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> 平成24年1月28日
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>少し遅いかもしれませんが、新年明けましておめでとうございます。
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>七尾市に住んでいる人もそうでない人も、今年も変わらず七尾市を応援していただければと思います
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>応援といえば、3月11日に「能登和倉万葉の里マラソン2012」が和倉温泉周辺で開催されます。今回参加するランナーは「7,547人」。大会史上最多の参加者数となりました。
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>昨年6月に国内初の「世界農業遺産」に認定された『能登の里山里海』を巡る風光明媚なコースは、全国の多くのランナーから高い評価をいただいています。
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>参加者のエントリーは締め切りましたが、冬の能登は、『能登かき』『寒ブリ』『能登なまこ』など新鮮な海の幸の宝庫となる時期です。
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>冬の食材をメインにした各種イベントも行われますので、ぜひ能登・七尾へお越しください。
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>それでは、「第92号」をお届けします。
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>七尾市公式フェイスブック&ツイッターをチェック!!(12月5日からサービスを開始しました)
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>七尾市では、"ななおファン"を増やし、市民と行政間の親近感を生み出すことや、七尾市の将来像『人が輝く交流体感都市』に取り組む一つの方法として、七尾市公式『facebook&Twitter』の運用を開始しました。
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>これらを使って今まで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「フロー」や「いいね!」をよろしくお願いします。
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>詳しくは⇒
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>■フェイスブック(表示名「七尾市役所」)
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>http://www3.city.nanao.ishikawa.jp/guide/svGuideDtl.aspx?servno=3014
>
>■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」)
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>https://twitter.com/#!/
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> ご意見、ご要望などは下記まで
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> ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
> 発行:七尾市企画経営部広報広聴課
> 電話 0767−53−8423
> ファクス 0767−52−2812
> E-mail koho@city.nanao.lg.jp
> ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
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>〜〜〜●第92号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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>1.能登島ごっつおまつり 【特別イベント:2月5日(日)】
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>2.七尾海鮮七輪まつり 【2月11日(土)〜12日(日)】
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>3.里山里海に親しむ いなか体験・ななお 第3弾
> 〜定置網漁の学習と巻きぶりづくり〜
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> 【申込期限:2月10日(金)、開催日:2月19日(日)】
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>4.七尾湾能登かき祭 【特別イベント:2月25日(土)〜26日(日)】
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>※ 市内各施設のイベントについて
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>☆北國新聞「七尾ニュース」
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>☆★☆ 1.能登島ごっつおまつり 開催中 ☆★☆
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>地元産の魚ならではの、納得の鮮度と価格!!
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>能登島に泊まって「ぴんぴん鍋」と「ぴんぴん膳」を食べましょう。
>
>■開催期間 2月29日(水)まで
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>【特別イベント】
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>■日 時 2月5日(日)午前10時から午後3時まで
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>■場 所 道の駅のとじま 特設会場(七尾市能登島向田町)
>
>■内 容 タラ料理、カキ貝炭火焼、特産品販売など
>
>
>(問)能登鹿北商工会能登島支所 電話 0767−84−1087
>
> http://n.rokuhoku.shoko.or.jp/contents/local/744
>
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>☆★☆ 2.七尾海鮮七輪まつり ☆★☆
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>能登・七尾の冬海の幸、山の幸が、今ここに勢ぞろい!
>
>お得な前売り券も販売中です。ぜひお越しください。
>
>■日 時 2月11日(土)〜12日(日)
>
> 午前10時から午後4時まで(※両日とも)
>
>■場 所 七尾市 たちばな公園(市内中心部)
>
>■内 容 地魚浜焼きセット、焼きがきセット、地酒カクテル など
>
>
>(問)七尾商工会議所 電話 0767−54−8888
>
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>☆★☆ 3.里山里海に親しむ いなか体験・ななお 第3弾 ☆★☆
> 〜定置網漁の学習と巻きぶりづくり〜
>
><定置網って何?巻きぶりって何?>
>
>天然の生簀(いけす)、富山湾で獲れる「いきいき七尾魚」について学びましょう。
>
>魚はどのようにとれるのか?漁師さんに教えてもらいましょう。
>
>獲れた魚の選別作業も見学し、朝ごはんは朝とれの「漁師めし」を体感します。また、巻きぶりづくり体験は、古き良き食文化を、ここに住む人々が伝統的に守り育んできたものと感じてもらえることでしょう。
>
>寒い早朝の体験ですが、ぜひご参加ください。
>
>
>■日時 2月19日(日)
>
>■場所 佐々波漁港(七尾市佐々波町)
>
>■集合場所 午前5時30分
>
>■募集対象 子どもと保護者 10組(※先着順)
> ※子どものみ、大人のみの参加はできません。
>
>■参加費 ひとり3,500円(1組7,000円)
> ※小学生未満の子どもは無料
>
>■募集締切 2月10日(日)
>
>■内容(※体験時間は予定です)
>
> 午前6時〜 定置網漁と魚の選別作業見学(漁師さんから学びましょう)
>
> 午前7時〜 さざなみ朝市体験(さかなについて学びましょう)
>
> 午前8時〜 朝ごはん(朝とれ「いきいき魚」で漁師めしを体感!)
