>【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2013年08月31日 15時00分 (JST))】
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> この情報は、毎日午後4時ごろ最新のものに更新されます。
> 世界各地の観測データを元に、情報通信研究機構での観測等も加味して決定された、その日の太陽活動や地磁気活動の情報によって構成され、これらの情報から地球の周りの宇宙空間で今何が起きているかを知ることができます。
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>担当: 田中
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>概況・予報
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>太陽面で目立った活動の発生はなく、太陽活動は静穏でした。
>今後1日間、太陽活動はやや活発な状態が予想されます。
>太陽風速度は低速な350km/s前後から通常速度の420km/s前後へ上昇しましたが、地磁気活動は静穏でした。
>8月29日6時(UT)頃に発生したCME(コロナ質量放出)および8月30日3時(UT)頃に発生したCMEの影響が9月1日から2日頃にかけて到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。
>今後1日間、地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。
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>太陽活動
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>太陽活動は静穏でした。
>太陽面で目立った活動の発生はありませんでした。
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>活動領域1835は、面積がやや減少しました。
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>STEREO探査機の極端紫外線の画像(EUVI)によると、本日から明日頃にかけて太陽面の東端から新たに回り込んできそうな活動的な領域はありません。
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>過去にCクラスフレアが発生した活動領域1836では、今後、Cクラスフレアが発生する可能性があります。
>今後1日間、太陽活動はやや活発な状態が予想されます。
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>■本日/昨日における活動領域(黒点群)
>領域番号、位置、面積、黒点数、黒点群のタイプ、磁場構造
>1834 N13W07 30/ 40 17/15 Cri/Dai β/β
>1835 S10W00 180/250 10/ 7 Dai/Dko β/β
>1836 N11E33 180/160 5/ 3 Cao/Hax β/α
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>■過去3日間に発生した主なフレア
>発生時刻(UT)、最大時刻(UT)、終了時刻(UT)、領域(発生時の位置)、X線/光学、電波バースト、関連現象
>08月30日02:04 08月30日02:46 08月30日04:06 1836(N13E43) C8.3/1F II、III、IV CME
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>(注)フレア
>・太陽面で発生する爆発的なエネルギー解放現象。
>・SDO衛星の極端紫外線カメラ画像及びGOES衛星のX線カメラ画像にて発生の様子が確認できる。
>・GOES衛星のX線観測において発生したフレアの最大値により小規模なものからA・B・C・M・Xの順にクラス分けされている。(GOES衛星のX線観測データ参照)
>
>(参考データ)
>GOES衛星の太陽X線データ
>http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/xray_5m.html
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>太陽画像サマリー(STEREO探査機のサイト)
>http://stereo-ssc.nascom.nasa.gov/beacon/beacon_secchi.shtml
>
>NOAA/SWPCによる最新のフレアリスト
>http://www.swpc.noaa.gov/ftpdir/indices/events/events.txt
>http://www.swpc.noaa.gov/ftpdir/indices/events/yesterday.txt
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>ひので衛星による太陽面画像データ(X線画像、可視光部分画像)
>http://hinode.nao.ac.jp/latest/
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>地磁気活動
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>地磁気活動は静穏でした。
>太陽風速度は低速な350km/s前後から通常速度の420km/s前後へ上昇しました。
>この間、太陽風の磁場強度はやや強い5nT前後から強い10nT前後へ一時上昇し、磁場の南北成分は、−10nT前後のかなり強い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。
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>SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA211)によると、太陽面の北半球から低緯度にかけて位置しているコロナホールが、西45度付近を通過しました。
>現在の太陽風の乱れは、このコロナホールの影響であると考えられます。
>今後、このコロナホールの影響は、徐々に弱まっていくものと考えられます。
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>SOHO探査機の太陽コロナ画像(LASCO)とSTEREO探査機の太陽コロナ画像(COR)によると、8月30日3時(UT)頃にCME(コロナ質量放出)が発生しました。
>コロナガスは地球方向へ放出されているため、9月1日から2日頃にかけて影響が到来すると考えられます。
>このCMEは、8月30日2時4分(UT)に活動領域1836(N13E43)で発生したC8.3/1FのLDEフレア(継続時間の長いX線フレア)に伴い発生した現象であると推測されます。
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>8月29日6時(UT)頃に発生したCMEおよび8月30日3時(UT)頃に発生したCMEの影響が9月1日から2日頃にかけて到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。
>今後1日間、地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。
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>(参考データ)
>ACE探査機による太陽風観測
>http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html
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>27日の太陽周期プロット
>http://swnews.nict.go.jp/rt/crl_27d.html
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>(注)ACE探査機の太陽風観測データと地磁気への影響
>・ACE探査機は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
>このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE探査機は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
>・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
>・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(−方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
>( )表示はACE探査機の太陽風観測データにおけるプロットの色
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>プロトン現象
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>静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。
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>(参考データ)
>GOES衛星 高エネルギー粒子
>http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/pro_3d.html
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>高エネルギー電子
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>静止軌道における2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、400[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。
>引き続き今後1日間、高エネルギー電子フラックスは静穏な状態が予想されます。
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>(参考データ)
>GOES衛星 高エネルギー電子
>http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/elec_3d.html
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>電離層
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>臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
>※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。
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>大宜味(沖縄)
>30日
> 18:15
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>F層臨界周波数は、概ね中央値(注2)付近で推移しました。
>※山川(鹿児島)は、現在、一部時間帯の最新のデータが確認できない状態となっています。
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>日本上空の全電子数(TEC)は、概ね平均値付近で推移しました。
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>今後1日間、地磁気がやや乱れる可能性がありますが、電離圏への影響は小さく、概ね静穏な状態が予想されます。
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>日本上空でデリンジャー現象の発生は確認されませんでした。
>今後1日間、デリンジャー現象は発生しないでしょう。
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>※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。
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>(注1)スポラディックE層
>・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
>・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。
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>(注2)F層臨界周波数の中央値
>・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
>・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。
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>(注3)F層臨界周波数の季節変化
>・春と秋には高く、夏には低くなる傾向がある。
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>デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:8月30日)
>< 日付 > 31 1 2 3 4 5 6
><デリンジャー現象> 0 0 0 0 0 0 0
>< 短波伝搬状態 > 4 4 4 4 4 4 4
>
>【解説】
>・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
>・デリンジャー現象の予報
> 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
> 1=ややあるでしょう・・・・・・30〜50%未満
> 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
>・短波伝搬状態の予報
> 5=極めて静穏
> 4=概して静穏
> 3=やや不安定
> 2=不安定
> 1=非常に不安定
>
>(参考データ)
>NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
>(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
>http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
>※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。
>
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>活動度指数
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>活動度の指数です。
>8月30日の太陽黒点相対数は、43、7月の月平均値は、57でした。
>8月30日の太陽黒点総面積は、390でした。
>8月30日のf10.7は、113でした。
>8月30日の地磁気K指数合計は、15、最大のK指数は、3でした。
>短波伝搬を予測するための、8月と、9月と、10月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ56、55、54です。
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>
>お知らせ
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>特にありません。
>
>-------------------------------------------------------
> 独立行政法人情報通信研究機構 宇宙天気情報センター
>
> http://swc.nict.go.jp/
>
> メール情報の登録・解除:
> http://swc.nict.go.jp/datacenter/
>-------------------------------------------------------
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