>Webで見る(バックナンバー) ⇒ http://www.melma.com/mb/backnumber_187019/
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>放射線技師のつぶやき
>H22.8.7
>前回に引き続いて、放射線の影響の話し。
>
>今回はなぜ、低線量域での放射線の影響がわからないのか、
>ということについて。
>
>放射線の影響に限りませんが、影響の段階を考えてみると
>
>まず、物理現象が起きて、次に化学反応
>そして、生物学てきな影響に発展する。
>
>こういう段階を踏むと思います。
>
>
>
>これを放射線で置き換えると
>放射線があたり、まず電離・励起が起き活性酸素などの酸化物質ができる。
>（物理）
>
>次いで、活性酸素がＤＮＡを切断するなどの化学反応を起こす。
>（化学）
>
>ＤＮＡが切断されたことによりその修復などが起きる。
>うまくいかないとその細胞のＤＮＡに傷が残ってしまう。
>（生物）
>
>というように流れていくのですが
>
>酸化物質を捕まえる物質（名前を忘れてしまった、色々あります）の量が
>人それぞれ違い、当然最終的に残る酸化物質に差ができる。
>
>最後の生物学的な反応、ＤＮＡの修復、アポトーシスなども
>その修復などの反応の精度に個人差がある。
>
>ということで、
>同じ量の放射線を浴びてしまい、
>電離・励起で活性酸素ができてしまっても、その後の反応は
>人それぞれ、全く違った結果になってしまいます。
>
>当然、放射線の量が大きいとあまり関係がないのですが
>（前回出てきた、確定的影響が起きる）
>
>ここで、問題になる影響が発ガンだったりすると
>低線量域（100mSv以下）では、その人個人の生活習慣による問題などに
>放射線の影響がまぎれてしまう
>（生活習慣によるリスクと放射線のリスクでは生活習慣によるものが圧倒的に大きい）
>
>ということだそうで、もし発ガンが起きたとしても
>放射線によるものなのかどうかがわからない。
>
>ということになるようです。
>
>次回は、発ガンについて（忘れてなかったら）。
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