>
> 午前9時〜 巻きぶりづくり(巻きぶりって何?地元の人から学びましょう)
> ※巻きぶりはお持ち帰りOK!
>
> 正 午 終了・解散
>
>(問)七尾市子ども農山漁村交流プロジェクト受入協議会(観光交流課内)
>
> 電話 0767−53−8436
>
> http://www.city.nanao.lg.jp/other/yumegakkou/program.html#20120219
>
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>☆★☆ 4.七尾湾能登かき祭 ☆★☆
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>1月8日(日)から「七尾湾能登かき祭2012」が始まっています【3月4日(日)まで】。今年も中島・田鶴浜・能登島地区の協賛店でのオリジナルかき料理やコース料理が食べられる「期間イベント」と、殻付き「能登かき」の炭火焼きや能登の特産品が食べられる「特別イベント」の2つのイベントを行います。
>
>カルシウム・亜鉛・鉄などのミネラルやビタミン類が豊富なため、「海のミルク」とも呼ばれる、鮮度抜群の『能登かき』を食べにお越しください。
>
>【特別イベント】
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>■日 時 2月25日(土)午前10時から午後4時まで
>
> 2月26日(日)午前 9時から午後3時まで
>
>■場 所 能登演劇堂前 特設会場(七尾市中島町中島)
>
>■内 容 殻付き「能登かき」の炭火焼、特産品販売など
>
>
>(問)能登鹿北商工会 電話 0767−66−0001
>
> http://n.rokuhoku.shoko.or.jp/info/local/1606
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>★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★
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>◎ 能登島ガラス美術館 TEL 0767-84-1175
> → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html
>
>◎ 七尾美術館 TEL 0767-53-1500
> → http://nanao-art-museum.jp/
>
>◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国 TEL 0767-54-0300
> → http://www.notorannokuni.com/
>
>◎ 能登演劇堂 TEL 0767-66-2323
> → http://www.engekido.com/schedule2008.html
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>01:昭和初期の風景再現/能登島長崎町/里山再生の間伐材利用
>02:交通安全看板作り、児童見守る/池崎の山岸さん、事故で母亡くし
>03:花嫁のれんでふるさと学ぶ/和倉保育園児が彩色/2月にお披露目
>04:園児の安全へ防災頭巾づくり/高階地区/女性有志が75枚
>05:芝居小屋活用へ全国会議/5月にシンポ/府中町の「でか小屋」が縁
>06:能登島でオリーブ生産楽しんで/4月に共同栽培制/交流人口拡大目指す
>07:古代米、南相馬市へ/藤橋の山田さんら栽培/幼稚園、小中学校給食に
>08:新幹線時代へ能登、下北/半島誘客、知恵出し合う、来月に講演会
>09:竹とんぼ、天まで届け/友人の遺志継ぎ製作/藤野町の川部さん
>10:
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>〈01〉2011/01/03付朝刊——————————————☆
>◎昭和初期の風景再現/能登島長崎町/里山再生の間伐材利用
>
> 七尾市能登島長崎町の住民団体「能登島自然の里ながさき」は今年、海沿いに建っていた舟小屋や製塩用のいろりなど、同町の昭和初期の風景再現に乗り出す。里山再生で切り出した間伐材を使い、長老の記憶を頼りに整備を進める。
> 同団体の室屋哲生(むろや・てつお)代表らによると、終戦直後まで同町には海水を煮詰めて塩を作る小屋が多数あった。海沿いには、わらぶきの三角屋根が特徴の舟小屋が10棟並び、個性的な景観を作り出していた。
