> 『蟷螂の斧』
> 衆議院議員 山内康一 メールマガジン
> 2011年9月16日(金)発行
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>─────────山内康一公式サイト http://www.kou1.info/───
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>■もくじ
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>□1 2011年9月5日 (月) 野田新総理の高評価
>□2 2011年9月12日 (月) 9月11日に考える
>□3 2011年9月13日 (火) 4日だけの臨時国会
>□4 2011年9月14日 (水) 政治家と役所の関係
>□5 2011年9月15日 (木) 「正心誠意」の中身は?
>□6 2011年9月16日 (金) 国会会期延長か?
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>□1 2011年9月5日 (月) 野田新総理の高評価
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>報道各社の世論調査によれば、野田新政権は高評価です。
>
>鳩山政権も菅政権も最初は高評価だったことを考えると、
>二度あることは三度ある、と思ってしまいます。
>
>野田氏は人柄的には評判がよい人なのは知っていますし、
>野田氏の低姿勢がプラスに作用しているようです。
>挙党一致体制、派閥均衡人事も「今のところ」効果的です。
>
>しかし、長期にわたって党内融和を図るのは、簡単ではありません。
>先週は閣僚人事までだったので党内の不満は少ないですが、
>今日以降、副大臣、政務官、各委員長と人事が明らかになれば、
>ポストに就けなかった人たちの不満が高まってきます。
>
>例えば「大臣はダメでも、副大臣くらいは」と思っている議員が、
>民主党内に100人くらいはいるんじゃないかと思います。
>同時に「副大臣はダメでも、政務官くらいは」と思っている議員も
>100人くらいはいるかもしれません。
>でもそんなにポストはありません。
>
>多くの場合、【自己評価】>【他者評価】という図式があります。
>ほとんどの人が、「実力よりも自己評価が高い」という法則です。
>これまで何百人と面接してきた私自身の経験から言うと、
>本人の実力を100とすると、自己評価が150くらいが普通です。
>政治家志望の人の場合、自己評価が200〜300もいます。
>
>「ちっぽけな人間ほど、プライドが高い」という別の法則もあります。
>虚栄心、貪欲、自己認識の誤り等の煩悩が重なり、不満を呼びます。
>政府や党のポストは限られ、民主党議員の数は400人超です。
>
>自己評価は高いのに、人事で評価されないと、不満のタネになり、
>将来に禍根を残します。食べ物と人事の恨みは恐ろしいです。
>最初はみんなに好かれる八方美人的スタートで高評価だったのに、
>時間がたつにつれて敵が増えていく、というパターンとしては、
>アメリカのオバマ大統領のケースがあります。
>
>オバマ大統領は、たいへん演説がうまくて高評価だったわけですが、
>演説の中では具体的な政策をほとんど語りませんでした。
>オバマ大統領が語っていたのは、夢とか理想とかビジョンでした。
>アメリカ大統領選挙は、それでよいのだと思います。
>
>しかし、現職大統領になれば、賛否が分かれる政策判断を求められ、
>賛成の人はいいですが、反対の人はだんだん不満が出てきます。
>当たり前のことですし、仕方のないことです。
>
>あのオバマ大統領でさえ、具体的な政策実行になれば敵が増え、
>次の大統領選挙は危ないんじゃないか、と言われています。
>
>野田さんも演説上手な点はオバマ大統領に似ているかもしれません。
>オバマ大統領以上に人気が急落する可能性は高いでしょう。
>野田新総理に対しては、霞が関全体が応援し、マスコミも高評価、
>経団連もあたたかく、公務員労組も支持してくれるでしょう。
>
>しかし、今の時代に誰にも痛みを伴わない政策なんてありません。
>霞が関、公務員労組、経団連といった既得権擁護の御三家が、
>全員一致して賛成できるのは、消費税増税くらいです。
>消費税増税だけを優先するのじゃないかと心配です。
>
>これから必要なのは「戦う改革」だと思います。
>公務員制度改革で公務員労組と戦い、歳出削減や独法改革で霞が関と戦い、
>規制改革で業界団体と戦い、金融政策で財務省・日銀と戦い、
>
>いろんな摩擦を覚悟の上で改革を進めることが必要だと思います。
>野田さん流の「ノーサイド」で大丈夫かな、と不安になります。
