/like/00552428/b24880/?guid=ON


[メルモPR]
メルモでメルマガ発行しよう!
http://merumo.ne.jp/

バックナンバー
http://bn.merumo.ne.jp/list/00552428

配信元:メルモ byGMO
http://merumo.ne.jp/

スマートフォンの方はこちらから登録端末変更をしてください。
http://cgi.merumo.ne.jp/reader/subsc_change.do

0 件のコメント:

コメントを投稿