> 計画では、同団体のマツタケ山の再生事業で出る間伐材を材料に、舟小屋2棟を再現する。さらに町内の古い小屋を分解、再利用して資料棟を設け、同町で確認された生物の標本展示や里山里海の環境保全活動の様子を紹介する。
> 資料棟には製塩用のいろりも設け、塩づくりの経験がある90代の町民の指南により、海水から塩を作る。塩はみそなどの材料とする。
> 能登島東部の海岸沿いに位置する同町は、県指定の先駆的里山保全地区。同団体には全24世帯の30人が加入し、マツタケの特産地だった里山の再生や山や海の生物多様性確保、耕作放棄地の活用、ビオトープ整備なども進めてきた。
> 室屋代表は「長崎の里山里海を広く発信し、ふるさとを離れた子どもたちが将来誇りを持ってUターンできる町にしたい」と語った。
>
>〈02〉2011/01/11付朝刊——————————————☆
>◎交通安全看板作り、児童見守る/池崎の山岸さん、事故で母亡くし
>
> 七尾市の高階っ子ボランティア委員会の山岸二六(じろく)委員長(71)=同市池崎町=は4月に地元の高階小や有磯小に入学する地元児童のために、交通安全を呼び掛ける看板32枚を制作している。
> 看板はベニヤ板製で高さ約50センチ。石川国体のマスコット「元気くん」をかたどり、「とびだしちゅーい」の文字を記す。昨年10月から作業を始めさびや腐敗を防ぐため、ペンキを6度塗り重ね、仕上げている。
> 山岸さんは、母を交通事故で亡くしたことから、ボランティアで通学中の児童を見守るなど交通安全を訴え続けている。「事故はあってはならないこと。痛ましい気持ちをもう二度と味わいたくない」との思いから、8年前から看板作りを始め、新入学児童に交通ルールを守る大切さを伝えている。
> 看板は4月に新入生に手渡し、児童の家の前などに設置してもらう。
>
>〈03〉2011/01/12付朝刊——————————————☆
>◎花嫁のれんでふるさと学ぶ/和倉保育園児が彩色/2月にお披露目
>
> 七尾市和倉町の和倉保育園は、園児をふるさとの伝統文化に親しませるために園オリジナルの花嫁のれんの制作を始めた。11日は同園で年長児14人が彩色(さいしき)作業を行い、和倉温泉にちなんだサギなどの絵柄を加賀友禅で浮かび上がらせた。
> 同市一本杉町の「きもの処凛屋(どころりんや)」店主の若林啓(さとる)さん(33)と保育士が約3カ月かけて図案を作製した。和倉温泉で足の傷を癒やしたといわれるサギ2羽と七福神の道具などが華やかに配されている。
> 園児は20色の染料を使って、約1・8メートル四方ののれんに描かれた下絵に沿って慎重に筆を動かし、色をさした。完成した花嫁のれんは、2月25日に同園で開かれる茶会での披露を皮切りに、園の行事などで使う予定。
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>〈04〉2011/01/15付朝刊——————————————☆
>◎園児の安全へ防災頭巾づくり/高階地区/女性有志が75枚
>
> 七尾市高階地区の女性有志は東日本大震災を教訓に、地元の高階保育園の園児に贈る防災頭巾づくりに取り組んでいる。同地区民生児童委員協議会が手縫いのぬくもりを感じさせる頭巾は万一の際、体を守るだけではなく心の支えにもなるとして協力を呼び掛けたところ、40〜80代の女性24人が共感し、せっせと針を運んでいる。
> 12日には同市高階公民館で、頭巾を使用した経験のある元民生委員の稲垣津多子(つたこ)さん(78)が寸法や生地の縫い方などを指導した。
> 頭巾の長さは約50センチで、頭から胸まで覆うことができるほどの大きさ。参加者はそれぞれ自宅で手分けして、園児分60枚と保育士分15枚を作っている。今月内に仕上げ、来月、同保育園に贈り、使い方を指導して、園児の防災意識向上にひと役買う。
> 同地区民生児童委員協議会の天井啓子会長(72)は「防災頭巾を通じて命の大切さや、いざというときの身の守り方を学んでほしい」と話した。
>
>〈05〉2011/01/16付朝刊——————————————☆
>◎芝居小屋活用へ全国会議/5月にシンポ/府中町の「でか小屋」が縁
>
> 古くから地域に残る芝居小屋を生かしたにぎわいづくりの手法を探るため、七尾市で5月、「全国芝居小屋会議」が開かれる。農村歌舞伎や演芸場の復元、活用に取り組む国内各地の団体有志約60人が集まる見通しで、関係者は貴重な歴史遺産を保全する機運を高めたいとしている。
>