>
>
>このブログのURL
> http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-c091.html
>
>
>□2 2011年9月12日 (月) 9月11日に考える
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>先週は出張でパソコンにアクセスできる環境ではなく、
>しばらくブログをお休みしておりました。
>アクセスしていただいた方、たいへん失礼しました。
>
>さて、今年も9月11日がやってきました。
>いろんな意味で節目になる日です。
>
>あの9・11テロ事件から10年がたちました。
>私はあのニューヨークのテロ事件の頃インドネシアにいました。
>CNNを見ていたら飛行機がビルに衝突する映像が飛び込んできて、
>とても現実のことだとは思えなかった思い出があります。
>
>その後のイラク戦争やアフガン戦争の原因となり、
>多くの国の国内政治の大きな影響を与え、
>大きな歴史の転換点となった事件でした。
>今でもその影響は継続しています。
>
>今年の9月11日は東日本大震災から半年でもありました。
>震災後に9回ほど被災地に行きましたが、そのすさまじさは、
>これまで見た海外の災害よりも強烈な印象を受けました。
>
>インド西部地震、スマトラ沖津波の被災地等を見ましたが、
>震災前と震災後のギャップということでは一番悲惨でした。
>
>そして私にとっては6年前の9月11日が初当選で、
>衆議院議員生活6周年の記念日でもありました。
>学校制度でいうなら、やっと小学校卒業という段階です。
>まだまだ学ぶこともやるべきこともたくさんあります。
>震災復興は始まったばかり、テロとの戦いは継続中であり、
>私の議員生活はやっと小学校卒業程度です。
>いろんなことを思い出し、決意を新たにした9・11でした。
>
>
>このブログのURL
>http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-ed23.html
>
>
>□3 2011年9月13日 (火) 4日だけの臨時国会
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>今日からわずか4日間だけの臨時国会がスタートして、
>野田新総理の所信表明と代表質問後に閉会しそうです。
>
>なんと中途半端な国会でしょうか。
>
>多くの国民(特に被災者)はあきれていると思います。
>震災対応関連の法案や三次補正予算の審議もあるので、
>国会をずっと開いておく通年国会が望ましい位です。
>
>野田新政権は、自信がなくて、野党の追及が怖くて、
>国会を短く済ませようとしているのが明白です。
>
>鉢呂経産大臣の失言による辞任は予想外の事態でしたが、
>外交や防衛といった重要ポストに素人大臣を就けており、
>それも大きな不安材料のひとつです。
>
>野田総理が国会を開きたくない原因は、容易に想像できます。
>しかし、民主党代表選に立候補して新総理に選ばれた以上は、
>嫌でも国会で自らの考えを述べ、野党の追及にも正面から応え、
>困難な状況を乗り越え、問題を解決しなくてはいけません。
>
>高支持率でスタートしたのに、最初から逃げ腰とは・・・
>小さい頃によく近所の用水路や小川でドジョウをとりましたが、
>つかみどころがなく、逃げ足が速かったのを思い出しました。
>
>ドジョウ内閣に期待は持てそうにありません。
>
>
>このブログのURL
> http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-e818.html
>
>
>□4 2011年9月14日 (水) 政治家と役所の関係
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>
>前原政調会長が国交相時代に八ツ場ダムの工事中止を宣言しましたが、
>国交省関東地方整備局は「建設が最も望ましい」と発表しました。
>国交省の担当部署が、専門家を交えて検証した結果だそうです。
>
>それに対して、前原氏は「なぜこのタイミングなのか。事前説明もない。
>極めて不愉快だ」と述べ、不快感を表明したそうです。
>さらに「当時の大臣に事前に説明がないことも、極めて不愉快な思いだ」と
>付け加えているので、そうとう頭にきているのでしょう。
>
>前原氏の発言に対して、私は二つの点で違和感を覚えます。
>
>第一に「元大臣」にいちいち役所が説明に行くことは、必須ではありません。
>役所から見れば、現職大臣に対しては報告し、指示を仰ぐべきですが、
>「元大臣」(何人もいます)に対して報告し、指示を仰ぐ必要はありません。
