住民票ガイド

2011年8月23日火曜日

Fw: 峰崎直樹「官邸お庭番日誌」第46号

>皆さんこんにちは!峰崎直樹です。
>今まで名刺等交換させて頂いた方々や、御支援を頂いた方々に配信させて頂きます。
>恐縮ですが、メールの配信をご希望されない方は「配信停止」をsapporo@minezaki.net までご連絡ください。
>また、ご質問、ご意見がございましたら、あわせて上記のアドレスまでご連絡ください。
>☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆
>官邸お庭番日誌 第46号 
>2011年8月22日
> お盆休みもつかの間、いつ代表選挙になるのか日程が明確にならないまま、民主党は菅総理の事実
>上の退陣表明を受けて、新代表選びの戦いに突入したようだ。野田財務大臣に続いて馬淵前国土交通
>大臣、海江田経済産業大臣さらには鹿野農林水産大臣と続き、今後も世代交代のチャンスとみていろ
>いろな政治家が名乗りを上げるようだ。どんな論戦が戦わされるのか、今後の展開を見なければなら
>ないのだが、立候補に必要な国会議員の推薦人20人を集められるのかどうか、まずは最初の関門だろ
>う。
>■やはり、数は力という田中角栄のDNAは脈々と続くのか
> 今回の代表選挙は、来年9月までの残り1年の任期でしかなく、本格的な党員参加のもとでの代表選
>挙ではない。そのため、国会議員400人足らずの投票によって選出されるわけで、小沢一郎元代表
>率いるグループに属する議員が100名以上いるともいわれ、さらに鳩山前総理のグループも、グルー
>プの実体として空洞化しつつあるとはいえ、約30名近くいて、小沢グループと今後提携していくとさ
>れており、小沢、鳩山両氏の意向が大きく作用しそうな状況になっている。どうやら、小鳩連合は反
>菅路線を明確に求めているし、立候補しようとする方たちの中には、小沢、鳩山詣でを進めている人
>もいるようで、なかには小沢一郎氏の権利停止処分に対して、代表になればそれを復権させたいと述
>べるなど、これまでの党内状況が大きく様変わりし始めている。やはり、数は力、という田中角栄氏
>以来のDNAが継続されているようだ。マニフェスト原理主義が再び民主党政権で広がることを思う
>と、これまでのマニフェストの見直しや、社会保障・税一体改革とは何だったのか、という暗澹たる
>気持ちになってしまう。今後の代表選挙の展開を注目したいが、なんとも複雑な思いが募る。国民が
>何を求めているのか、狭い党内力学だけでなく広く日本の政治に求められていることを堂々と論戦し
>改革を進めてもらいたいと思う。
>■最悪はEU、続いてアメリカ、相対的にマシな日本が買われ、円高騰へ
> さて、経済の動きから目が離せなくなってきた。世界的な財政危機・金融不安の動きが日本経済を
>覆い始めており、他方で中国など新興国ではバブル崩壊やインフレの高進により国内治安体制にも影
>響が出始めている。先進国経済では、リーマンショック以降、世界的な財政・金融政策によって、な
>んとか小康状態を保っていたのだが、昨年のギリシャ危機に始まったEU諸国の財政危機は、スペイ
>ンやイタリーにまで波及すると予測され始め、1990年代の日本と同様、不良債権を抱えた金融機関が、
>貸し渋りや貸しはがしを進めるようになり、EU経済の停滞が先ず始まっている。中核となるドイツ
>とフランスは、何とか危機からの脱却に向けて協議を進め、救済策を打ち出すものの、抜本的な解決
>策にはほど遠く、前途はあまり展望が持てそうにない。また、アメリカについても、スタンダード&
>プアーズがアメリカ国債の格付けを下げたことから金融市場での不安定な動きが進み、ニューヨーク
>株式市場は大きく株価を下げ、景気のほうも失業率が9%代に高止まりをし、アメリカ経済の先行きも
>芳しくない。
>そうした中で、今回の金融危機の影響がほとんどなかった日本に対して、相対的に安定しているとみ
>られているのであろう、円相場は急騰し対ドルで1$=75円台にまで急騰している。週明けの東京市
>場でどのような展開を示すのか、円高が輸出に与える影響が強く出るだけに、株価へも悪影響が避け
>られず、日本経済の展望にもあまり明るさが見られない。為替介入を単独で実施したにしても、その
>効果は期待できないどころか、逆に外為特会の金利リスクや為替リスクが増大しており、得策ではな
>い。今一番問題なのは、デフレの長期化だけでなく、民間企業が海外市場に積極的に資本投下しなく
>なっていることにある。その改革に向けて、今後粘り強く継続して努力していく以外にない。