> 会議は毎年全国各地で開催されており、七尾市では5月13、14日の2日間開かれる。秋田をはじめ、群馬、愛媛、福岡などから参加する。
> 初日は七尾市府中町に残る芝居小屋「でか小屋」が藩政期後半に作られ、国内に現存する中で2番目に古いとみられることを突き止めた賀古唯彦(かこただひこ)氏=高岡市=と一緒に小屋を見学。七尾の文化に精通する作家森まゆみ氏の基調講演、市民団体有志によるシンポジウム、2日目は総会を予定する。
> 初日夜は「夜なべ談議」と題し、和倉温泉の旅館で参加者が芝居小屋による地域活性化策について自由に意見を述べ、小屋の管理方法や各地でのまちづくりの手法を考える。
> 七尾のでか小屋の再生を目指す「でか小屋再生おせっ会」が事務局を務める予定で「国内各地から幅広い意見をいただき、でか小屋のよりよい活用方法を見出したい」としている。
>
>〈06〉2011/01/18付朝刊——————————————☆
>◎能登島でオリーブ生産楽しんで/4月に共同栽培制/交流人口拡大目指す
>
> 七尾市能登島でオリーブを生産する農事組合法人「ラコルト能登島」は4月、県内各地から募ったボランティアと一緒にオリーブを育てる「共同栽培制度」を導入する。七尾西湾周辺の風景を楽しみながら作物を育てる喜びを味わってもらう。収穫まで3〜5年間、ボランティアが島を訪れることで、交流人口拡大も図る。
> 県内各地から公募した人たちをオリーブ栽培の応援団と位置づけ、同市能登島半浦(はんのうら)町にある約600平方メートルの斜面で同法人会員とともに苗木の育成に取り組む。
> 土地は所有者である社会福祉法人石龍(せきりゅう)会がラコルト側に無償貸与する。七尾西湾や和倉温泉街が一望できる場所にあり、栽培だけでなく美しい景観を楽しむこともできる。
> オリーブは果実が収穫できるようになるまで3〜5年かかるため、参加者は定期的に島を訪れ、住民との交流を広げることが期待される。
> 将来的には、近くで石龍会が運営する老人ホームを利用する高齢者も栽培に参加してもらい、農作業を通して健康づくりを促進する「園芸福祉活動」を進める計画である。
> ラコルト能登島は「たくさん人を島に迎え、にぎわいが生まれればうれしい」としている。
>
>〈07〉2011/01/20付朝刊——————————————☆
>◎古代米、南相馬市へ/藤橋の山田さんら栽培/幼稚園、小中学校で給食に
>
> 七尾市藤橋町の農業山田重隆さん(67)らが育てた古代米が19日、東日本大震災で被災した福島県南相馬市の小中学校全校と市立幼稚園計25カ所の給食で振る舞われた。古代米の一部は複数の品種を分けて稲を植え、「がんばろう東日本」と描いた田んぼから収穫した。能登半島地震から復興を遂げた七尾から、「たくましく過ごして」との願いが託された古代米を、子どもたちはしっかりかみしめた。
> 山田さんや同市本府中町の本宮保育園年長児20人らは昨年、「がんばろう東日本」の文字と日本地図、漫画キャラクター「タイガーマスク」を田んぼに描いた。
>その稲から古代米の一種「紫黒米(しこくまい)」計35キロを選んで、園児とともに米袋を箱詰めし、田んぼの写真や説明文などを添えて、昨年12月に南相馬市へ贈った。
> 七尾の古代米は19日、南相馬市の小学校全16校、中学校全6校、公立幼稚園全3園の給食で「紫黒米入りご飯」として出された。同市の原町第三小では、児童が桃色に色づいたご飯に興味津々。口に運んで「おもちみたい」「甘い」と歓声が上がり、お代わりする児童もいた。
> 山田さんが贈った田んぼの写真が展示され「タイガーマスクみたいに強くなる」と市教委職員に話す男児もいたという。給食前には、全校・園で「能登半島地震で被災したから、被災者の気持ちが分かる。頑張ってほしい」との山田さんのメッセージが紹介され、児童生徒は神妙な面持ちで聞き入った。
> 南相馬市では、小学校7校、中学校2校が、地震や津波で破壊されたり、福島第1原発事故の警戒区域入りして使えなかったりして仮設校舎が設けられている。仮設住宅や市の借り上げ住宅に住む子どもも多い。南相馬市教委の鈴木美智代主任栄養士は「子どもたちは、自分たちを応援してくれる人がいると感じて安心すると思う。元気を頂き、感謝したい」と話した。米を贈った山田さんは「能登から元気を届けたかった。子どもたちは強く生きてほしい」と期待を込めた。
>
>〈08〉2011/01/20付朝刊——————————————☆
>◎新幹線時代へ能登、下北/半島誘客、知恵出し合う、来月に講演会
>