>「元大臣」は役所の指揮命令系統には入っていません。
>
>権限と責任は、表裏一体であるべきです。
>「元大臣」という責任を負う立場にない政治家が、
>役所の指揮命令系統に介入するのは越権行為です。
>
>権限のない政治家が、役所のやることに陰で介入すべきではありません。
>役所のやり方に問題があると思うのなら、国会の委員会で問い質したり、
>質問主意書で内閣に質問したり、メディアを通じて世論に訴えるべきです。
>
>前原氏の場合は、与党の政調会長ですから、もっとも簡単なのは、
>国交大臣に対して、与党の政調会長として意見することです。
>大勢のプレスの前で国交省の役人に対して感情的な批判をするより、
>民主党議員でもある国交大臣に自分の考えを話せば済むことです。
>
>元大臣が「○○族」議員として陰で役所に権力を行使していたのが、
>古い自民党のやり方で、従来から批判をあびてきました。
>そういう古いやり方を一掃すべきというのが、政権交代時の民意です。
>最近進む「民主党の自民党化」の一例だと言えるかもしれません。
>
>もう一つの違和感は「極めて不愉快」という発言です。
>政治家が「愉快」だとか「不愉快」だとか、どうでもいいことです。
>前原さんの気分を良くするために、役所が存在するわけではありません。
>判断の基準は、政治家の感情ではなく、公共の利益にかなうか否かです。
>政治と行政は、政治家の満足感ではなく、公共の利益のために存在します。
>
>前原さんは二つの点で勘違いをなさっています。
>1)責任を負わず権限のない人は、正統でない権限を行使してはいけません。
>2)政治家の判断基準は、愉快・不愉快ではなく、公の利益にかなうか否かです。
>
>この二つの勘違いを直さないと、総理大臣として不適格だと思います。
>
>
>このブログのURL
> http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-7e13.html
>
>
>□5 2011年9月15日 (木) 「正心誠意」の中身は?
>-----------------------------------------------------------------------
>
>野田総理の所信表明演説は、比較的好意をもって受け入れられ、
>滑り出しはそんなに悪くなかったように思います。
>
>しかし、野田総理の所信表明演説とその後の質疑を聴いて、
>野田総理の「正心誠意」の中身に疑問がわいてきます。
>野田総理の言葉遣いは丁寧で、低姿勢な答弁が多いのです。
>
>しかし、重要なところでは野党の意見に耳を貸さず、強硬です。
>重要なところでは強硬姿勢、重要でないところでは低姿勢。
>慇懃無礼といってもよいかもしれません。
>
>国会会期を4日間にして、予算委員会の質疑を避けて、
>先の国会の積み残し法案の審議も先送りとなりました。
>野党は全党一致して国会の延長を提案しておりますが、
>民主党はゼロ回答のつもりのようです。
>野党に協力を求める一方で、野党の要請には答えません。
>
>みんなの党は震災対応のために通年国会が望ましいという立場です。
>4日間で国会を閉じるなんてとんでもないと思います。
>
>国会をいったん閉じて、10月にまた再開するつもりのようですが、
>間を空けずに再開するなら、国会を継続させておけばよい話です。
>国会の開会式のために天皇陛下に二度もお越しいただくことになり、
>その警備や手続きを考えても二度手間になり、無駄が多いです。
>
>野田新政権の逃げの姿勢、一見すると低姿勢、実は強硬姿勢。
>これのどこが「正心誠意」なのでしょうか?
>
>
> このブログのURL
> http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-4eaf.html
>
>
>□6 2011年9月16日 (金) 国会会期延長か?
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>
>これから(朝9時から)与野党幹事長会談です。
>
>報道によれば、与党から会期延長の申し出があるようです。
>そもそも火曜日に開いて金曜日に終わるという、
>わずか4日間の国会を企画したのが間違いです。
>
>新政権の所信表明と質疑、予算委員会の質疑に加えて、
>震災関連の急ぎの法案を成立させるためには、
>少なくとも3〜4週間は必要になります。
>
>4日間で逃げ切ろうとする野田新体制の誤った戦略は、
>さっそく見直しを迫られることになりました。
>
>当たり前のことです。あまりにも浅はかな判断でした。
>
>
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