>■EUやアメリカは、日本経済が90年代にたどった道を後追いしている
> このような動きをみるにつけ、日本経済が1990年代にバブルがはじけた後の状況と、EUやアメリ
>カの今日の状況は、まことによく似たコースをたどっていることが指摘できよう。かつて、アメリカ
>のルービンやサマーズといった政府高官によって、日本の経済政策に対してあからさまな批判や政策
>介入に近いことが提起されていたことを腹立たしく思い出す。また、自分たちならバブルを起こして
>も、それを金融緩和を通じて早く治すことで日本のような状態にはならない、と豪語していた現在の
>FRBバーナンキ総裁ではあるが、結果的に量的緩和政策QE2を進めたものの、芳しい成果を得る
>ことなく、最近では今後2年間、実質ゼロ金利政策を継続するという時間軸政策を打ち出すなど、日
>本と同様の低成長・デフレ状態に悩み始めている。EUもジャパナイゼーションという言葉が飛び交
>うようになっており、日本経済は先進国のフロントランナーとして経済危機に直面し、先駆者として
>の貴重な経験を提供しているのだと言えるのかもしれない。今こそ、先進国経済が抱える共通課題解
>決に向けて、大きな役割を果たすべき時だと思う。
>■翁邦雄著『ポスト・マネタリズムの金融政策』はお勧めだ
> この夏休み、日銀時代に日銀の理論上のリーダーシップをとってこられた、翁邦雄京大教授の最新
>の著書『ポスト・マネタリズムの金融政策』(日本経済新聞社)を読み終えたのだが、バブル経済に
>対してFRBの「後始末戦略」とBISの「風に逆らう戦略」とが対立的にとらえられることが多か
>ったのだが、結果的にFRBの「後始末戦略」は、2000年のITバブルの崩壊のような信用不安にま
>で至らなかった場合は、事後的な金融緩和でうまく処理できたとしても、リーマンショックにまで至
>ったサブプライムバブルのように、信用不安にまで大きく影響したバブル(おそらく日本の80年代
>後半のバブルも同じ範疇にはいるだろう)に対しては、金融緩和だけでは解決できず、金融機関の抱
>えたバランスシートが大きく毀損していることの是正に時間がかかるとみている。
>■デフレからの脱却"消費税を段階的に引き上げ全額財政支出"を検討すべき
> また翁教授は、日本の抱えているデフレからの脱却について、いろいろと問題提起をしておられ、
>大変興味深い論点を提起されている。いちばん興味深かったのが消費税の段階的引き上げを通じて物
>価上昇を実現させる方法についての指摘であり、かの有名な『投機バブル 根拠なき熱狂』の著者で
>あるロバート・シラー教授が提起している「均衡財政乗数」の議論、すなわち、増税をして、その全
>額を財政サービスの購入に充てれば、債務残高を増加させずに経済を拡張的な影響を与えるという考
>えを、日本で消費税を毎年2%ずつ7年間上げて財政支出拡大に充てていけば、景気上昇とともに物価
>上昇を作り出すことは可能だ、と述べている点である。かつて、2000年代初頭にアメリカ経済学会の
>大御所であるフェルドシュタイン教授が日本経済の処方箋として最初に提起されたものであるが、か
>ねてより小生もデフレ脱却の方策として検討の価値はあると思ってきた考え方である。これ以外にも、
>翁教授のこの著作にはマネタリストの方たちが提起しているインフレターゲット論や政府紙幣発行に
>対する適切な批判など、多くの貴重な指摘が含まれており、大変参考になったことを指摘しておきた
>い。今後の民主党代表選挙でも、震災復興財源での復興債の日銀引き受け論や政府紙幣発行論など、
>いろいろと議論されるだけに、きちんとした問題提起の書として検討するべきだろう。それにしても、
>この翁教授の書かれたなかで、速水総裁と福井総裁の時代における金融政策決定の内実を明らかにさ
>れているのだが、それぞれの個性を含めて人間的な雰囲気を感じさせている点は、日銀時代に苦労を
>共にされただけに親近感を感じさせてくれている。そういった面からも、なかなか興味深い研究の書
>となっているように思える。
>
>☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆
>
>峰崎直樹プロフィール
>1944年10月14日生
>1992年参議院北海道選挙区初当選
>〜2010年 参議院議員3期18年任期満了
>2009年財務副大臣
>現在 
>内閣官房参与
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