> 2014年度末の北陸新幹線金沢開業を控え、七尾市観光協会は青森県の下北半島6市町村の団体でつくる下北観光協議会との交流を本格化させる。新幹線の終着駅から離れた半島部に観光客を呼び込むという共通課題に向けて互いに知恵を出し合い、新幹線を活用したまちづくりや商業活性化策を立案する。
> 手始めに下北半島の先端部に位置するむつ市の中嶋達朗経済部長を2月下旬に七尾市に招き、旅館や商店街などの関係者と意見交換。下北半島北部を巡る周遊バスの運行や地元飲食店で利用できる特典付きの2千円分共通食事券を観光客に配布するなどの取り組みを学ぶ。今後も定期的に会合を持ち、誘客策を探る。
> 2010年12月の東北新幹線青森開業を受け、下北半島では観光誘客が急務の課題となっており、七尾市観光協会は昨年10月、むつ市を訪れ、地域挙げての取り組みを視察した。新青森駅からむつ市に到着するまでバスや在来線で2時間半を要するなど能登半島と地理的条件が似ていることから、誘客へ協力し合うことを決めた。
> むつ市など下北半島6市町村は半島全体の魅力を高めるため、100ページの観光冊子を年間12万部発行し、全国で誘客キャンペーンを実施するなどの取り組みも積極的に進めている。下北観光協議会は和倉温泉の取り組みを参考にしたいとしており、七尾市観光協会は「新幹線という大きな武器を最大限に活用するため、さまざな考えを取り入れたい」としている。
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>〈09〉2011/01/21付朝刊——————————————☆
>◎竹とんぼ、天まで届け/友人の遺志継ぎ製作/藤野町の川部さん
>
> 県生涯学習インストラクターの会の川部謙三会長(75)=七尾市藤野町=が4月に小学校に入学する園児に贈る竹とんぼづくりに励んでいる。昨年秋に死去した会員の遺志を受け継いだもので、川部さんは真心の大切さを伝えたいとしている。
> 同会は10年ほど前から卒園する保育園児に竹とんぼを贈ってきた。製作の中心となっていたのは同会会員で、昨年10月に92歳で亡くなった通實(とおりみのる)さん=同市一本杉町=。1日20〜30本のペースで仕上げ、今年3月に子どもたちに渡すのを楽しみにしていたが、かなわなかった。
> 葬儀の翌日、通さんの三男外浩さん(51)らが川部会長の自宅を訪れ「父が作り残したものを受け継いでください」と製作途中の竹とんぼ約千本を手渡した。
>「一本一本に通さんの思いが詰まっている」と感じた川部会長は、通さんの真心を伝えるのが自身の使命であると考え、製作を引き継ぐことを決意したという。
> 3月までに約500本を完成させ、外浩さんと一緒に同市役所に届け、市内全保育園に配布する。残った竹とんぼは来年の年長児に贈る予定で、川部会長は「将来に向かって大きく羽ばたいてほしいとの思いを込めて懸命に作り続けた通さんのことを、いつまでも忘れないでほしい」と話した。
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>〈10〉2011/01/22付朝刊——————————————☆
>◎七尾の寒ブリ極上の味わい/定置網漁業振興会/和倉で初のイベント
>
> 七尾の寒ブリの味を発信する初の料理イベント「いきいき七尾魚 七尾の寒ぶりを味わい尽くす」は21日、同市和倉温泉の旅館「多田屋」で開かれ、県内各地の70人が、寒ブリ尽くしの会席料理10品で七尾の冬を代表する極上のうまみを堪能し、関係者は、知名度で先行する氷見のブリに負けない七尾の味をPRした。
> 七尾・能登島定置網漁業振興会が初めて開いた。料理は「七尾の寒ブリ会席」と名付け、同旅館の酒井誠史(せいじ)料理長が創作した。ブリの皮を使った先付をはじめ、ブリのたたきやステーキなどに続き、この日の朝、佐々波鰤(ぶり)網が水揚げしたブリの解体ショーが行われ、参加者を驚かせた。
> 七尾の寒ブリを味わった参加者からは「七尾のブリを見直した」と歓声が上がった。小松市から友人2人と訪れた女性(48)は「普段買うブリとは別物みたいにおいしい」と刺し身を頬張った。同振興会によると、定員70人に対し約100人から問い合わせがあり、関心の高さをうかがわせた。
> 同振興会長の勝木省司佐々波鰤網社長が「七尾の寒ブリを心ゆくまで味わってほしい」とあいさつ、県漁協の中谷英明代表理事副組合長の発声で乾杯した。振興会副会長の一瀬保夫岸端定置網組合長が「氷見ブリの半分以上は七尾産が占める。ぜひ七尾のブリを食べてほしい」と閉宴あいさつをした。
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