>した。採取方法は、採取深度5センチであり信頼できる。
>結果は、放射性ヨウ素は全地点において不検出。
>放射性セシウム濃度（Cs134+Cs137の合計）は4,000〜78,000Bq／m2であり、44市町村の平均値は約27,000Bq／m2であった。
>
>福島県の分析は後日とし、本日は事故後あまり注目されていない茨城県について分析する。この数値をチェルノブイリと比較すると、放射線管理区域1Ci/km2（3.7万Bq/m2）以上の地域が広く含まれる。地域としては汚染地帯に分類され、ベラルーシのゴメリ州管理区域(1〜5Ci/km2）に該当する。ゴメリ州には、ゴメリ医大によって多くの臨床データがあり、特にCs137については、各臓器毎に代謝異常と見られる健康影響が多数報告されている。汚染の程度によっては、染色体の異常も見られている。
>
>以下は、20年後(06年）のベラルーシからの報道映像である。
>http://www.youtube.com/watch?v=VWSsRvN5pLs
>
>例えばゴメリ（チェルノブイリから130km）にある被曝者専門病院では、白血病患者用のベッド数を2倍に増やしたが、空きのない状態が続いている。事故当時16歳だったある男性は、比較的セシウム汚染度の低い地域（居住制限なし）で暮らしていたのに、昨年急性白血病と診断され、その後急速に悪化、今は危険な状態に陥っている。
>
>IAEAは、低線量内部被ばくに関し、批判を受け、報告書の修正を余儀なくされている。
>しかしそれは「よく分からない」との表現に止まる。だが小さな子どもが放射線恐怖症で、酒をあおるなどというふざけた仮説が通用するはずがない。
>以下にゴメリ医大での臨床報告（要約抜粋）を示す。
>
>セシウム137の体内におけるに慢性被曝より、細胞増殖が無視できるかまったくない器官や組織（心筋）は、最大範囲の損傷を受ける。代謝プロセスや膜細胞組織に大きな影響が生じる。生命維持に必要な多くの系で乱れが生じるが、その最初は心臓血管系である。子供の体内のCs-137の50Bq/kg 蓄積が生命に関係する重要臓器に病的変化をもたらすことが明らかとなっている。例えばそれは心血管系、神経系、内分泌系、免疫系などであり、腎臓、肝臓、眼なども同様である。
>
>セシウムの影響による体の病理変化は、合併症状を示し、長寿命体内放射能症候群（SLIR）といわれる。SLIR は、セシウムが体内に入ったときに現れ、その程度は入った量と時間とに相関する。ゴメリ州の大人の死者の腎臓セシウム濃度は192.8 ±25.2Bq/kg、子供の死者では645±134.9Bq/kg 。セシウムは腎臓内のネフロン組織細官や糸球体ひいては腎臓機能を破壊し他の器官への毒作用や動脈高血圧をもたらす。
>ゴメリにおける突然死の89%が腎臓破壊を伴っている。
>
>以下は、チェルノブイリ原発事故に於ける基準である。
>
>チェルノブイリ強制避難区域40Ci/km2（148万Bq/m2）
>義務的移住区域15Ci/km2（55万Bq/m2）
>希望移住区域（避難選択権付）5Ci/km2（18.5万Bq/m2）
>放射線管理区域1Ci/km2（3.7万Bq/m2）
>
>ゴメリ州（ゴメリはベラルーシで2番目に大きい州：人口約51万5千人）と一口に云っ
>ても広く、汚染度が高い地域もあれば、そうでない地域もある。
>http://www.belarus.jp/Province/GOMEL.htm
>重要なことは、その汚染度があまり高くない地域でさえ、疾患が増えていることにある。
>
>民主党は、政権交代がかかった先の総選挙において「命を大事にする政治」を訴えた。
>だが、果たして納得できる政治がなされているであろうか。
>
>まず自らの胸に手を当て、真剣にこの問題を正視しなければ、10年後20年後、我が国は人口減少国となってその脅威が顕在化するだろう。
>
>以上
>
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